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【釣】強風とうねりを物ともせず遂に覚醒する!? (2024/12/14 アカメフグ 野毛屋)

2024-12-27 05:53:00 | 釣り
ドン底からの完全復活かを自身に問うための野毛屋さんへのフグ釣行は、4:55着で9番目。

宿並びの駐車場に停めて開店まで車内で待つ。
これからの季節は寒さとの戦いだ。


(毎度。)

釣り座は右舷舳1番をチョイス。

両舷艫側から埋まっており、北風が強い予報で揺れる舳1番はどうかと考えたけれど、釣り座の有利を優先した。
実釣時間の多くが上げ潮だからね。

本当にUGスペシャルを使いこなせているなら、うねりにはどうにか対応できるだろう。


(本日は第十忠丸。)

船に移動して準備していても風で船が揺すられる。
湾内の船着場でこれだとコンディションは相当悪いのではなかろうか。

今の釣り場だと北風は避けられないから海に出たらうねうねだろうな。


(潮はこんな感じ。)

右舷は6名で出船がないユキちゃん船長が胴の間に収まる。
今日の風じゃさすがにお立ち台には立てないからね。
左舷は9名だそうで偏ったね。


(平潟湾の夜明けぜよ。)

定刻前に出船。

平潟湾を出たところからビュービューと北風が吹き付け、飛沫を被る左舷に退避命令が出る。

強風によるうねりで船はドッタンバッタン。
舳は1mくらい上下してジェットコースターのようだ。

釣り座選択を誤ったか?
胴の間の方が良かったか?
ちょっと後悔が頭をかすめたけれど、何とかすれば良いことよ、と強い気持ちで振り払う。


(釣り開始。)

八景沖で釣り開始。

仕掛けはノーマルカットウ。
底まで落とすもののうねりのためか10号ナツメだと着底が良く分からない。

数回誘ってオモリを丸型15号にチェンジ。


(風とうねりがあるよ。)

風に対してはしっかりした穂先のUGスペシャルは微動だにしない。

以前のAllegroでは柔らかい穂先が風でブレてアタリが取りづらかっただろう。

うねりに対してもUGスペシャルならリニアな操作でタイミングを測っていなせる。

これならこの海の状況に対応出来るぞ。
不安が解消して釣りに集中出来る。

すると、サクッと掛かるのよ。


(7:42に1匹目。)

小型のコモンフグ。

開始早々に型を見てホッとする。
これで後の展開が楽になるな。

暫し流すも船中数が揚がらないので、大きく移動になる。


(南本牧の水路。)

やって来たのは南本牧の水路。

ここはアカメ狙いだな。
風とうねりが避けられるから他のフグ船も来ている。

護岸の際を流すと軽い根があるもののラインを揺すると外せるレベル。
先程に比べると格段に釣りやすい。
オモリは10号ナツメに戻す。

丁寧に誘っていると着底間際にチョコチョコとアタリが出る。
着底と同時にアワセるとガツン

竿先が突っ込みゴンゴン来る手応えは大アカメだ。

水面に浮かせてカットウの掛かり所を確認、そのまま引き抜いた。


(デカアカメゲット。)

手にしたのは35cmクラスの大型アカメフグ。

このクラスがあれば前回に続きチリ鍋がイケそうだぞ。

打ち返すと再びガツン
続けて良型アカメをゲットする。

更に続けてガツン
35cmオーバーのデカアカメを揚げる。

周りは沈黙している中でのこの展開は有利な釣り座であるものの凄いぞ。

これは無双モードの発動か?


(8:57に5匹目。)

アカメに続いてコモンも揚がる。

しっかりした穂先でも誘い下げ時に出る触りが見える。

いると察したらタイミングを読んでアワセて掛ける。

ゼロテンで微小なアタリも取れる。


(このサイズのアタリも取れるぞ。)

リリースサイズのミニコモンのアタリを取って掛ける。

風に負けないしっかりした穂先でも触りやアタリがしっかり取れ、反応するとタイムラグなくアワセが決まる。

まさにUGスペシャルは欲しかった理想の竿だ。
ようやくそのポテンシャルを使いこなせるようになったか。

ポンポンとミニコモンを揚げながら心の中で勇治船長に感謝する。

勢い止まらず、面白いようにアタリが出る。
誘いで掛ける。


(9:56にツ抜け。)

