瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

瞑想合宿レポート2

2005年01月04日 | 瞑想合宿レポート
最初に、今回の瞑想合宿で学んだこと、印象に残った主なことを箇条書きにしてみよう。そのほうが、どんなテーマをどんな順番で書き進んでいくか、私自身にとっての整理になる。

1)合宿に行く直前に日記に「瞑想合宿に、私はまたさまざまな渇愛をぶらさげて参加するだろう。それらにどれだけ気づき、受容し、無執着になることができるのか。そんなことをじっくり見据える瞑想になるのだろうか」と書いたが、前半のテーマはまさにこれであった。握りしめていた瞑想に対する渇愛に気づくたびに私の瞑想は良い方向に向かっていった。

2)前回の合宿では、自分の劣等感とその補償としての本やホームページを通しての表現という心の在り方に気づいたが、今回はより具体的な劣等感の中身に気づき、その一部を受容することができたと思う。

3)今回はとくに無意識の心の働きの絶妙さに感嘆した。さまざまなイメージが深い意味をもって私に働きかけ、私を何かしらの統合に向かって導いてくれた。と同時に、そういう深い無意識の活動を促すヴィパッサナー瞑想という強力な方法の素晴らしさにあらためて強い印象を受け、この瞑想への確信をさらに深めた。

4)ヴィパッサナー瞑想は、心の抑圧を浮上させ、解放していく上できわめて合理的で優れたシステムであり、その基本はサティ(気づき)とラベリングである。選んだ中心対象(腹の動きや足裏の感覚など)にサティを入れつつ、意識がそこからはずれ他の対象にとらわれたり雑念したときにもサティを入れる。そしてすみやかにまた中心対象に戻る。この方法の単純さのなかに実は、無意識を浮上させる驚くべき力が隠されている。これはヴィパッサナー瞑想の基本中の基本だろうが、その力をあらためて体験し、この素晴らしい方法に出会った喜びをかみしめている。

主なものは以上だろう。他にも小さな学びは数多くあり、それらすべてを通してヴィパッサナー瞑想をさらに深めたい、この合宿にまた参加したいという思いを深めた。と同時にこの方法の素晴らしさを少しでも多くの人に知って欲しいという思いを強くした。
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最初の瞑想合宿レポート

2005年01月04日 | 瞑想合宿レポート
最近、ダイアリーをこのブログに移行したので、はじめてここを訪れた方は、グリーンヒル瞑想研究所の瞑想合宿がどのように行われているか、知らないかもしれない。そこで原始仏教からの流れをくむヴィパッサナー瞑想がどのような瞑想なのか、グリーンヒルの瞑想合宿がどのように行われるのか、まずはおおよそのことをまず知ってほしい。ということで、まだの方はぜひ以下を読んでいただきたい。

最初の瞑想合宿レポート

ここに書かれているようなことを前提とした上で、4回目の参加になる瞑想合宿レポートを書き進めることになる。
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