人吉球磨地域に古くから受け継がれてきた「相良三十三観音めぐり秋の一斉開帳」が、開催されています。全部で35ある観音堂めぐりは、古くから人吉球磨地方に伝わり、地域の人々の心のよりどころとして信仰を集め、現在も大切に守られています。
開帳期間中、観音堂ではお接待が行われます。豊富な土地の野菜のお煮つけ、山菜ごはんや赤飯など。気持ちだけのお礼を差し上げるのです。ところがことしは新コロナの影響で、三密を避け、ご接待は見送られたそうです。
それぞれ観音堂には、ご利益のある観音様の仏像が祀られています。仏像には平安時代後期につくられたものがあるそうです。
観音めぐりは歩いて回るのですが、最近は簡略化しマイカーでのご参拝が多いそうです。
人吉には、転勤で3年あまり住んでいました。7月4日の球磨川の大水害で、市の大部分が壊滅的被害を受け心配でなりませんが、観音堂めぐりは素晴らしく楽しい思い出です。