今季のアカメフグもいよいよラスト。
湾フグ釣りに誘いこんでこの道にハマったものの、お悩み中でリベンジに燃えるT1さんと共に今季最後のアカメを狙います。
前日の釣果が良く、波風ない晴れ予報で、しかも大潮とくれば満船を覚悟してたのに5:15着で14番目。ほとんどのお客がマダイ船だから、フグ船は予想外にがら空きで右舷艫3、4番の並びをゲットした。
結局、右舷は6名だけで、釣り座を調整したらみよし寄りの胴の間になったよ。

(明け方はみぞれが落ちてたぞ。)
例によってお互いに今日の目標を確認し合う。お客が少なく割当てが見込めるものの、釣果が落ちて来てるラス前だからフグ系で7匹、あわよくばツ抜ける。が自分。悩めるT1さんはその半分だと言う。

(潮はこんな感じ。)
出船して、馴れない方々に船長からのエサの付けと釣り方のレクチャーが終わったら、八景沖で実釣開始。

(雲が厚いぞ。お日様はどこに?)
大潮周りで潮止まりまで2時間あるはずなのに潮がゆるい。フグ達の活性が気になるなー。
暫く誘ってると視界の隅で、右隣のT1さんが竿を曲げてるではないか。早っ!
抜き揚げたのは28cmクラスの中型アカメ。
「型見たよ。」
船長からアナウンスがあったから、1流し目で船中1号だよ。やるなー。とT1さんに声を掛けつつも、やはり朝は先攻されちゃうのか、とちょっとへこむ。T1さんのオデコが消えたのは良かったけどね。
周りでもポツ、ポツと揚がり始めると、こっちにもサクッときたよ。

(8:00前に1匹目。)
中型のアカメでこちらもオデコを脱して一安心。
去年のボウズが頭の隅にあったから、これでリラックスできた。早い時間に型が見れるとその後が楽ですわ。

(ようやく晴れてきたよ。)
でも、その後は潮がゆるいためかアタリが遠い。丁寧に誘ってもアタリなくエサも食われず、2時間半が経過。
この間にT1さんはアカメを1匹追釣してる。
こんな時こそ集中だ。と凝視していた竿先が微妙に揺れた。すかさずアワセると、サクッと掛かった。ゴリ巻きして抜き揚げたら、会心の掛かり所で、センターがっちりでございます。

(唇の皮一枚だけどね。)
その20分後に、また微妙なアタリで掛けて、巻きに入ったら途中でテンションが抜けた。上に泳いだからショウサイだな。と睨んだとおり、今日いただけちゃう嬉しいショウサイフグをゲット。
このあと立て続けにもう一匹揚げた。

(膨れるショウサイ。)
波風なくて潮もゆるいからゼロテンでアタリを取りやすいけど、小さい微妙なアタリばかり。エサの食い方を見ても高活性じゃなさそうだ。
T1さんはアタリが遠退き、釣り方が判らなくなった。と悩みつつも誘い続けてる。
集中ですよ。集中。

(沖堤の近くで流してた。)
更にそこそこの重量感のを掛けたけど、ゴンゴン引かないし、泳がないし、ただ重いだけだからカレイだろうと、これまた嬉しいゲストだな。と巻き揚げる。
でも、揚がったのは30号のL字テンビン。船釣りで投げ釣りの仕掛けを揚げるとは珍しいぞ。多分、沖堤からカレイ狙いの投げ釣りで根掛かった仕掛けなんだろう。

(膨れるアカメ。)
流し替えの度にポツと揚がるものの連チャンは少ない。こっちも数十分おきにポツと取れる程度で我慢の釣りが続く。
型は30cm超が1匹で、あとはそれ以下の中小型。今日は一度もタモの出番がありませんよ。

(やはり小振り。)
ガラや貝を掛けた後はカットウの針先を爪に立ててチェックする。少しでも鈍ったらフックシャープナーで研ぐようにするけど、段々と頻度が多くなってくる。今日の状況だと新品と交換するのがモッタイナイと気が引けちゃう、貧乏性ですな。

(ここまででこんな状況。)
そんな中、ガツっと掛けたのは今日イチの引き味。竿が良い感じに突っ込んでるし、タモサイズが来ましたよ。とほくそ笑んでゴリゴリ巻くと、途中でフッとテンションが抜けた。
「バレた。。。」
タモを持って駆けつけてくれた健船長に言うと、
「あーあ。もったいない。」
というお言葉。
それは、ひょっとして、トップ争いをしてるということなの?

(最後に大きく移動。)
沖あがり40分前に猿島付近まで大きく移動して、T1さんと、見せ場はここに違いない。ここでドラマが待ってるはず。と期待して誘い続けたけど、何も起こらず。そのまま終了。
今季の最後が巻きバレで終わるという締まらない結果だったぞ。
(´▽` )ゞ

(血抜き中。)
釣果はアカメ5、ショウサイ2でフグ系で計7匹。一応目標は達成しましたよ。
港に戻って船上で捌いてもらう、T1さん命名の「晒し者タイム」。
皆さんの釣果と見比べると、どうやら上位の戦績のようだ。
結果、この日のトップは9匹だったから、届かない数字じゃなかった。確かにモッタイナイ。

(捌き待ちのフグたち。)
捌いて貰う時に健船長に今後の予定、特に昨年盛り上がったトラフグを今年もやるかを聞いてみた。
「釣れるかどうか、様子を見に行ってから判断するよ。やるとなったら、3隻全部で完全予約制にするから。」
とのこと。
予約制はありがたいな。去年は前日入りの車中泊までしてボウズだったし。
一度はトラのガツン!を体験してみたいな。

(アカメよ。楽しませてくれてありがとう。)
さて、アカメフグ釣りはこれで終了。今季は6回の釣行で合計35匹の釣果。当たり年で数も型も楽しめた。
愛しいアカメとは秋まで暫しのお別れです。
・アカメフグ : 5
・ショウサイフグ : 2
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