「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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ホールボディカウンターでストロンチウムが検出された男性の訴え

2011-06-17 04:20:03 | 福島第一原発と放射能

 日に日に、強くなっている僕の思いとして、当初の段階で強烈な被曝を受けた人と受けていない人の間に差が結構あるのではないかという感覚です。かなり影響の出ている人がいる一方で、何も感じない人がいる。まだらなので、被曝の実態がわかりにくく、伝わりにくくなっているという事です。そうした中で、ホールボディカウンターは、その人の全ての被曝状態を測れるわけではありませんが、最もよくわかる手段であります。このホールボディカウンターを受けられないという人が圧倒的多数で、受けられても結果を知る事が出来ないという声もよく聞きます。

 僕が以前から聞いていた話で、このホールボディカウンターのあの山下教授で有名な長崎大学で受けた人がいます。彼は首都圏にいた人です。彼のホールボディカウンターで、ちょっとびっくりする核種が検出されていたことについて、彼の思いとともに伝えます。彼は長崎大学で、ホールボディカウンターの後の数値がわかり、更なる精密検査を、最近まで、国際被爆者医療センターと、放医研に、直接出向き依頼しましたが、 機械の検出ミスだと言いはられて、精密検査は拒否されたそうです。かなりひどい被曝した事実を、隠されているのではないかと、ご本人は疑っていて、「関東全域の方が、いろんな被曝している可能性高いのではないか。私の例を出して注意喚起をして頂きたい」と話しています。もちろん、僕は全ての方に同じ事はあてはまらないと思いますが、こうした例を知っていただく事も、皆さんには意味があると思い、掲載します。

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ホールボディカウンタを受けてきました。

 
結果は セシウム 134 が24.4ベクレルでした。
 
それ以外に  Zn-65(放射性亜鉛)   84.4ベクレル
        Sr-85(ストロンチウム)  71.5ベクレル
 
検出されているのに、それは機械のミス(アンチファクト)であるとのことでした。
どうも、信用できません。資料は手元にあります。
WBC は精密式のWBCで、20分掛けて計測し、20センチ程度の遮蔽空間に寝転んでやるタイプです。
カウントは 1万7千~4万と言っており、
1500カウント以上は、精密検査で無いかと問うと、機械が違うからとの回答でした。
 
精密式WBCでは、ある核種しか拾わないのでは無いかと、不審に思ってます。
また、Zn65は、前橋のCTBT核種検出器でも検出されております。
 
 
「追記」
 
年齢は34才の男性。ご自宅は埼玉県。
会社員にて、外回り等無く、基本は社内にいます。通勤は、電車です。


3月
11日  東京から埼玉  徒歩とタクシーで帰宅
12日  埼玉
13日  東京
14日  埼玉  屋内
15日  東京と埼玉
16日  東京
17から19日  東京
20から21日  埼玉

 
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 メルトダウン直後に何が本当はおきていたのか。あのときに放出されている核種は量も種類も、一体どのくらいあり、どのようものなのか。そして線量もずっと高かったのではないのか。ある専門家は、成分比は燃料棒の反応後すぐのものではないのかという見解ものべていてます。メルトダウン、メルトスルーの流れの中で、どのような放射性物質が降り注いで、どんなことがおきているのか、皆目見当がつかないなかで、ホールボディカウンターでの被曝データ集めに使われただけと自嘲する男性の訴えは、皆さんにも聞いて欲しいと僕は思いました。
 
 ストロンチウムは、この量自体は多くはありませんが、骨に取り込まれると大変な事になる核物質です。こうした核物質が検出され、しかしながら、機関側からはアンファクトと言い張られている現実。検査機関は山下教授傘下の施設です。
 
いろんな観点で被曝がどういう影響を与えるのかを突き止めるための一つの材料としてこの話を考えて欲しいと僕は思います。
  
 また、僕のところに各号機は深刻な状態で、いよいよ下にのめりこんでいて、地下水との接触がひどくなる状態だと聞きます。しかしながら、政府周りの政治家は、「地下水は、放射能汚染されても拡散するまでにかなり時間がかかるから大丈夫だ」と言っているということが入ってきました。小出先生とこのことを話すと「いったい、どこまでまともでないのだろうか、何一つきちんとできていない。見通しは全く暗いし、地下水が大丈夫とは何の根拠もないでしょう」と、あきれ返るだけでした。とにかく、東電も政府もまったくまともなことを言わないまま、どこまでいくのだろうかという事です。どこまででも行くということかもしれませんが。
 
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満員になりました

「ジャーナリスト木下黄太講演会 in 上尾 ~放射能汚染を語ろう~ 」


日時: 明日土曜日 PM4~6時

会場: 上尾市コミュニティセンター 第2、3集会室

     埼玉県上尾市柏座4-2-3

カンパ(会場費):500円 

定員:110名(メールで申し込み)
        
交通:
http://www007.upp.so-net.ne.jp/musicA/center.html

JR高崎線 上尾駅西口から、徒歩7~10分
       バス5分 「弁財入口」下車
  
第1~3駐車場はありますが、土日は混みますので、
満車の時は、駅前大駐車場に    
お願いします。

参加申し込み用のメールアドレス
    
forchildren.ageo.saitama@g
mail.com

「上尾・子どもたちを放射線から守る会」のアドレスです。
               
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満員になりました

自由が丘講演会

「ジャーナリストの木下さんと原発問題についてみなさん一緒に考えましょう!」


あさって日曜日
●時間:15:00~17:00(14:30~受付開始)
●場所:東京都目黒区自由が丘1-26-18 チェスナットヒルズ2 3F
  チェスナットホールC
  自由が丘駅徒歩3分
●定員:50人くらい
●場所代として1人500円 おねがいします。(小学生以下のお子様無料)

注意:日曜お昼過ぎの時間帯のため、小さなお子様連れのお客様も予想されます。ご理
解、ご協力おねがいいたします。


参加希望者は代表者名と人数を下記メールアドレスまでお願いします。
(※その他の問い合わせもすべてこちらにお願いします。)

qqqppip@gmail.com

自由が丘チェスナットホールのHP
http://homepage3.nifty.com/chestnut/sub3.html

 
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 「追記」
鼻血、下痢、倦怠感を書いて、福島の子どもに体調変化がおきている情報を,きのう東京新聞が書いています。僕や皆さんが懸念したこと、そして書いていたことの一部分にあたるものを、新聞が書いたということです。



 
 

なぜ、あなたは東京にいるのですか?

