The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1999 ル・クーポレ・ディ・トリノーロ トスカーナ IGT

2012-04-27 06:25:05 | ワイン
終日休みの木曜日ですが、朝は月末直前ゆえの雑事をこなし、
昼前には『みたけ』の大型書籍店舗へお邪魔をして、
アッチへ行ったり、コッチへ行ったり・・・



目当てのものをヤット見つけて、帰る頃には既に1時半!
気がつけば昼ごはんを食べるのを忘れてました。

腹ペコ状態が健康の維持に大事だよ!という最近の健康本の倣いに沿えば、
こんな事がフツーに起これば、カラダにイイのでしょうが、
忙しい普段には、まずはありえないことでして、
時間に追われて、腹は減ってないが、食べなきゃならん!
てな調子で食事をする毎日なんですね・・・

まあそんな緩い時間が流れる木曜日、何よりの休みとなっております。

さて、その日の夜は『自家製塩焼き豚を絡めたトマトソースのパスタ』を食べながら、



『1999年』物の『クーポレ・ディ・トリノーロ』を合わせてみました。



この『クーポレ・・・』、確かに13年の歳月を経て、角が取れて美味しくなっていました!
でも同じボルドー品種のセパージュでも、ホンマモンのボルドー・ワインの熟成感とは少し違うんですね。

じゃあ、何所が違うのか?見た目?香り?味わい?
総体的なバランスはもちろん違うけど、一番決定的に違うのは香りでしょう!

テロワはやはり香りに響きます!
細かい差異をつまびらかにするのもイイけれど、ここは割愛させていただき、
もしある程度の熟成期間をボルドー系品種を抱えるとなった場合、
同じコストを払って、ボルドーではなくイタリアを選ぶことは、
これは当方から見れば、並大抵のことではなく、タイヘンな事なんですね・・・

同じコストであれば、ですよ・・・

では、どんな時にイタリアワインを選ぶのか?それはやはり、食事との相性なんですね・・・



イタリアワインでなくては、どうしても納まりのつかない料理があって、
まあトマト系パスタはそれの代表選手みたいなものと言えるでしょう!
自分としては、そんなときのイタリアワインでして、決して抱え込むものではありません!

さて『クーポレ』も最後の最後に最高に旨味が乗ってきました!

まあ熟成ボルドーのように香りのカレイドスコープは望めませんが、
『クーポレ』は『クーポレ』!今日は華やぎを持って楽しませてもらいました。