釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アカメフグの刺身・しゃぶしゃぶ

2015-11-10 21:43:00 | 釣魚料理
10月31日(土)の釣行で釣り上げたアカメフグを大事に大事に、出張中はキッチンペーパーの交換をかみさんに託し、寝かせ続けて熟成させていた。
(貴重な1匹。)

予定では日曜日に食すつもりだったのに帰国日がずれたため叶わず、本日いただくことにした。
(10日間じっくり熟成させたアカメ。)

1匹しかないので、テッサとしゃぶしゃぶの両方を味わうため、丸々刺身に卸した。
(ちょうど1食分ぐらいの量。)

しゃぶしゃぶのために、昆布とアカメの中骨で出汁を取って、具にはネギ、水菜と豆腐でシンプルに。

水菜はシャキッっとした歯触りがいいのでしゃぶしゃぶではお勧めの具材。

まずは刺身で一口。
お気に入りのゆずポン「かおりの蔵」でいただくと、うまーい‼
ヘ(≧▽≦ヘ)♪

10日寝かせてもまだ歯ごたえを残し、噛めば噛むほど旨味が湧いてくる。これこれ。これが食べたかったー。

次は刺身を出汁でしゃぶしゃぶして、
ほんのり身が白くなる程度でいただくと・・・さらにうまーい‼
(σ≧▽≦)σ
(しゃぶしゃぶで旨味が引き立ちます。)

「このフグがいい!」

かみさんもお気に入りの様子で、サバフグの時には見せなかった食い付きぶり。
子どもたちも、旨っ!を連発。

「アカメフグを食べてる中高生はそうはいないぞ。」

と念を押しておいた。
釣りをしてる父に感謝してくれ。

締めは勿論、雑炊。フグではこれが楽しみ。
(塩・胡椒で。)

しみじみと旨い。
フグの旨味を余さずいただける締めに相応しい満足の一品。

アカメフグ堪能しました。
また釣りに行きたいな。

・アカメフグの刺身
・アカメフグのしゃぶしゃぶ
・アカメフグの雑炊



🐡

【食】中国・大連記 1日目 キノコ鍋を食す

2015-11-10 17:24:00 | 日記
大連初日の日が暮れると雨が降り始めて益々冷え込んできた。

1日目の視察を終えて、現地アテンドのHさんが夕食に案内してくれたのはキノコ鍋のお店「何鮮菇(カセンジョウ)」。

この寒さに鍋料理はそれだけでありがたい。
(帰国後にネットで調べたら評判のお店だった。確かに。)

2階の個室に通されると、既にセッティングが済んでいて1人に鍋が1つずつ。
(スマフォのカメラの性能がイマイチなんで、ちょっと暗いな。)

蓋を開けると、いかにも身体に良さそうな濃い琥珀色のスープが張られていた。
中には数種類のキノコが入っていて、パッと見で判るのは椎茸とマッシュルーム、フクロダケと思われるもののみ。あとは知らないキノコばかりだ。
(いい出汁が出てます。)

「まずタレを取りにいきましょう。」

と、Hさんに促されて部屋を出る。

店に入って階段を昇ってきた時に、フロアの中央にボールが沢山置かれていて緑の葉物とかがあった。
てっきりサラダバーかと思っていたそれらが、タレの材料だった。

タレのベースが数種類あり、そこに胡麻や唐辛子、ニンニク、砕いた落花生等の薬味、豆板醤や甜麺醤のような醤が数種、香菜や葱、水菜のような葉物を各自が好きにチョイス、ブレンドしてオリジナルのタレを仕立てる。
この時点で愉しいんですけど。
(旨くても2度と再現できないだろうタレが出来上がり。)

コースなのかアラカルトなのか、Hさんが注文してくれた食材が次から次へと運ばれてくる。
(キノコを中心に色んな食材が凄いぞ。)

Hさんから、何かリクエストはありますか。とメニューを渡され、つらつら見つつ自分が唯一選んだのはアミカサダケ。
本当はキヌカサダケにしたかったけど流石に高いので遠慮して、弟分のアミカサにしておいた。
(写真がなかったので何方かのブログから拝借したアミカサダケ。旨かったー。)

まずは皆で青島ビールで乾杯。

円卓に座ると皆とグラスが届かないから、乾杯に合わせて、グラス同士の代わりに、各自が卓上のターンテーブルにグラスの底をカチンと合わせるのが中国流だと教わった。乾杯。✨🍻🎶

「キノコを入れる前にスープだけを味わってみてください。」

言われた通りに琥珀色のスープを一口啜ると、あっさりしているのに滋味に溢れて、とても上品な複数の生薬がそれぞれ主張し過ぎず渾然一体となって奥深い出汁を醸し出しているよう。
驚いた。
(このスープが絶品。)

味は異なるけど、上質な鰹節で丁寧に取った出汁を思い出させる。
聞けばこのスープはキノコだけで取ったそうだ。
鰹節は仕立てるのに年単位の時間と手間がかかるけど、キノコは自生して育つうちに、こんなに上品で複雑な旨味を蓄えるのか。感動だ。

「このスープをお土産に持って帰りたい!」

日本からアテンドしてくれたSさんからも歓喜の声。
確かに、このスープだけでも満足しちゃう。さすが中国。奥深い。
(キノコを入れていただきます。鍋の下の方で横たわる白いのがアミカサダケ。)

