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釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】クライマックスは始めからの尻すぼみ (2022/06/04 ショウサイフグ 野毛屋)

2022-06-13 06:31:00 | 釣り
シーズン真っ只中のショウサイフグはこのところ厳しい状況でトップでも1桁釣果の日もある。

フグ釣りが1年振りになるT1さんをピックアップして、道中会話しながらの移動も1年振りだね。

厳しい状況だろうがボウズはないでしょう。
ツ抜けは無理でも数匹は獲れる算段だ。
釣り座にもよるけど、目標は5匹かな。


(毎度。)

5:00着で待ちは13番目。
丁度駐車案内を始めたタイミングで、並びの駐車場に停められた。

路駐の行列が長いところで、エンジンを掛けたままとか、外で話すなどしてるとご近所迷惑になる。
何度か警察が来たそうで、野毛屋さんでも早く車列を捌く対応を迫られてるのだろう。

客側はご近所に迷惑を掛けないように気を付けましょうね。

本日フグは健船長とユキちゃん船長の2船出し。
勇治船長はフグの仕立て船らしい。

健船から埋まっていくから、釣り座はユキちゃん船の右舷舳1、2番をチョイス。
艫有利なものの、先客が艫側3人だったから広々と場所を使えるだろう。


(潮はこんな感じ。)

受付して、船着き場に行ってもユキちゃんの1号船は沖にいて乗り込めないから待ちぼうけ。

待ってると、若い女性にフグ船がどれか尋ねられる。
聞くとユキちゃん船だから、まだ沖にあると指差して教えてあげる。

独りで来たの?
と聞くと、大阪から出て来たばかりで、大阪湾でフグ釣りをやっていたから、白子シーズンに居ても立ってもいられず独りで来たそうだ。

うら若い女性が独り、白子を求めて湾フグに挑むとは良いじゃありませんか。

応援しますよ。
頑張って白子をゲットしてね。


(沖にあるのが1号船。)

ようやく船が桟橋に来て乗り込み、準備。
右舷舳1番を譲って貰って、2番がT1さん。

右舷5名で場所を広く使えるな、と思ったところに、出船間際に1名が追加。
右舷胴の間に収まり、6名になった。


(出船。)

定刻前に出船し、東京湾を東進。
釣り場は富津沖。

スタートは通常カットウ仕掛けで、お余りエサが出たらチラシ仕掛けに替える作戦。
エサを無駄なく使いましょう。


(クルージングが気持ちいい。)

アンカーを打って釣り開始。

潮はゆっくりと艫側に流れる。
やはり艫有利ね。
不利を承知で選んだ釣り座なんだから頑張らないと。

丁寧な誘いを実践しての開始数分、ゼロテンで竿先が揺れる。
反応すると、サクッ。

ゴリ巻きでブチ抜いた。


(反応が遅れたから腹掛かりね。)

小型のショウサイフグだ。

ユキちゃんの「型見たよ」アナウンスをいただいて、本日船中1匹目をゲット。

船中気配がなかったところにいきなりのファーストヒットは幸先良いぞ。

エサを付け替えて打ち返した数分後にまた掛ける。
ポンポンポンと3連チャンでゲット。

良型は記念撮影いただいた。


(ユキちゃん船長ブログから拝借。)

不利な釣り座で3連チャンは上出来だ。

隣のT1さんはフグ釣り1年振りとあって、度々バックラッシュの解きで釣りを中断。
ブランクが長かったからね。

それを横目に、微妙な触りから微かなアタリを捉えてサクッと追加。


(リリースサイズね。)

おチビショウサイで4匹目。
撮影後にリリースね。

開始20分で4匹をゲットし、今日はウハウハか?
と思いきや、右舷で揚げてるのは自分と大艫のみ。

魚影が濃いのではなく、たまたま近くにいたのを獲れたのだろう。

その証拠にここから我慢の時間が続く。


(恒例の風景写真になります。)

てんで気配がなくなり、キャストしようが船下で粘ろうが反応なし。

ポツポツと艫側の方々が揚げ始める。

開始時点の魚を釣り切ったんで、回ってくる個体を獲っている状況だろう。

こうなると潮のスジが艫側と被ってる舳の釣り座では、おこぼれに預かれない。

その中でもT1さんが小振りなショウサイで型を見た。
良かったね。


(天気良し。)

キャストから寄せてくる途中で、チョコチョコと突っつくアタリが出る。

エサを食われないから魚が違うね。
シロギスやメゴチかな。

獲ってやろうとアワセても掛からない。
おちょくられても魚の反応があるのは楽しいな。

場所を変えても状況は変わらず。
皆さんシャクリ練習の体で、座って誘ってる人もいる。
集中力が切れかかってるのね。

こちらとしてはチャンスだ。
艫側でスルーして貰えれば、ショウサイが舳まで回ってくる可能性があるぞ。

ここで集中だ。
丁寧に誘うと気配が出る。

前のめりに構えて更に竿先に集中。
ゼロテンでチョンと揺れた瞬間に反射でアワセると、ガツン❗

掛かると同時に走り出す。
こりゃ良型のショウサイだぞ。

勢い良く走るのをゴリ巻きで引き寄せてブチ抜く。
30cm級の良型ショウサイフグをゲット!
オスだと大きな白子が期待できるぞ。


(9:36に5匹目。)

このサイズのショウサイフグは釣り味抜群だ。
サバかと思うほど走ったよ。

ところがこの1匹を最後に全く反応がなくなる。


(再び風景写真。)

約3時間無反応が続いた昼過ぎ、八景の港前へ移動するとのこと。

大きな場所変えに、流れも変わるか期待だ。


(移動中。)

富浦辺りで釣りを再開するも、期待に反して反応なし。

艫側で数匹揚がってるようだけど、胴の間から舳は動きなし。


(野毛屋船団集結。)

そのうち、野毛屋さんの全船が集合。
全船フグ狙いだから、富津を含めてここが一番期待できるということなんだろう。

ここではフグを2度掛けて2度とも巻きバラシ。
1匹は水面下10cmで逃げて行った。

更にムシガレイを水面でバラシ。
お土産に欲しかったー。

最後は根掛かりかと思うほどの重量を掛けて、大マダコか!?と期待したところ、走り出してラインブレイク。
エイだろうね。


(空ね。)

5匹目のショウサイフグを揚げた以降、5時間以上ノーフィッシュ。
手も足も出ませんでしたね。

釣り座の不利を覆すには、腕も魚も足らなかったな。


(沖あがり。)

結果は5匹。
公式記録では4匹。

良型が2匹いるから目的の寿司は大丈夫だろう。


(本日のフグ。)

船着き場で捌いて貰うと、良型2匹と小型1匹がオス。
良型白子がゲットできたのは嬉しいぞ。
これで握りに加えて白子軍艦が仕立てられる。

大阪レディはリリースサイズ2匹だったとのこと。
常連さんにお裾分けを貰ってた。
今日は厳しかったね。

なかなか調子が上がらない今シーズンのショウサイフグ。
大群れを当ててウハウハの釣りと贅沢を言わないから、せめてそれなりにコンスタントに獲れる状況になって欲しいな。

船長たちも切実に思ってるのではないかな。
今後に期待しましょう。


・ショウサイフグ : 5 (リリース1)
船中0~10
中潮


🐡