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釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】やっぱり手強い冬タチのジレンマ (2024/03/30 タチウオ 三喜丸)

2024-04-12 05:51:00 | 釣り
フグ釣り休憩中にタチウオの修行を積もうと三喜丸さんへ。

釣り教室でお世話になったばかりなんで2週連続でお邪魔しますよ。

小柴港開門直後の5:30過ぎに到着するとタチウオ船では一番乗り。
左舷大艫に荷物を置いてから駐車場へ向かう。


(朝の小柴港。)

本日は春の陽気の予報だけど朝のうちはひんやりする。
装備を整え、小柴港をてくてく歩いて宿で受付け。
その際、先週いただいたワカメのお礼も伝える。


(2週続けてお世話になります。)

宿で粉から落としたコーヒーをいただいて一息付いてから乗船して準備に掛かる。

左舷は4名、右舷は6名だったか。
大艫は余裕の釣り座ね。


(本日は2号船。)

船上でフロロ4号と10号の逆テーパー仕掛けを作成。
誘いはキビキビじゃなく緩やかが良いだろうから2/0のタチウオバリにハリスは長めの2.5m。

これらは全てフグ釣りのカットウ仕掛け自作道具の転用ね。


(出船。)

ここ数日のタチウオは一層手強くなったそうで急に釣れなくなったらしい。

一説にはイワシの群れをたらふく食べた結果、エサに食いつかなくなったとどこかで読んだ記憶がある。

前日が風で出船してないから事態が好転していると良いのだけど。


(釣り開始。)

海堡に近い浦賀水道脇で釣り開始。

狙うタナは40m前後の5mの範囲。
まずは誘い幅が短いノーテーションフリーフォールで様子見。

待ちを長くして反応を探る。

前回は朝のサービスタイムに素直に食ってくれて立て続けに5匹を獲った。
今回もやる気のあるヤツがいてくれるのを期待して誘い続ける。


(風はそよそよ。)

すると、開始暫くしてアタリが出る。

来たね、来たね、とその場で誘い続けると、間を置かずに食い込みのアタリで竿先が引き込まれる。

アワセをくれてズン!と手応えを感じながら電動オンで巻きに入る。

グングン来る手応えが良いね。


(8:02に1匹目。)

指3.5本分のタチウオをゲット。
船中1匹目をいただきましたよ。

素直に食ってきたからコンディションが良いのか、と同じタナを狙い撃ちして誘うも以降は反応なし。

船中ポツと揚がっているようだけれど散発のようだ。


(タチウオ船団。)

徐々にタチウオ船が集って来て船団を形成する。
他船を見ててもポツというペースのようだ。

誘い幅、待ち時間、巻き幅を色々変えて反応を探るけれど音沙汰なし。

手強いぞ。

ただ巻き、定点誘い、ユラユラ、シェイク、放置。
何をやっても音沙汰なし。

魚探に反応は出ているそうなのでタチウオはそこにいるはず。

やる気がないのね。


(集まってます。)

他船ではエサ釣りよりもジギングの人に掛かっているように見える。

リアクションで食うのかな。

やれることを一通り引き出しから出し切ったから、迷い道に入る前に信じる誘いでそれに反応するヤツを狙うことにする。

小さめのノーテーションフリーフォールでリールの巻き幅1/4、待ち時間5秒の誘いを繰り返す。

でも、胴の間の人が置き竿でキーパーに放置していてポツとタチウオを揚げているのを見ると迷いが出るよ。

しかし、修行目的なんで何もせずに置き竿放置で釣っても意味がない。
たとえ釣果を犠牲にしようと「釣った」を優先するぞ。


(快晴で気温も上がって来たよ。)

気持ちを強く持って誘い続けると、ハリス切れ、掛け損じ、食い込みまで行かずなど、あと一歩にアジャストできない。

たまの反応をモノにできないとダメージを食らうし、迷いも生じる。

それでも信じる誘いをネチネチ続けていると、触りが出る。

おっ!と反応してその場で誘うとアタリが出る。

誘いを入れてからこの5秒の待ち時間がドキドキよ。
次のアタリが続くのか?
これで途切れてしまうのか?

食え!食え!

念じながら誘い続けていると、グンと竿先が突っ込む。
食った!

アワセをくれるとズドン!
これは型が良いぞ。

電動の巻きが緩まり竿が引き込まれそうになる強い引き。
F5(指5本)サイズではなかろうか。
脂ノリノリの炙りを楽しめるぞ。

水面から一気に抜き揚げる時の重さが違うよ。


(10:20に2匹目。)

F5.5の良型だ。
これは紛れもなく「釣った」1本。

この1本が獲れたら満足よ。
きっと脂ノリノリでしょう。

炙りに塩焼きとタチウオを握りしめながら食べることを考えちゃう。


(カモメが集ってる。)

ここから更にアタリが遠退き、たまの反応もハリス切れやバラしでモノにできない。

誘いは小さめのアクションの2パターンを繰り返し続けている。
決して置き竿にはしませんよ。

あがり時間が迫って来て、今日は2本でいいかと諦めかけた時、久し振りに触りが出る。


(船団は形成継続。)

そこで止めるとモゾッと居食いしているような気配。

軽くチョンと誘いを入れて待つと、再びモゾッと気配。
これは完全にその場で居食いしているな。

居食いだとアタリには発展しないだろうからどこかでアワセねばならん。

早ければスカすし、遅ければ飲まれてハリスを切られるかもしれない。

ドキドキしながら送り気味にしてモゾモゾの気配が続いているのを確認。

そろそろかと意を決してアワセを入れると手応えあり。
掛けた!

電動オンで巻き揚げて久し振りにゲット。


(13:46に3匹目。)

F3サイズだけどドキドキの末に掛けた納得の1匹ね。

直ぐに同じタナに打ち返してネチネチ誘ってみるものの、ここまで。

沖あがりを迎えた。


(沖あがり。)

結果は3匹。

アタリがあった半分も獲れなかった。

誘わない方が良かったのかもしれないけれど、やる気がない冬タチに積極的にアプローチする方法もあるような気がする。


(追ってくるカモメたち。)

これと言うひとつの正解がある訳じゃなくて、渋い冬タチをその気にさせる大まかなパターンがありそうな気がする。
ぼんやりとした感覚ですがね。

また修行に乗るかもしれん。


・タチウオ : 3
船中0〜10
小潮


🐟