具として入れるキノコは何種類もあって色んな個性が楽しめた。
自分で仕立てたタレでいただくけど、良い感じのブレンドだった。

一番気に入ったキノコは、リクエストしたアミカサダケ。

煮るとカサの部分がトロっとするけど、空洞な軸の部分は外側だけが柔らかく、内側はシャキッとした歯触りを残している。スープを吸ったその味わいは、初めて食べたけど虜になったね。1人で何本もいただきました。
しあわせだったー。
( ´∀`)

いつかは兄貴のキヌカサダケを食べてみたいな。


大連では一般の人に日本語は勿論、英語も通じない。自分も中国語が判らないからコミュニケーション手段として唯一可能性があるのは筆談のみか。

Hさんは大連駐在が4年で、その前は上海にいたそうなので中国語はペラ。
店員のお姉さんとの会話の内容は一切判らないけど、日本で見る中国人の会話よりきつくない感じだ。

「大連は中国の中でも一番と言っていいほど住みやすいですよ。」

大連は中国での東北地方にあたり、人当たりも良いそうだ。確かに街で見る人たちは、うるさい、自己主張が激しい、と言う中国人の印象とは異なる。

共に食卓を囲んでいる、視察先で働いている中国人の方々は物腰が柔らかで、片言の日本語を介しても和やかに会話ができる。

中国には40もの民族がいて、それぞれの言葉、宗教、習慣があり、中国人同士でもお互いに通じないことがあるそうだ。
日本でも地方の方言で喋られたら通じないものな。何十倍も広い中国なら当たり前か。

日本では良くテレビで、爆買いや大声で言い合うような中国人の激しい姿が取り沙汰されるけど、ほんの一握りだったり、一面だったりなのだろう。

実際に来て、見て、接してみないと判らないこと、見落しちゃうことが沢山あるな。

とても楽しく、美味しい大満足の食事でした。



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【感】中国・大連記 1日目 街点景

2015-11-10 09:15:00 | 日記
成田から大連は3時間20分のフライト予定が45分も前倒して到着。
機内で見ていた「ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション」をギリギリで見終えた。クライマックスを逃したらモヤモヤし続けたろうな。

それにしても、西に向かう便で45分も早まるとはどういうわけだ?機長が頑張っちゃったのかな。

(大連空港到着。)
現地アテンドのHさんに迎えられ、空港を出ると、寒い!

空は曇天。
気温は9度ぐらいらしいけど、風が強い分体感はもっと低い。
風速が1m上がるごとに体感気温は1度下がるからね。

強い風のせいか、空気が埃っぽくて喉にくる。
マスクが欲しいと思ったけど、このあと雨になって気にならなくなった。
(車で移動中に大連湾を望む。)

まずは滞在中の宿である日航ホテルにチェックイン。
(なかなかの部屋でした。)

大連の街は高いビルが並び、イメージしていた中国の街並みじゃなかった。昔に行ったアメリカの街みたいで驚いたな。
(ホテルから見た街並み。)

大連には仕事関係の視察で来たわけだけど、その場に向かう前にちょっと市内を案内してもらった。
(高層ビルが林立。)

経路途中の星海広場に寄って海を眺めた時に釣り人を探したけど、1人もいなかった。
風が7~8mあって寒いから仕方ないか。平日だったしね。

チャーターしてくれていた運転手さんのワゴン車の荷台にスピニングリールを付けた振り出し竿があったので、中国でも釣りをするのは間違いない。
大連は海に囲まれているから良い釣り場がありそうだ。
(星海広場から黄海を眺める。)

(なぜこんな日本語になった?)

広場の正面には星海湾大橋が見えた。全長が7kmくらいあって星海湾を横断している。つい先週開通したそうだ。
(星海湾大橋。歩道もあって歩いて渡ってる人が案外多かった。)

大連市内は車が多くて皆運転が乱暴だ。どこかで必ずクラクションが鳴っているほど。
幅寄せ、割り込み、路駐、二重駐車、お構い無し。
ここで運転して無事でいるには、相応のテクニックとハートが要りそうだ。

しかも、走っているのは高級車が多くて、その割合は日本以上なのには驚いた。

一番多いのがフォルクスワーゲン。タクシーはほぼサンタナだったな。
次がアウディで、A4をよく見たし、A6も見かけた。
さらに、BMW、メルセデスベンツ、ポルシェとドイツ車が目立った。
ランドローバーでもレンジ、イヴォーク、ディスカバリー、フリーランダーとほぼ全車種を目撃。
ロールスロイスも見かけたな。

確かにお金持ちが多いらしい。
大きな車、特に高級車がステータスだそうで、中には年収に見合わない車を買っちゃってる人もいるそうだ。

それだけ将来に希望を持っているってことか。上を向いているんだね。
かっての日本のバブル期もそうだったっけ。
(友好広場をガンガン走っている。)

街の郊外では工事が進んでいない高層マンションをいくつも見かけた。
大連は地震がないから建物は高層化するみたいだけど、外見まで出来ていてそこで止まってるのが多かった。

中国でのマンション購入は、外枠と居室内を別に買うそうで、まず専有区画の外枠を買ってから、別にお金を払って居室の内装を整えていく。
だから、外枠で資金が尽きたら、剥き出しのコンクリートで床もドアもない部屋に住むことになるらしい。

自分好みの部屋に自由に仕上げられる点では良い仕組みだけど。投資対象として扱い易いからそうなったのかな。
(高層マンションが並ぶ。)

街中では自転車は1台も見なかったし、街行く人の服装の色合いもカラフルで、一昔前の中国のイメージとは全く違っていた。

表面上はそう見えた。

でも、一歩裏道に足を踏み入れると、きっと違う顔を見せてくれるだろうな。

それも楽しみだ。中国。


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