今日は20名くらい来てくれるのではないかと昨日のブログに書きました。結果、19名でした。まずまずでしょう。
先月来られた新人の女性、今日はちゃんと来てい呉れました。そして、吟も一人でちゃんとできるようになってきていました。また、新しい女性が一人来ていました。何とT先生の教室をやめた方で、Sさんと友達の方でした。はじめ遠慮していました。T先生のところにいたことを気にしていたのでしょう。
でもちゃんと私に挨拶をして事情を話してくれました。そしてこれから続けてくると約束してくれました。また、後半に入るときお一人入ってきました。 独吟の順番の時パスしましたので、最後に勧めてみましたらマイクを取りました。よくわかりませんので4本で音を取ったら高い声で出ます。すぐ6本に切り替えたら、それでやりとおしました。経験者か、今どこかの吟会に入っている現役かもしれません。とても上手でした。先月来てくれた男性は来ませんでした。
今日は前半「芳野懐古」をやりました。先月一度やって説明をしてありましたが、今日は素読の後こんな質問をしながら説明をしました。最初の「古陵」について、これは「みささぎ」です。どなたの「みささぎ」でしたかと質問。これはすぐに「後醍醐天皇」という言葉がみんなから返ってきました。また続けて、作者が行ったのはいつ頃ですかと聞いてみた。2月とか3月とか言っている人がいた、そこで月で決めないで「落花深き処」と書かれていることを指摘したら、花見の終わったころという答えになった。そのあと此の寺が如意輪寺で、ここには楠正行の「帰らじとかねて思へば・・・」の歌と矢じりで扉に名前を書いた事、その扉が現存していることを話してあげました。又「春寂寥」が、単に花の散った後の寂しさだけでなく、後醍醐天皇の陵に参る人も少なくなっていることへの思いが込められていることを話してあげた。
後半は「春夜 蘇軾」をやりました。此の詩では転句、結句が一寸むつかしいので説明をしてあげました。
予定通りの時間で終われました。やはりこの人数だとやりがいがあります。又時間も丁度良く進めることができます。交歓吟詠に出れる方は出てほしいとお願いしています。見学、懇親会参加だけの方も何人か出てきています。