釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】風とうねりに揉まれながらもリベンジを果たす (2020/06/26 午後フグ 野毛屋)

2020-07-13 06:34:00 | 釣り
午前アジからあがった頃から予報どおり風が吹き始める。

南西風だから大貫沖はうねりが厳しいかもなー、と思いつつ船着き場のモノレールの日陰でクーラーに腰掛け、午後に向けての船掃除を見守りながら昼飯のパンを噛る。


(日陰で涼しいよ。)

午後も同じ左舷大艫で、実釣時間は底りからの上げ潮だから釣り座的には期待出来るぞ。

懸念はこの強風から来る波とうねり。
隅を取ったことが反って災いしないといいな。

揺れに備えて念のために酔い止めのアネロンを飲みましたよ。


(潮はこんな感じ。)

12:30に出船、大貫沖を目指す。

移動中は左舷側でも飛沫が掛かるほどで、湾中央から先は白波が立ち、うねりで船が横に揺すられる。
こりゃハードコンディションだぞ。


(うねうね。)

大貫沖でアンカーを打って釣り開始。

うねりで船が大きく上下し、波風が手伝ってか潮はそこそこある。

これでアタリを取れるか?と不安になりつつ、まずはキャストしての第一投。

仕掛けは流されラインは風に煽られても着底を捉え、誘いに入ろうとしたところでいきなりアタリが出る。

アワセると一発で乗った!
早々に型を見ちゃったよ。


(オープニングヒットでゲット。)

誘う間もなく食ってくるとは、フォール中から追ってたのだろう。
エサもガッツリ食われたから高活性なのかも。

船中を見渡すとショウサイがポンポンと揚がってる。
思ったとおり食いが立ってるぞ。

エサを付け替えて期待を込めて打ち返すけど、うねりの上下動でゼロテンキープに苦労する。

高低差は竿だけじゃなく腕ごと動かしても埋まらず、ラインを出さないと仕掛けを底に置いておけないのよ。


(これだもの。)

沖なのに船頭方向から波打ち際のような大波が迫ってきた時には、船が呑まれるかと思ったよ。

隣にいたSトシくんと、びっくりしたー!とハモったし。
中乗りがビビるうねりって相当だよな。


(5匹目。)

うねりに翻弄されてイトフケを出しちゃう隙にエサをヤラレる。
活発な食いなのにエサだけ盗られるロスが出る。

もっと効率的に釣らないといかんな。
釣り方の正解が分からず試行錯誤を繰り返してはエサだけヤラレる。
過去イチのバッドコンディションでの釣りだからね。


(立ってるのに相当足腰を使うぞ。)

色々な体勢と角度を試したところ、大艫を活かし、真後ろを向いて竿先を高く挙げて右後方に流れる仕掛けを操ると、不思議とゼロテンをキープ出来ることが分かった。

潮に対しての仕掛けの流し方と竿の角度で、こんなに落ち着きが変わるのかと目からウロコだ。

釣り方を掴んだところから1投1殺。
仕掛けを入れて数回誘うと出るアタリを捉えて、ほぼロスなく獲っていく。


(10匹目は嬉しいアカメ。)

(型良いよ。)

一際強い引きからブチ抜いたのは良型のアカメフグ。
久し振りのアカメは嬉しいな。
食も楽しみだ。

活発な食いだからエサの消耗が激しい。
後半はエサ1匹とフグ1匹の交換になる。


(15匹目。)

船中でポンポン揚がり続けてる。
場所変えせずに1箇所でこの食いが続くのは凄いぞ。

こんなペースは昨年一郎丸さんで63匹を獲った時に経験したけど、その時は小型のコモンばかりで、所謂「寄りフグ」だった。

今回は良型を含むアベレージのショウサイフグが釣れ続くなんて、5年間のフグ釣りの中でも初めてだよ。

楽しいー。


(20匹目。)

エサを2回お代わりして、それを使い切る最後のエサで20匹目をゲット。

ここで沖あがりになった。


(戻って来たところ。)

