今季のスミイカはシーズン初期に野毛屋さんの午後船でエギの2回のみ。
(朝の小柴港。)
(手前がスミイカ船。)
(スタートはシャコ3匹。)
末期だからか配付されたシャコは3匹。
(出船。)
(釣り開始。)
(さらばおチビ。)
(いまだ不発。)
(9:13にやっと1杯目。)
(モンゴウくんはバケツの中で落ち着いてます。)
(天気は良いですが。)
(これがフグの仕業。)
(血抜き中。)
(風ビュービュー、海はうねうね。)
(12:12に2杯目。この中にいます。)
(嬉しいゲスト。)
揚がったのは良型カワハギ。
(やっと戻ったよ。)
それぞれ2杯、1杯とイケてない釣果だった。
スミイカ、今季は不調との噂も聞くしね。
年末のアカメフグ釣りのゲストで良型を1杯獲ったんで、食ではそれなりにいただいてる。
シーズンラストはテンヤで良型のズーンを堪能するため、1年振りに三喜丸さんでシャクリまくりますぜ。
シーズン末期なんで数は期待出来ませんがね。
(朝の小柴港。)
5:30の小柴港の開門を待ち、まずは船の釣り座を確保する。
3隅が埋ってるので残りの右舷舳をゲット。
平日なんで空いてると思ってたら最終的には片舷7名ほど、それなりにお客が揃ったね。
(手前がスミイカ船。)
三喜丸さんでは海水を入れたバケツに釣ったスミイカを生かしておくのだけど、海水バケツにスミイカ投入はNGとしている船宿が多いはず。
水に着けたら凄まじくスミを撒き散らすからね。
準備しながらこの点を船長に聞いてみた。
すると、
「スミを吐いても1度きりだし、常温のスミまみれで亡くなったのと帰り間際まで生きてたのとでは鮮度が違うよ。」
とのこと。
船の汚れよりも活きの良いイカを持って帰って貰おうという釣り人ファーストなのね。
アッパレだ。
(スタートはシャコ3匹。)
末期だからか配付されたシャコは3匹。
エサがないから大事に使ってね、とのこと。
3度目となればテンヤへのシャコのセッティングも手馴れたもんですよ。
(出船。)
出船して一路竹岡沖へ。
移動中に頭の中でシャクリのイメージトレーニングをする。
湾フグの「無想の誘い」の両手版で、しっかり、優しく、しかも自然にテンヤを動かす。
糸フケを出すようにステイして次のシャクリでズーン!
これだ。
(釣り開始。)
竹岡沖で釣り開始。
まだ潮が緩いから暫く我慢だよ、との船長アナウンスもある。
(潮はこんな感じ。)
(潮はこんな感じ。)
イメージトレーニングから実践に移すと、テンヤの上げ幅が足らない感じだ。
舳だから波による船の上下動のタイミングを測らないとシャクリが相殺されちゃうぞ。
調整しつつシャクってるとモヤッとした違和感が出る。
おチビな筒イカかな?と巻き揚げると、おチビなマダコ。
こいつはリリース。
(さらばおチビ。)
船中型を見ないままシャクリ続けてるとズーンと来た!
よっしゃー!船中1杯目ゲットー!
活性がない重いだけの手応えはコウイカだな。
我慢の時間に獲れるとは今日は良い日かな。
などと思いながら巻いているとフッと抜けた。
あーっ!バレたー!
Σ( ̄□ ̄;)
思わず天を仰ぐ。
バレはしたもののシャクリは合ってるんだ。と気を取り直して再びシャクる。
すると、間を置かずにズーン!
よっしゃー!
再び船中1杯目ゲットだー!
と巻き進めると再び途中でフッと抜ける。
マジかー!?
( ; ゚Д゚)
(いまだ不発。)
そうこうしてるうちにお隣胴の間のスミイカ初挑戦カップルの女性が船中1杯目を揚げる。
ワイワイと船長から記念撮影いただいてるのを横目で見て、良かったね。とニコやかに見てたのですよ。
この時はね。
巻きバレしてるものの掛けてるからシャクリは合ってるんだ、大丈夫なんだ、と信じてシャクリ続けると三度目のズーン。
おらー!引き直したぞー!
( ;`Д´)
慎重にゆっくり巻き進めるも、途中で三度目の抜け。
うぎゃー!!
ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
もう頭を抱えちゃいますよ。
そこにスミイカ初のお隣の女性が2杯目を揚げるという追い討ちが。
ダメだ。。。
獲れない。。。
もうメンタルボコボコっす。
(ノ´Д`)ノ
船中ポツポツと揚がり始め、女性の連れの男性も揚げて、「初挑戦者が全員ゲットしたよ」と船長も嬉しそうだ。
周りで揚がってるのはどれもモンゴウイカで、見るとスッテにばかり乗ってる。
巻きバレるのはスッテだからなのか?
悶々とする中、四度目のズーン。
もうこの時は、バレないで、バレないで、お願いします、と低姿勢に祈ることしか出来ない。
ゆっくり慎重に、手元の重量感が消失する恐怖と戦いながら巻き続ける。
船長がタモを持って駆けつけてくれたところに茶色い影が揚がってくる。
(9:13にやっと1杯目。)
4度目の正直でようやく中型のモンゴウイカを手にした。
やはり掛かってたのはスッテだったね。
ドキドキしながらそーっとモンゴウを海水バケツに入れると、ブシュッ!ブシュッ!と勢い良くスミを吐くものの、流れ続ける循環海水に洗われて被害はない。
なるほどね。
暫くすると落ち着いて大人しくしてくれるよ。
(モンゴウくんはバケツの中で落ち着いてます。)
4打数1安打でようやく手にした1杯。
さあ、ここから捲るぞ、と気合いを入れるもイカたちは鳴りを潜めてしまう。
たまに船中ポツと揚がるもののペースダウン。
こうなると空振りが痛かったな。
(天気は良いですが。)
イカじゃなくてサバフグが出すと早々に場所を変える。
フグに噛られるとエサのシャコが使い物にならなくなっちゃうからね。
(これがフグの仕業。)
シャクリからの落としの最中にガツガツというアタリが出て竿を煽ると、重みが消失。
サバフグにテンヤのハリスを切られたようだ。
参ったなー、と仕掛けを回収していると、途中で引ったくるアタリとともに走り出す。
強引に巻き上げてブチ抜くと、スッテにイナダが食らい付いてた。
テンヤと交換でイナダをゲットじゃ元は取れないな。
(血抜き中。)
その後も度々掛けるも巻きバレを重ねてイカの顔を拝めない。
昼近くから南風が強まり出し、うねりが立ち始める。
舳でうねりは厳しいけど、湾フグで培ったゼロテンのテクで対応可能ですよ。
ここからだ。
まだ諦めないぞ。
逆境で集中力がアップするのも湾フグで鍛えられた賜物だろうか。
艱難我を珠にしてますぜ。
(風ビュービュー、海はうねうね。)
あまりの風とうねりに「早あがりがあるよ」とアナウンスがある。
押し寄せるうねりに大きく左右に揺られる船。
バランスを取りながら上下動のタイミングを測ってシャクると、ズーン!と来た❗
うねりでラインが弛まないように慎重に巻き、タモに収まったのは1.5kgクラスのモンゴウイカ。
これで食は十分に確保出来た。
(12:12に2杯目。この中にいます。)
この頃には船中竿を畳んでる方々が多く、右舷で釣り続けてるのは自分だけだ。
独占市場だぞ。
まだまだ獲るぞ!
ドッタンバッタンの揺れの中で、更にヤル気と闘志が燃え上がる。
すると、ズーンと来ましたよ!
風?波?関係者ないぜ。
巻きながらご満悦ですよ。
(嬉しいゲスト。)
揚がったのは良型カワハギ。
キモパンは嬉しいな。
さあ、次だ。
と仕掛けを落としたところで、船長からあがりが宣言されて13時で早あがり。
ドッタンバッタン、バシャバシャと潮を被りながら50分掛かって小柴港に戻った。
(やっと戻ったよ。)
結果はモンゴウイカ2杯。
7打数2安打とは効率悪すぎだ。
テンヤ釣りに馴れるまでは舳は避けるべきだったかな。
少ない釣果もゲストのお陰で食の楽しみが増したね。
スミイカは来季までおあずけだな。
・モンゴウイカ : 2
・カワハギ : 1
・イナダ : 1
・マダコ : 1(リリース)
船中1~4
中潮
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