水路に来てからものの2時間足らずでツ抜け。
それに加えてミニコモンを5匹リリースしているから驚きのペースだ。

ドン底からの完全復活どころか理想の竿を得て覚醒したのではあるまいか。


(心も晴れ晴れ。)

アカメを追釣し、水路では大型2匹を含む5匹をゲット。
アカメフグだけでチリ鍋が出来るぞ。

水路で12匹を揚げたところで中の瀬へ移動。

移動中に左舷の常連さんから数を聞かれて答えると、桁が違うと驚かれる。
この時点でユキちゃんでも8匹だそうだ。

これまでユキちゃんに先行することはあっても勝ったことはない。
このままでは行かないでしょう。


(10:30頃に中の瀬へ。)

中の瀬では北風をもろに受け、うねりが続いている。

ここではショウサイとトラ狙いだろう。

うねりがあって釣りづらい状況にあって魚影は疎らなようだ。

船中なかなか揚がらないところに触りが出る。

いるぞ。

ゼロテンからカウントしてタイミングを取って空アワセ。
サクッと掛かるとビビビビーと小気味良い引きで走る。

期待とともに巻き揚げると、

(嬉しい1匹。)

良型ショウサイフグ。
刺身に嬉しい1匹だ。

ここで1匹が獲れたのは精神的にデカイ。
うねうねの中でも集中力を切らさずに積極的に誘えるぞ。

(うねうねよ。)

水路での驚異的なペースからガタ落ちして長い沈黙が続くけれど、うねりに合わせた誘いとゼロテンで微かな触りも見逃さんぞと竿先を凝視する。

唐突にガツガツと出たアタリにアワセるもスカす。
タイミングを測って空アワセるも空振り。

仕掛けを揚げるとエサはなくカットウのハリスが切られてる。

これはトラフグの仕業だ。
これが獲れていれば4種のフグをコンプリートだったのにな。


(風も止まず。)

船中時間を置いてポツと揚がる程度で、横目で見る胴の間のユキちゃんもペースが上がらないようだ。

バッドコンディションが幸いして前半のリードを維持出来ている。
丁寧に集中して1匹でも多く揚げるぞ。

するとサクッとコモンをゲット。
これで14匹。

ユキちゃんに捲られる不安から、あと1匹、あと1匹と念じて誘い続ける。

微かなアタリを捉えてアワセるとサクッ。
無双モード発動中は逃しませんぜ。

ゴリ巻きで揚げると、

(キミかね。)

シロギス。

肩透かしを食らうも、アタリを取ってシロギスの喉元に掛けるとは良い反応じゃないかと自画自賛。

最後まで1匹でも多く稼ぐぞ。
アタリが遠くとも集中力が切れないまま誘い続ける。

リズムを崩さずに誘っているとサクッ。


(14:14に15匹目。)

良型のコモンフグを揚げる。

あと1匹、もう1匹。
念じながら集中し続けたけれどこれで終了。

沖あがりを迎えた。


(沖あがり。)

結果は15匹。
リリースが5匹あるから非公認記録なら20匹か。

久し振りにスイッチが入りっぱなし、集中しっぱなしだったのに疲れはない。
充実した釣りが出来たからだな。


(本日のフグ。)

健船長に何匹釣った?と聞かれて答えると左舷艫側に向かった。
上位者の釣果を確認に行ったのだろう。

再び船長が現れるとその手には竿頭シールが。

ユキちゃんから逃げ切ったのか。
この価値は大きいぞ。

シールを手に健船長に記念撮影いただく。


(超久し振りにゲットだぜ。)

振り返ると竿頭は4年振り。
累計で記念すべき10回目だ。

ドン底からのV字回復で完全復活どころか一皮剥けて覚醒しちゃったのではあるまいか。

今回で年間累計釣果は70匹になり、ようやく目標の140匹の折り返し地点に到達した。

年末までのフグ釣行は行けてあと1回。

既に目標達成は叶わないだろうが、これから怒涛の快進撃となるのか覚醒した自分に期待だ。

期間限定で終わりませんように。


・アカメフグ : 5
・ショウサイフグ : 1
・コモンフグ : 9(+リリース5)
・シロギス : 1(リリース)
船中0〜15(竿頭)
大潮


🐡


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