東京電力は2011年8月1日、福島第1原発1、2号機の原子炉建屋間にある屋外の主排気筒下部付近で、毎時10シーベルト以上の高放射線量を観測したと発表した。
敷地内で観測された線量で最も高く、急性被曝(ひばく)で死亡するとされる7シーベルトを42分で超える値。東電は周辺を立ち入り禁止にし、遮蔽(しゃへい)する。東電によると、がれき撤去後に線量の変化を測定していた作業員が、同日午後2時半ごろ確認した。
約3メートル離れた場所から棒の先に計測器をつけて測ったところ、測定限界の10シーベルトを超えた。
計測した作業員の被曝線量は最大4ミリシーベルトだった。
「7~10シーベルトあびると人は死亡します。2週間以内に」
『想像を絶する高さです』 『10Sv/h超という数字は、燃料棒がそこに転がっている以外は思いつきません』 「燃料から直接でないと10シーベルトは出ない、使用済み燃料のプールが爆発して、その中身が吹き飛んで来たのでは」と、京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏。
これには海外のメディアも注目している。
中東のメディア:アルジャジーラも上の住民避難の写真に Lethal radiation levels are key risks faced by workers battling to contain worst nuclear accident since Chernobyl
(チェルノブイリ以来の、殺人的な放射能に作業員は直面している)とAFPの説明をつけて報道している。
事故直後から、この付近の線量の高いことはわかっていたらしいが、今やっと計測とは、、。
核燃料は飛散していないと何度も言われていたはずだが、、雨が降れば地上を流れ海に入る。
意図的な発表の遅滞及び真相隠蔽と政府「経済産業省」官僚と東電とのもたれあいが、国民に猜疑心を植え付けた事は否めない。 サハリンマン
「予期せぬ事故」扱いは誤り=福島原発事故で米NRC委員
【ワシントン時事】米原子力規制委員会(NRC)のアポストラキス委員は3日、ワシントン市内で講演し、福島第1原発事故を「予期せぬ事故と見なすのは誤っている」との認識を示した。
同委員は、福島原発を襲った巨大地震や津波の発生確率は「1000年に1度」などとする分析があると指摘した上で、「原子炉の安全性を考える上では(放置してもよいと)認めることはできない確率だ」と語った。(2011/08/04-06:36)