紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草(日本ムラサキ)長月の生育状況

2016-09-11 19:06:42 | 紫草栽培

 「予期せぬ出来事を乗り越えて」
 9月の日本ムラサキ、強い日射を浴びて生育を続けている。
 日陰は好まない。遮光の必要性は苗を移植後の10日間程である。

 34℃を越える残暑の真昼に流石、頭頂部の先端の葉が萎えはしたが
 水分補給を得て枯れる事無く分枝の花茎は、更に分枝を出して続伸して行く。



 分枝は本葉の脇から出て30cm以上に伸びて花を咲かせ
 種子を付けて分枝から更に分枝が3本も出て続伸していく。
 本葉が13枚で花を咲かせてる株は13本の分枝を出し、その先で
 更に2〜3本の分枝を出して花茎は続伸するので、密生状態となる。




 隣家の例の青桐である。移植後間もない頃青桐の大きな葉っぱが苗の上に落ちて、
 苗を隠していた事があった。
 その後、時々枯れ葉が舞い落ちている事があったが、まさかの出来事であった。




 左奥の密生した箱形栽培装置の上に切り落とした枝が倒れ込んだようである。
 右の筒型栽培装置にも落ちて、小枝が残っていたがこちらは密生状態でもないので
 目立った被害は無かった。




 枝が折れて凹みが出来て、曲がった分枝は葉を裏にしたまま先端部が花を付けて
 分枝が直上して伸び始めた様だ。

 たまたま、1週間留守にしていて、その間の出来事で、早く気付いて直してやれば
 この凹みは出来なかったのかも知れない。




 これは、先端が打たれて枯れてその直ぐ隣に、分枝が出て伸び出したようである。



 これは落ちた枝の重みで折れた分枝だが、何とか持ち堪えて
 曲がったままで生育している。


   「ことあれど おおしくのびて わすれさり」 




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発芽後、1ヶ月の生育状況

2016-02-02 10:18:36 | 紫草栽培

  「2016. 2月如月、元旦に発芽の苗の生育状況の報告である」

 発芽に2~3日のズレがあり、その結果が生育の違いとして出ている。
 正月三ヶ日の苗として、それなりの生育状況である。




 発芽後、約1ヶ月、4週間の生育状況に於いて先行する4個がある。
 本葉が2枚広がり、3枚目の成長点が出て、伸び出す苗もある。
 急生育で本葉の位置が腰高になっている。



 本葉2枚が小さいながら広がり始めた2個である。



 本葉2枚が生育し始めた苗としては、上の2個と同じである。
 急生育の苗を見て、双葉の内に温室外に数日置いた故か、背丈が伸びていない。
 しかし、最も安定した生育形態かと思っている。




 10個の内で生育の遅い苗で、本葉が伸び出した苗と、
 本葉1本のみが大きくなり、2枚目の本葉の成長点の見えない苗である。
 心配な苗である。






  「めがでても なえそれぞれに ちがいあり」 

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紫草、双葉苗の移植

2016-02-01 19:38:44 | 紫草栽培

  「双葉の苗を別ポットに移植」

  休眠中のポットに発芽した苗を双葉の内に、別ポットに移植する。
  この双葉の苗を楊枝を使って、穴を掘り、根を痛めない様に掘り出す。




  双葉の根は真っ直ぐに伸び、地上部の4倍以上に達していた。
  根は分れる事無く、直下に伸びている事が解る。




  双葉から本葉が出始めてから、根は枝分かれするのではないかと推測する。



  移植して見ると小さな双葉の苗だった。
  今後の生育を見守って行く事になる。


    「ここちよき  ろーんいらずの しんきょかな」

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紫草(日本ムラサキ)苗の移植

2015-08-27 20:54:03 | 紫草栽培

  8月末に苗の移植
セルポットで成育中の苗を6cmのポットに移植、根を育てるとなると、どうしても大きなポットに移さなくてはならない。7、8月に発芽させた苗である。毎月10数粒の種を発芽させて来たが、秋を迎えて畑には移植する気にならない。


移植前のセルポットの苗。本葉が4~5枚の苗は7月の苗で本葉2枚、双葉の苗が8月に発芽した苗である。

本葉5枚の苗、最低気温が23℃を越えての発芽の苗は茎が急伸して苗としては姿の良いものではない。


根はまだポットの周りをグルグル巻く様にはなっていない。


本葉2枚の苗は、根もこの程度で移植も楽に済む。


移植後の苗を並べてみた。7月の苗は10本、8月の苗は12本であった。


7月の苗は既に4本がセルポットではなく1ヶ月も前に6cmのポットに移植して成育中であった。こちらの苗の方がしっかりした生育振り気付き、早めの移植を思い立った訳である。

 「あきふゆの そだちきにして なえうごく」

 「じきはずれ めをださされて まようなえ」
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紫草、元旦の双葉

2015-01-01 19:10:49 | 紫草栽培
元旦に双葉,紫草
2014年末に紫草の発根種をミニポットに伏せて置いた。4~5日前に固い殻を帽子の様にして顔を出したのだが、なかなか殻が取れないでいた。


2015年元旦双葉が顔を出した。お芽出度う!



右の双葉は4~5日前に双葉を開いている。



2015年の元旦は雪の舞う厳寒の真冬日であった。そんな中、温室で2014年産の紫草の種の発芽を見る事ができた。根付いたものの固い種の殻がとれないで帽子となって伸びてきた。殻が取れて双葉が顔を見せるのは明日1月2日か?
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