釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】中国・大連記 2日目 豆腐脳を食す

2015-11-11 23:40:00 | 日記
大連2日目の朝。

大連は日本と時差があって1時間遅い時刻になる。
日航ホテルではBSかCSか判らないけどテレビのチャンネルが多く、NHKはもとより日本の民放も見れた。
(朝の景色。ちょっとモヤってた。)

6時に目覚めて、テレビを点けると「めざましテレビ」がやっていた。

日本時間では7時。
いつもの三宅アナや加藤アナの顔を見ていると、旅行先で迎えた日本の朝のようで、中国にいることを忘れてしまいそうだ。

朝、顔を洗った時に気付いたが、明らかに肌の感触が違っていた。
これは間違いなく昨晩のキノコ鍋の効果だ。
あれだけ満腹したのに、一晩寝たらもたれもせず、すっきり。さらにお肌もしっとり。実際に身体に良いのが体感できた。やはり中国は奥深い。
(昨晩のキノコ鍋。)

さて、2日目の朝食。
ホテルの宿泊に朝食は付いていたけど、昨晩の別れ際に現地アテンドのHさんが、大連の庶民的な朝食を案内してくれるとのことだったんで一も二もなくそのお誘いに乗った。

「あなたの顔を見て、現地のざっかけな場所でも大丈夫だと思っての提案ですが、どうですか?」

Hさん。見抜いてらっしゃる。
そんな場所、大好きです。現地の生活を肌で感じてみたいです。

(歩いて移動中。)

というわけで、約束の8:00にロビーに集合し、車で店の近くに移動。

(今朝の朝食はここ。まさに庶民のお店。)

目的の店に案内されると、中には現地の方々だけで、日本人や観光客は我々しかいない。こうでなくちゃ。

(ドキドキしながら中から撮影。)

注文は全てHさんにお任せ。

回りを見るとなかなかの混みようで、皆忙しくかっ込んで出て行く。
日本だと通勤途中の立ち食いソバ屋ってところかな。

この店は7:00頃から開いていて、地元の人達が出勤前に朝御飯を食べていく人気店とのこと。

「皆さん家で食べないんですか?」

「共働きが多いので、家で朝食は食べないですね。それぞれがこのような店に寄って済ませます。」

そこに、どんぶり鉢が運ばれてくる。

覗き込むと、何だか初めて目にする代物が。
(これが豆腐脳。)

スープは昨日のキノコ鍋のような色だけど、こっちの方が濃い。そこにワカメが入っていて、白いのは・・・

「豆腐です。豆腐脳という料理です。」

なるほど豆腐か。これも身体に良さそうだ。

スプーンで一口味見をすると、見た目よりあっさりしている。
何の出汁か判らないけど旨味があって、豆腐のほのかな甘味も加わり、全体としてとてもやさしい味。旨い。

店構えからして、もっとストレートな味を想像してたのに、遥か上を行かれたな。通勤前にかっ込んで行く朝飯がこのレベルとは、ここでも中国の奥深さ、食の底辺のレベルの高さを思い知った。

味見のあとは、薬味のネギと香菜、油条(揚げパン)をちぎって入れて、改めて口に運ぶと、さらに旨い!

特筆すべきは香菜。
クセがあって好みが別れる香菜が、自己主張を抑え、豆腐脳の一員として絶妙のバランスでアクセントになっている。
豆腐脳には香菜が不可欠と思えるほど、こんなに合う料理は初めてだ。
まさに目から鱗。

(奥にあるのが油条。旨いね。)

夢中でかっ込んで、キレイに平らげたら、お腹がいっぱい。

ざっかけ?

いやいや。ホテルの朝食より数段上の満足感を味わえました。



🐡