The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2007 レディガフィ アジェンダ・アグリコーラ・トゥアーリタ

2012-04-21 04:54:08 | ワイン
昨晩は遅番でしたので、久しぶりに『元祖盛岡タンタン麺』で夕飯を済ませ、
家に帰って『ダルヴィッシュ』登場の『MLBダイジェスト』を眺めていましたら、
眠れそうな気がしてきまして、そいでもって床に付いたら、ココはどこ?ワタシはだれ?

気がついたら朝の4時半になっていまして、こうして今PCの前に座っております。
まあ、怪我の功名で今年二度目の『休肝日』を達成したわけなんですね。

さて、それにしても先日の『レディガフィ』!
凄いことになっておりました・・・



前にも述べましたが、ワタクシは『1999』と『2004』を飲んおります。

で、このワインは『2000年』にワイン・アドヴォケイトが、
『1997年』にはワイン・スペクテイター誌がパーフェクトをつけまして、
スーパースターの地位を獲得したわけですが、当時それを飲んでみた印象は、
どちらかと言いますと、とてつもない体格堅固にして、果実が沈んでいて、
華が無い、物凄いのは分かるけど、解けきれないという感じだったでしょうか・・・

ですから、他のスーパータスカンと同様に、
そのワインに目の飛び出るような対価を支払う気など到底ありえません!
てな感じでありました。

そして今回、この2007年物を飲んでみまして、だいぶ艶が出てきたな!と思ったんですね・・・

おそらくエノロゴ『ステファノ・キオッチョリ』の手法がフィットしてきたのもあるでしょうし、
もちろんスヴェレート地区のメルローの樹齢のこともあるのでしょう!

これはちょうど、こんな感じでしょうか・・・
世界各国のクラシックの名手を集めてオーケストラを組んではみたものの、指揮者が下手で具合が悪い!
そこへ技量のある指揮者がそれをまとめ、時間を経て大オーケストラとなった!

細かい紹介は割愛させて頂きますがそんな感じ!
これなら100%メルローで、これの上を行くものを探すのは、容易な事ではないのでしょう!

では、このメルローが本当に熟成の極みに達したらどうなるのか?

ボルドーのプルミエール・グラン・クリュ・クラッセが熟成することによって、
初めて味わう事のできる、あの複雑さと重厚さそして奥行き・・・
それと同じステージまでこの『レディガフィ』は行けるのかどうか?

そしてそれを確認できるまで、ワタクシは生きていれるのかどうか?
That Is The Question のような気がいたします。

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