釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】アマダイ 3/19(萬司郎丸) 「高級魚が揃ったけど」

2017-03-26 08:58:00 | 釣り
今回お初の萬司郎丸さんは、江ノ島のすぐ脇にある片瀬港に店を構える船宿。
片瀬港は、船釣りを始めたばかりの2013年の暮れにカワハギ釣りで訪れた島きち丸さん以来だから、3年チョイ振り。


(お初。ちょいピンボケですが。)

片瀬港の船宿は、まず店の前に車を停めて受付を済ませ、その後に港内の駐車スペースに停める。船が目の前だから車に荷物を積んだままで、乗船時に下ろせば良いから楽だね。

萬司郎丸さんは、クーポン割引きにネット割引き、更に次回使えるリベンジ券(船代が6,800円になる)まで貰えてお得感満載。小遣いが少ない身には助かりますよ。


(江ノ島を掠めて出船。)

T1さんと右舷艫2、3番を並びでおさえたけど、片舷3名の計6名だったから余裕の釣り座になった。出船は6:30。

波・風なくポカポカ陽気で釣り日和。船上を抜ける風が心地良くて、春を感じますな。江ノ島の裏をぐるっと回るロケーションも良いね。


(セッティング完了。ForceMaster800が眩しいぜ。)

暫く走って気になったのは、海面がベタ凪なこと。船速が落ちると、どう見ても潮が動いてないだろうと判る。嫌な予感がするなー。


(潮はこんな感じ。)

場所が定まっての第一投。
LTテンビンにオモリは50号、昨年のアマダイ釣行時に自作した2本針仕掛けにオキアミを付けて、凪いでる海にポチャンと落とす。

バッテリーを買ってないから、ForceMaster800(FM800)は購入後初の電動動作になる。真新しい2号のPEラインが吐き出されていき、液晶のカウンターがどんどん進む。落とし込むにもそれなりの時間が掛かるね。


(アップで。)

80m程で着低したところで、底を数回トントン叩いてから1m切って誘い始める。湾フグのカットウ釣りの拡大版という感じで、誘い上げからゆっくりと下げていく。
数回目の誘いでククンとアタった。少々待ってゆっくりアワセると、活性あり!
来ましたよ。と、ほくそ笑んで手巻きで数m巻いた後、満を持して電動の巻き取りレバーをONにする。・・・・反応なし。
えっ!と、レバーON、OFFを繰り返してもウンともスンとも言わず。チョイ巻きボタンを押しても反応なし。

「電動が動かない。。。」

とT1さんに訴えて、電極が逆じゃないの。と言われても、液晶はちゃんと点いてるし。なぜだ!?この人数で電圧が足らないことはないだろうし。軽くパニくる。
でも、魚が掛かってるのは間違いないから、仕方なくえっちらおっちら手巻きで巻き続ける。マジか。いきなりの初期不良なのかー?

と、それを聞いてた船長が出て来て電極を確認してワニ口をちょっとずらしてくれたら、ウィ~ン。と巻き取り始めた。
接触不良だったのね。てへっ。
(´▽`;)ゞ

揚がったのは、


(カナド。)

チビだったから即リリース。まずは1目め。

その後打ち返して誘うけど、懸念したとおり全然潮が動いてない。
幅広く誘い、上げ下げするけど反応なし。5分おきに揚げてエサを付け替えて打ち返すものの、3時間アタリなし。船内も沈黙が続く。


(僚船の近くに移動。)

何かしら魚を釣らせてあげたいと、船長は作戦を変更して移動。僚船のアジ船のすぐ近くに船を寄せて、コマセに寄ったアジも狙うため、底から10mの幅で誘うようアナウンスがあった。

ビシアジ釣りの水深だから、脂が乗ったアジやサバのお土産は嬉しいぞ。と、1mづつ丁寧に底から誘い上げていき、5mの辺りでググンと竿先がお辞儀した。アジだろうと、チョイと巻き揚げて追い食いを狙って待つ。

