瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

七覚支

2005年12月24日 | In This Very Lifeより
◆七覚支
エポケー改め「精神世界の本を読む」の方で、スマナサーラ長老の『ついに悟りを開く・七覚支瞑想法』(国書刊行会、1997年)によって、七覚支とは何かを簡単に要約している。→こちら

一方、Sayadaw U Pandiraの"In This Very Life"のなかにも七覚支について解説した一章(第4章)がある。こちらは、さらに詳しく実践的な問題に触れており、参考になる。それで、この場でその内容をあくまでも私自身の実践上の関心から要約し、感想を付け加えたりしながら、紹介していきたい。(客観的なまとめではなく個人的な関心からのノート程度のものであり、まとめについての責任は私にある。)

ちなみに七覚支(悟りのための七要素)は、次の七つである。
1)念覚支
2)択法(ちゃくほう)覚支
3)精進覚支
4)喜の覚支
5)軽安覚支
6)定の覚支
7)捨の覚支

これらは、悟りが起こるために必要な条件である。マハーシ方式の伝統的なヴィパッサナー瞑想では、これらの七要素を発展させるよう方向付けされている。

1)念覚支
念は、サティであり、マインドフルネスである。これが第一の要素である。マインドフルネスは、受動的な響きがあるが、実際のサティは、ダイナミックで立ち向かっていくものである。それは、対象に飛んで行き、いかなる部分も見逃すことなく、対象を完全にカバーし、貫くものである。

著者は、念覚支の特徴をさらにいくつかに分けて説明していく。(続く)
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