サハリン情報 日本商社も本腰を入れるのか

世界的に有名な日本の「商社」がサハリン開発に多大な貢献を果たしている。

「三井」及び「三菱」の専門家はサハリン産石炭の日本への輸出の可能性を探っている。
本件は、州行政府でのシュパコフスキー副知事と日本側作業グループメンバーとの会談において検討され、加えて、サハリン州内での天然ガスの効果的な活用に関する問題も討議された。
以前の検討の実施において、７００ページに及ぶマスタープランが立案された。
そこでは、メタンを生産するガス化学工場、電力生産のガス化、暖房・電力エネルギーの共同生産システムにおけるガス活用の有効性、石炭輸出のための港湾の現代化及び拡張の展望の可能性が検討された。
また、それら全てのテーマについて、具体的なプロジェクト及びその実現手段が提案された。
本年４月、マスタープランの基本的考え方が州行政府に示された。会談において日本企業の専門家らは、日本の石炭の活用状況がどのように形成されたかについて説明した。
現在日本では、オーストラリア、中国、インドネシア及びロシアから石炭を輸入しており、ロシアは全輸入の７％である。
日本企業の代表者らは、「地理的に我々が非常に近い位置にあり、ロシアの石炭の役割が大きなものであること、また、日本のエネルギー経済が将来高カロリーの石炭を利用することから、我々はこうした状況に満足していない」と述べた。彼らは、マスタープランで示された石炭の輸出や港湾・鉄道等のインフラ現代化の実現に関心を有している。
それ故、「三菱」と「三井」の専門家は協力の方途を検討するため、こうした分野の企業の専門家と会談するようサハリンに滞在している。
ＡＳＴＶ　ＮＥＷＳ

現在まで隣国ロシア（サハリン州）の日本への立地条件の良さは、誰もが認識していた。
何も遠いアラブの原油・オーストラリアの石炭　を購入する必要など無いのである。
商社は、ビジネスであるので「費用対効果」を考慮するとサハリン産の資源にシフトするのが当然の成り行きである。
「政治」に眼を向ける商社では無くて「国民」に軸足を置くべきである。
品質が良くて・低価格であれば、国民はいかなる税金の投入も惜しまない。

サハリン→北海道

本日も雪降りです 北海道便り

サハリンでも１２日に降った雪も消えないでこのまま積雪になると思われます。
北海道・平野部でもいよいよ積雪の季節を迎えます。
各地から雪の話題が聞こえてきます。

北海道→サハリン
写真・今朝の北海道情報大学・国際交流センター