ゴールデンウィークも後半に入った。ゴールデンウィークといっても、毎日が日曜日の老人夫婦にとっては、いつもと変わらぬ時が流れる。今日5月4日は「みどりの日」。我が家の小さな庭のカエデやヤマボウシ、樫の新緑が、みごとな「みどりのカーテン」を作り出している。夏の暑い日に涼しい風を送りこんでくれる「みどりのカーテン」だが、茂りすぎるとうっとうしいこと甚だしい。
毎年、梅雨の明けたころには、植木屋さんに庭の剪定をお願いするのだが、この2.3年、植木の剪定ができていない。熊本地震から1年が過ぎたが、地震の復旧作業など人出不足は深刻だとお聞きしている。被災したご自宅の手入れなど、お仕事がお忙しいのだろうが、昨年8月に剪定をお願いしたのだが、今だお出でいただけない。
いつまでもお出でいただけないのなら、別の植木屋さんにお願いすることも考えるが、なんだか寂しくなってくる。植木屋さんとのお付き合いは随分長い。約30年前に植えた庭の植木はこの植木屋さんに植えていただいた。その後は、毎年、梅雨のあけるころに庭の剪定を欠かすことなくお願いしてきた。
小さかった植木も時を経るにつれ随分と大きくなった。1年以上も剪定しないと小さな庭が、さながら林のように荒れてくる。
梅雨の明けるころまでには、ぜひ、庭の剪定お願いしますと「みどりの日」にちなんで、あらためて植木屋さんに電話をかけた。