今年のノーベル物理学賞は日本人の3人に贈られると発表された。赤崎勇・名城大教授と天野浩・名古屋大教授、中村修二・米カリフォルニア大学サンタバーバラ大教授の3人。赤崎教授と天野教授は青色の発光ダイオード(LED)を初めて作り、中村教授が実用化につなげた功績による。これにより光の3原色が出揃いLEDで幅広い色が再現できる道筋をつけたとある。
ノーベル賞を創設したアルフレッドノーベルは遺言書に「人類に最大の恩恵をもたらした人物」に賞を贈ると記した。スウェーデン王立科学アカデミーは今回の受賞発表文で「青色LEDは人類に最大の恩恵をもたらした発明」と最大の賛辞で称えた。一日本人として小さな声で受賞の3人の先生がたに最大の賛辞を申し上げたい。本当におめでとうございます。
さらに明日9日には文学賞の発表がある。候補として日本の作家村上春樹さんの名が上がっている。発表が待ち遠しいところだ。10日には平和賞の発表が行われる。これにも「日本国憲法9条」がノミネートされていて、予想では最有力の受賞候補とある。
憲法9条がもし受賞するとなれば、受賞者は私も含む日本国民全員が受賞することとなり、戦後68年の間、1人の戦争犠牲者も出さず平和を守り抜いた証が世界中に認められる。もし、受賞できなかったとしてもそれは日本が誇れる平和のシンボルに変わりない。大切にしなければと痛感する。
集団的自衛権の行使の憲法解釈を閣議決定した安倍総理には、世界が注視するこの現実をもっと注視して欲しい。小人のささやかな願いだ。