ダブルツ抜け、しかも半日でなんてビックリ。
リベンジ達成どころか、ショウサイとアカメ釣果の記録更新だ。

前半に釣り方が定まらなかったことが悔やまれる。
もっと早くに悟っていればもっと数を伸ばせただろうな。

良い経験になりました。
もう、うねりにも負けないぞ。
たまにはこんな大釣りも良いね。

明日は筋肉痛だろうけど。

・ショウサイフグ : 19
・アカメフグ : 1
・コモンフグ : 1(リリース)
船中:7~32
中潮


🐡

【釣】リベンジならずも満たされる (2020/06/26 午前アジ 野毛屋)

2020-07-10 05:15:00 | 釣り
アジとフグに一度でリベンジを果たすために平日釣行で野毛屋さんでリレーする。

午後から南西風が強くなる予報が気になるものの、完全予約制の今はおいそれと日程変更出来ない。
多少海が荒れようが頑張るしかないね。


(毎度。)

そんな予報からか5:00着で8番目。
久し振りに宿並びの駐車場に停められるぞ。

お陰で釣り座は午前、午後とも左舷大艫をゲット。
伸び伸びと釣らせて貰いますよ。


(左がアジ・フグの第三忠丸。)

前回の午前アジも左舷大艫だったから絵に描いたようなリベンジマッチだ。

仕掛けも前回同様にケイムラ3本バリの本気仕掛けを使いますよ。


(出船。)

前回の2匹はアジで過去最低の釣果だった。
そこまででないにしろ状況いかんでは今日も厳しい戦いになる可能性がある。

その日のアジのご機嫌は仕掛けを入れてみるまで分からないからね。
今日はどっちだろうか?
ドキドキだ。


(釣り開始。)

出船して福浦岸壁沖の浅瀬から開始。

数投コマセを入れるも反応なし。
早々に移動する。

アジは朝イチからバリ食いはないだろうから、調子はまだ分からんよ。


(次。)

このあと、あちこちと場所を変えるものの音沙汰なし。
群れを求めて走る時間が多くなる。

アジじゃなく、マルイカ船みたいだな。
マルイカ、乗ったことないけど。


(弁天屋さんのアジ船。)

反応があってもアジ食わず、船中型見ずで、なかなか落ち着けない。
こりゃ今日もヤバいのか?

と思ってたところ、探索過程で横をかすめた弁天屋さんのアジ船では、見ている間にも数匹のアジが取り込まれた。

やる気があるアジはいそうだから、群れを当てれば期待出来るかも。
頼むよ、俊船長。


(当てましたよ。)

出船して約2時間後。
ようやく来ましたよ!

でも、ファーストヒットは水面バラシ。
型が良いから口切れしちゃいました。

船中あちこちで揚がってるからこの群れは期待大だぞ。

直ぐさま打ち返してベタ底の棚で待つ。
型が良いヤツはアワセを入れて上アゴにハリを掛けないと取り込めないぞ。

活発な食いじゃないから優しく誘いも入れる。
ククンと反応が出たところで竿を揚げてアワセると、グングンと竿先が揺れる。

こりゃ型が良いぞ。
バレるなよ、と大事に巻き揚げる。


(綺麗なアジですよ。)

獲ったのは30cmクラスの良型だ。

エラを切ってバケツにイン。
美味しくいただくために血抜きは欠かしませんよ。

3本バリの上バリに食ってきたからアジは浮いてるようだ。
そこで、2.5~3mのタナを狙うとポツポツと食ってくる。


(輝く金アジ。どれも型良し。)

どれも30cmを超える良型だから、向こうアワセで掛かると口切れでバラシしちゃう。
半分くらい水面でバラシてますよ。

良いところに掛けるためにはアタリを取ってのアワセが必要。
追い食いなんて狙うどころじゃなく、1匹、1匹を大事に獲らねば。


(置き竿にもしてみる。)

ようやっとポツポツだけど船中数が揚がってホッと出来た。

でも、コマセを撒いてちょっと待たないと食わないから1匹獲るのに時間が掛かる。
食うと型が良いから釣り味は抜群だけどね。


(岸壁修理中。)

