南の海上には非常に強い台風18号が発達しながら本土上陸をうかがっている。その後ろには台風19号も控えている。さめやらぬ台風の季節。大きな災害をもたらさないよう願うばかりだ。台風は怖いよ。こちらには来ないでくださいね。
天災といえば御嶽山の噴火。死者は50人を超えようとしている。セメントのように固まる火山灰と有毒ガスなどで捜索は難攻しているという。捜索隊員の方々のご苦労が手に取るようだ。火山灰に埋もれた山頂付近の惨状には目を覆いたくなる。被災に合われた方々のご冥福を心からお祈りしたい。
嵐の前の静けさと言おうか、今日の熊本は絶好の秋日和。地元のデパートでは「大京都展」が開かれている。毎日が日曜日の老人夫婦、久しぶりに揃って街へ出ることとした。
まず最初はお昼の食事。行きつけのレストランはケルンよしもと。ハンバーグとドリヤ、オムライスが評判のフランス料理店。“うちの奥さま”はドリヤ、私はオムライス。おいしかった。
電車通りから見える熊本城の木々のみどりがすがすがしい。お城見物をしてみようと欲が出た。
熊本市では70歳以上の老人にさくらカードが支給される。さくらカードは市内の電車・バス料金は5分の1。市内観光施設の料金も無料となっている。勿論熊本城の観覧料は無料。観光客で賑う桜の馬場城彩苑から無料バスでお城入口へ。平日というのに沢山の観光客でにぎわっている。今日は天守閣でなく、入口近くの重要文化財、木造の宇土櫓に上ることとした。時を経て変色しかけた気の老化、シロアリの食った後も見受ける。狭い階段を息を切らして登ると素晴らしい景色が広がっていた。熊本城の2層の天守閣が目の前にある。遠く阿蘇の噴煙も望める。
お城見物の後は「大京都展」。お目当ては伏見の「七味とうがらし」いつも1年分をまとめ買いする。料理に使う青い山椒の実も並べてあった。5袋お願いしたが2袋しかないとのこと、人気がないのかそれとも売れてしまったのか、残りは後で送ってもらうこととした。
久々の街歩きは楽しかった。また、ときどきはこようねと奥様とニッコリ顔を見合わせた。ところが歩きすぎたのでしょうかその夜、腰が痛くなった。病院でいただいたシップ張り薬の出番だ。年には勝てぬとつくづく思った