釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】トラフグを嫌ってマダイに嫌われる (2024/04/06 マダイ 野毛屋)

2024-04-22 05:42:00 | 釣り
サムネ画像は空の桶です。

脊柱起立筋がゴリゴリに凝るほど1日頑張って巻き続けましたが、マダイは釣れませんでした。

あと一歩のところで桜鯛はこの手から逃れていきました。
トラフグは運まかせだからと嫌ったところ、マダイも変わりませんでしたね。

トホホ。


(毎度。)

野毛屋さんへのマダイ釣行。
昨年3月に乗った以来1年振りだね。

5:00着で並びは29番目。
トラフグ3隻が満員なんで人がごった返してるよ。

荷物を降ろしてコインパーキングへ停めに行く。
以前は旦那さんからコインパーキング代を貰って受付時に駐車場代500円を支払っていたところ、3月からはパーキング代は自己精算になった。

契約している月極駐車場の値上げがきっかけだったらしいけれど、様々なところに値上げの波が来てるよ。


(本日は第2忠丸。)

釣り座は左舷艫2番目をチョイス。

トラフグのお客で大混雑だから、受付けしたのは開店から40分後。

団体さんもいるようで女将さんと若女将もバタバタしていたな。
大変だけど嬉しい悲鳴でしょうね。

船で準備していると続々とお客が乗ってくる。
左舷で12名。
右舷も同じくらいだからほぼ満員。

これは割り当てが減るからチャンスが巡ってくるか怪しいぞ。


(出船。)

出船して東進する。

ホームページで浅場を攻めてみると予告されていたからね。


(本日のタックル。)

リールはいつものバルケッタプレミアム。
竿は昨年セールで購入した紅牙のお値打ち品を初下ろし。

持っている炎月では竿が強くてドラグ調整してもタックルバランスが決まらないのを昨年イヤと言うほど味わったんで、ユキちゃんのアドバイスに従って紅牙の安いのを買いましたよ。


(タチウオ船団。)

海堡近くの浦賀水道脇は先週タチウオで来たし、タチウオ船団が近くに見える。
先週はあちら側にいたんだよね。

釣り開始。

水深は30〜40m。
浅くて巻き揚げが楽で良いよ。

ドラグ調整を念入りにして、底から10mの範囲を落として巻くを繰り返す。
紅牙は竿が細くて柔らかなんでアタリを弾かないだろう。
タックルバランスは良いと見た。

でも、タイラバは1日巻いてチャンスは数回だろうから、この人数だと更に目減りしてワンチャンあるかくらいか?
そもそもチャンスは回ってくるのか?


(釣り開始。)

ちょっとうねりがあって船が上下動する。
船が持ち上がるのに併せてジジッとドラグが鳴る。

暫く落としては巻くを繰り返していると、唐突にコツコツとアタリが出た。

来た!と反応したものの、巻きはそのまま続ける。

来い!追って来い!
念じて巻き続けるも次のアタリは来ない。
落とし直して巻き直ししても反応なし。

違和感で離されたのか?

これを受けてドラグを1つ緩める。


(潜水艦が行く。)

早々にアタリが出たんでちょっとは気持ちが楽になった。
タイラバはこのセットのままで良かろう。

流し変えの回収中に大艫のお隣さんに何かが掛かった。

かなりな引きで大物を予感させる。
エイ?サメ?青物かな?

タモを持って横に立つSトシくんも交えて待ち構える中、揚がって来たのは良型タチウオ。
F6近い大型だ。

タチウオ船団が見える距離なら掛かるよな。

このタチウオは水面に浮かせてラインが緩んだ時に鋭いキバでラインを切られてバレちゃって、タングステンのシンカーだったお隣さんは痛がってたね。


(水色が悪いよ。)

次の流し変えのタイミングではこちらに何かが掛かった。

グングン引くこの手応えは覚えがあるから、タモを持って横に立つSトシくんに、タモいらないよ、と言っておく。

揚げたのは、


(お前か。)

サバフグ。

今年初のサバフグよ。
タイラバは活性をなかなか得られない釣りなんで、魚の引きを味わえただけでも良かったか。

ネクタイをボロボロにされたけどね。


(アタリ遠いね。)

次は着底直後に何かが食って底に張り付いた状態でドラグを出される。

どんどんラインが出るからドラグを締めて格闘するも、無念のラインブレイク。
正体は何だったのか?
実績のタイラバを失ったのが痛い。

ラインシステムを組み直しでタイムロス。

でも船中では左舷舳で型を見たのみで沈黙が続く。
水の色か、潮か分からんけれど、魚たちの機嫌が良くないのかな。


(潮はこんな感じ。)

潮止まりを経て潮が動き出してくるチャンスタイム。

そろそろ来ないかなと思いつつ巻き落としを繰り返していると、久し振りのアタリが出る。

コツコツコツ。

何事もないようにペースを崩さず巻き続ける。

食え、食え。
ドキドキしながら巻く。

アタリの度にジジッとドラグが鳴る。

ジジジジジー。

アタリから食い込みのドラグロールに発展、食った。

竿先がグングンと上下動し度々突っ込みを見せ、ドラグは鳴り続く。

Sトシくんがタモを持って待ち構えるところに、タイの引きだと思いながらも「またサバフグかな」と三味を弾いてみる。

これはタイだよ、とSトシくんとお隣さんが口を揃えてくれる。

そうだよね。
タイだよね。
船中2匹目をいただきだな。
この人数の中で選ばれたな。
持ってるな。

ジジジーと度々ドラグがなるのを構わず巻き続ける。

「残り10m」

Sトシくんに告げてそろそろ見えるかなと水面に視線を落として魚影を探す。

グングンの手応えがフッと消えた。
突っ込んでいた竿先が元に戻ってる。

「バレたー❗」

空を仰いで絶叫。
周りも「えーっ!」。

残り5mでバレちゃいました。


(逃げられました。)

食い込んだタイミングでアワセを入れるべきだったか。
もっと早く巻けば良かったかのか。

タイラバの経験値が足らないからあれやこれやと後悔が押し寄せる。

次はアワセるぞと心に決めて、ひとつ経験値を積んだと切り替える。


(で、風景写真。)

このタイラバで食ったんだから次も来るはず。

信じて巻き続け勇治船長も残業してくれたものの、このままで終了。

沖あがりになった。


(沖あがり。)

タイらしきアタリは4回、うち1回は掛けたのにバラし。

これだけの人数で乗るとマダイはトラフグと変わらないくらい運になるな。


(本日の空の桶。)

サバフグはリリースしたからクーラーには氷のみ。

野毛屋さんの氷は氷屋さんの良品だから、家で焼酎ロックを飲ろう。

マダイのリベンジは平日にします。


・サバフグ : 1 (リリース)
船中0〜2
中潮


🐟