あがり間際は朝イチと同じ福浦岸壁付近に戻る。

護岸修理をしていて大分距離があるのに、警備船が近づいて来て離れろと言ってくるし、落ち着かないな。

ここで掛けたものの途中で巻きバレ。
結局、バラシて終わりになった。


(沖あがり。)

結果は9匹。
とにかくバラシが多かったな。

アジでツ抜けならずじゃ貧果だろうけど、型が良かったから釣った感があるし、食の心配もない。

リベンジしたとは言えないものの満足感で終えられたから良しとしよう。
さて、午後のフグはどうでしょうか。

午後フグへつづく。

・アジ : 9
船中:7~18
中潮


🐡

【釣】釣行前記 (2020/06/26 野毛屋)

2020-07-06 07:03:00 | 釣り
自粛明け後のここ3回の釣行は、

・5/29 ショウサイフグ : 4匹
・6/6   アジ     : 2匹
・6/20 ショウサイフグ : 4匹

と、低空飛行が続いてる。

特に湾フグ以下のアジってどうなのよ?
全然釣り足りないし、食べ足りないぞ。

2ヵ月の家籠りが微妙に釣り方に影響を及ぼしてるようで、自分では以前と変わらずと思っているものの、何かが違ってるようだ。
早く元の感触を取り戻すには、間を置かずに行くしかあるまい。


(毎度。)

ならば、アジとフグに一度でリベンジを果たすため2週連続で野毛屋さんへ、今回は午前・午後でリレーしますよ。

今度こそリベンジを遂げたいな。


🐡

【食】ショウサイフグの塩フグ握り寿司

2020-07-03 05:55:00 | 釣魚料理
6月20日(土)の野毛屋さんへのショウサイフグ釣行は手が合わずにたった4匹の釣果。

4匹じゃ量が不安だけど、釣行前から決めてたメニューを初志貫徹でイキますよ。

それは、握り寿司。


(仕込み完了。)

ショウサイフグは塩して1日置いて水分を抜いた塩フグにし、量の不足を補うために冷凍庫からモンゴウイカを引っ張り出し、更に彩りとコクを添えるためにスーパーでサーモンを購入した。

握り寿司も3度目となれば手慣れたもんですぜ。


(さっぱりと。)

箸休めは、ショウサイフグの薄皮とモンゴウイカのエンペラの湯引き。

プリプリとコリコリをポン酢でさっぱりいただく。
こりゃ良いね。


(定番。)

トロトロの白子はポン酢で。

期間限定のお楽しみの白子は、コクがありつつも爽やかさがある。
やっぱり旨いね。

プリン体に注意ですが。


(お上品。)

お吸い物はショウサイフグの中骨の出汁で仕立てる。

優しい味が酢飯に良く合うよ。


(頑張ったー。)

握りは都合50カン。

メシだぞー、と呼んだ子供らが目にしたところで「スゲー!」と声を漏らした。

ショウサイフグ4匹で28カン握れたし、塩フグに仕立てたから水分が抜けて旨味が凝縮、食感も良くなって寿司ネタに持ってこいだ。

口に運ぶと皆で「旨っ!」を連発。
この量のフグ寿司なんて店でも食べれないぞ。


(上:フグ、中:サーモン、下:モンゴウ)

モンゴウイカは薄く削ぎ切りにして表面に隠し包丁の仕事をしてますよ。

3月に釣った冷凍保存のモンゴウだけど、サクッ旨で全く劣化なし。
コウイカ系の切れの良い歯応えが好きだな。

「このイカを食べたら外でイカは食べれないね」

と、かみさん。
そうでしょう、そうでしょう。
大量に冷凍庫にキープしておきたいね。

サーモンはスーパーでサク買いしたものだけど、脂が乗ってて旨い。

ショウサイとモンゴウの淡白な味わいにサーモンの脂の旨味が良いバランスになる。
我ながらこの組み合わせは上出来だ。


(集合写真。)

家で握り寿司は贅沢だなー。
しかも、ほぼ釣果で仕立ててるからネタも言うことなし。

3度目だからか握りの腕も上がった気がするぞ。
皆で満足、満足。

父の日に自ら握った父に感謝してくれ。


🍣