紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・2020定植準備(続)

2020-04-11 20:31:26 | 薬草・薬用植物
「栽培装置の敷設」
3組目の塩ビ波板加工仕様の栽培装置を設置する。
苗の定植数は1組目は120本、2組目は規模を縮小して60本となった。
3組目も60本の規模にした。課題は手間のかかり過ぎにあった。
土を耕し寄せて作る畝立てと違い、掘って出し入れる作業は倍以上の作業である。
規模を縮小しても手順によって作業効率が違う。
今回は全体を掘り下げて波板パーツをセットする。


20cmの深さで土を堀出す。その下に硬い地層がある。
そこにスコップを入れ掘り起こして石などを取り除く。
両サイドの仕切り波板を差し込み、起した土を踏み固めて固定する。
その後加工𝐖型パーツを入れる。


昨年は初めての事で、粘着テープを使っていたが、その必要は無かった。
45cmのおよそ半分は土で固定されるからである。波が合っていれば問題ない。


塩ビ波板はサイズ45×63cm波板と同サイズの加工𝐖型パーツである。
仕切り板を挟んで両面にセットすると千鳥の4列の畝となる。
𝐖型パーツには3個の苗を定植できる。
15×15×15cmの三角形内で苗の生育を見る事になる。


畑地から20cm高い設定である。
根が伸びる深さは50cmの余裕を持った栽培装置である。
収穫の紫根掘り作業を容易にしたいとの発想で思い付いた栽培方法に過ぎない。
畑南面を振り返ると桜が満開であった。崖下には小川が流れて居て水音は絶えない。
良き苗を定植したいものである。


室内苗床の現状である。良き生育振りである。
室内の最低気温は7°Cと低い。外は霜の朝である。
室外に出したいが、この気温ではまだ外に出す事は出来ない。
葉の広がりは未だロゼット状である。
畑の苗床は、先走って出た芽が消えていた。

 「はなさけど つめたきかぜに とおきはる」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする