珍しく朝から雨が降り続いている。いつも庭の剪定をお願いする植木屋さんがなかなか来てくれない。熊本地震で人で不足の関係なのだろう。
植木の剪定は20年近くの間、ずっと同じ植木屋さんにお願いしていた。最近、植木屋さんがなかなか来なくても、別の植木屋さんを探すわけにはいかない。根気よく、しばらくは来ていただく日を待つこととしよう。
ところが、葉が隙間ないほどに茂った玄関脇のヤマモモの木に、大きなハチの巣が見つけた。スズメバチの巣のようだ。スズメバチの怖さはテレビや新聞でよく見て知っている。怖いといったらない。駆除をどこかに依頼しなければならない。初めてのことで迷胃が先に立つ。
最初に思い付いたのは、家の近くの便利屋さん。チラシには、雑事は何でも引き受け料金は3000円からとなっている。早速「ハチの巣の駆除をお願いしたいのですが」と電話した。すると「防護服など準備するので料金は4万円程度かかります。最低でも1万円でしょう。」という。これは高い。
次に、電話帳を頼りに害虫駆除とあるシロアリ屋さんに「ハチの巣の駆除ですが」と電話した。担当者が外出中なのであとで電話しますという。返事が来るまでにずいぶんと時間がかかった。その返事「今は忙しいので伺えません」という。
思案投げ首のていで、市から配布された「わが街辞典(熊本市熊本市生活便利ブック)」を開いた。
「家の身近な管理を中心にいたします。(ハチ駆除・害虫駆除・空き地空き家・室内外管理等)」と広告を見つけた。とにかくすがる思いで「スズメバチの巣の除去ですが」と電話した。「はい。料金は3千円。近くにきているからすぐにお伺いできます」と返事があった。まさに地獄に仏とはこのことか。迷わずすぐに駆除をお願いした。
簡単だった。巣をビニールの袋で覆い、巣のかかった枝を切り取った。その時間約5分。作業のあと「スズメバチ」は3月から10月にかけて繁殖するが、危ないのは秋になってから、だから今の時季は大丈夫。」と説明され、虫の予防には「フマキラーA」を葉の裏からふればよいと教えていただき、そのスプレー缶を1本くださった。ありがとうございましたと一安心。それでも駆除料は3000円。
後から知ったのですが、スズメバチなど害虫の駆除は、市役所の担当部署に連絡するのが一番良いそ知った。