「掛かってるよ。」

船長から声掛けがあったから、中速チョイ遅めで巻き揚げる。
引きからタモサイズじゃないのは明らかだけど、船長はタモを構えてくれてる。今日はそれだけ大事に捕らないといけないほど、渋いということだね。

水面に近づいてくると縦縞模様が見えた。(魚は、頭からしっぽの線が縦縞で、背から腹の線が横縞なんですよ。)
シマイサキか?と思ったけど銀色をしてる。ウリボウ?魚影がハッキリ見えた時に、船長と同時に声をあげた。

「アラだ!」

チビのアラだから、コアラと呼ぼうか。でも予想もしなかった高級魚に驚いた。チビだけどね。


(コアラ。2目め。)

横ではT1さんも巻き揚げ中で、走るからサバの様だ。
揚がったのはマサバ。〆サバ確定っす。と、T1さんは嬉しそう。
数時間魚っ気がなかったから、お土産確保はありがたいよね。

その後はまた反応が遠退いたんで、底を中心に誘うようにした。すると、


(ガンゾウビラメ。3目め。)


(裏面だけどムシガレイで4目め。)

狙いどおり底ものが掛ってくれた。唐揚げで美味しくいただきますよ。

アタリが遠くて、数十分ごとにポツとガンゾウかムシが揚がるくらいで状況は相変わらず渋い。

T1さんがアワセたのが見えたので注目していると、良い竿の入り方で期待が出来そうだ。見守る中、電動で巻き揚げ途中で竿先がググンと突っ込んだ。本命じゃない?と声をかけて、タモを取って待ち構える。

ゆらゆらと海面に見えてきたのは綺麗な桜色の魚影。タモで大事に取ったのは35cm級の良型アマダイ。T1さん、羨ましいぞー。
これが船中初のアマダイだったかもしれない。


(変わらずベタ凪。)

こちらはタナを低くして、ガンゾウビラメとムシガレイを合わせて4匹、家族分が揃ったから、唐揚げは確約された。
アマダイの顔を見たら、俄然やる気が出ましたよ。ここからはアマダイのタナを狙い続けるぞ。

T1さんに遅れること30分。
誘い下げでクンとアタり、大事に待って頃は良しとアワセをくれると、グググンと活性反応あり。電動中速で巻に入ったら途中で再度、グググンと来た。来たか?来たのか?

T1さんがこちらに気づいてタモを構えてくれたところに揚がったのは桜色の魚影、本命アマダイ!

激渋の中、オデコと危うくT1さんの後塵を拝すところを回避出来た。持ってるなー。と自分に感心したね。アマダイはチビだけど。

タモを入れようとするT1さんを制して、余裕でヒョイと抜き揚げた。


(タモで取るのが恥ずかしいサイズだけど本命は本命。5目め。)

その後、沖あがり直前にアカボラ(ヒメコダイ)を揚げて、終了。

前回の野毛屋さんでの午後アカメフグと同様に、完全に不完全燃焼な結果で終わった。
一応本命は揚げたし、高級魚のアラもゲットできたけど、おチビばかりではねー。


(6目めのアカボラ。型が良くてアラ、アマダイと同じくらいのサイズ。)

激渋だったからだろう、船宿に戻ったら釣りものを聞かれて、アマダイと答えると女将さんからワカメとシラスのお土産をいただいた。


(江ノ島は凄い人だった。)

船釣りだと、沖あがりの後は関係者くらいにしか会わずに帰るのが普通だけど、さすがに湘南一の観光スポットだけあって、観光客に溢れてる。港周りにも観光客がいて、船宿前の公営駐車場には待ちの車が列を成してる。それを見ると何だか得した気分になった。
観光だけじゃない江ノ島の魅力を堪能してるという優越感なのかな。
魚がもっと釣れてれば更に、だったんだろうけど。

これはリベンジ券発動だ。と思ったら、萬司郎さんはこの2日後にアマダイが終了になった。
アマの敵を別で取るかな。

・アマダイ : 1
・アラ : 1
・アカボラ : 1
・ガンゾウビラメ : 2
・ムシガレイ : 2
・カナド : 1 (リリース)
船中0~1
小潮


🐡