2011-06-16 08:56:41 | 福島第一原発と放射能

 僕の中ではっきりと思っているのは、関東圏でもある程度健康被害が出はじめているのではないかというおそれが強まっているという事です。この懸念を書くことが、嫌というなら、正直、僕の危機感とあなたの危機感は違うという事です。僕は、一人でも多くの人が、健康被害を極力少なくなるように希望しています。だから、書いているだけです。このことについて、名前を明かして、この危機を伝える専門家はほぼいません。個別には情報提供する人もいますが、全体像が読めない中で、あいまいな言説に終始するしかありません。だから、僕は踏み込んで話しています。チェルノブイリの時に、数百キロ離れたベラルーシでおきた事柄を確認し、当時、ポーランドやドイツでどのくらい内部被曝を恐れて、対策がなされたのかを確認すると、この程度の懸念は自然な話です。なんで、何もおきないという想定をつづけようとするのか理解できません。

 健康被害を極力少なくするためには、より被曝する可能性が少ない地域に移動するしかありません。避難するしかありません。避難しても、食べ物、飲み物に気をつけるしかない。そのエリアの外部線量も事前に確認するしかありません。自分の進むべき場所の安全性を確認する作業は必要です。ガレキを燃やす事に西日本で反対の声がおきていることもポイントです。「人はうけいれるけどガレキは受け入れない」というスタンスだと思います。

 最近、僕に直接連絡を取る人たちの大半は、実は避難する事は決めている人が多くて、その人たちの一番の質問は「どこに逃げれば安全か」という問いかけに変わってきました。どこまで逃げれば安全なのかの確認、そして「本当に安全な場所は海外しかない」という最終見解を持ちながらも、落ち着き場所を探している様子です。少しでも安心して暮らしたいという強い願望はよくわかりますし、女性がその思いを強くもっているのは、とても理解できる話です

 僕は、本音で、東京にとどまっている人が、どうして、そのままとどまることを選択するのか、僕にはわからなくなっています。いろんなことがありますが、「なぜ、あなたは東京にいるのです。」と尋ねたい衝動に駆られています。


自分の身体の健康を確かめるために、周りとともに確認してください。

2011-06-15 06:54:17 | 福島第一原発と放射能

 僕が書いていることは単純です。例えば偶然に、今まで何も起きていない、母子双方に、同じ複数の事象が、同時に重なって起きる可能性が、かなり低い事から、専門家と詳細を話して「懸念」を書いているだけです。健康被害が起きるはずがないと声高に主張されるのは、ご自由にですが、僕は、現実におきている事柄をきちんとトレースする事を言っているだけの話です。こちらの書いている意味が、そもそもわかっていないレベルです。こちらは、調べましょうと皆さんに話しています。懸念する事はありませんかと。それだけの話です。

 恐らく今後、放射能被害が顕著な健康被害が発生し始め、過去最悪の「公害問題」として認識されるだろうという推測が僕のスタートの思考にはあります。現実におきている事象の中で、その可能性を見極める作業をするということです。

 また、チェルノブイリで起きたこともそうなのですが、今回はさらに微小な放射性物質の、そしてかなりの種類の核種が飛んでいる状況で、それを体内に取り込んだ場合、どうした事態がおきるのかは、過去に類例がなく、事象のなりゆきがわからないということです。また、ヨウ素に限った話を僕が書いていないのに、そこだけに焦点を当てるのは、露骨に特定の意図で、あほらしいと思います。

 申し訳ないですが、「今回の原発事故による放射能は自分の健康を害する事はない」と信じ込みたい皆さんは、信じ込んでくださいとしか答えようがありません。信仰が悪いわけではありませんから、御用学者の言説を信じる感覚で、どうぞ信仰してください。

 すいませんが、僕は根拠のないものは、信仰したくないので、きちんとおきている事実の確認作業を進めていきたいだけです。もちろん、申し出があったことのうち、当てはまらないものもあると思います。ただし、あてはまる可能性があるものもあると僕は推測しています。この推測の下で、何が起こっているのか、あるいは、まだ何も起こっていないのか、確認を進めていくだけです。小難しい話はありません。

 放射性物質の飛散状況が、エリアごとにまだらな状況にあるため、何がおきているのかをエリアごとに認識していかなければならないと思います。あなたの身の回りで聞くほうがよいのは、このためです。

喉、鼻、皮膚、お腹、下痢、体がだるいなどの症状が自分の、地域的に近い、身のまわりでおきていないのか、話して確認しはじめてください。家族や近くの知人、同じ学校、同じ幼稚園、近所の人、行動パターンが似ている人たちの間で何かおかしなことがおきていないか、相互確認をはじめてください。少しでもはやくはじめてください。

 はっきりしているのが、今が有事で、例えれば戦争状態であることを、認めたくないという思考が強い人々がいるのでしょう。でも、例えば昨夜、民主党のある国会議員から「第二首都」というワードを聞かされ、その舞台裏の政治関係の構図も説明されると、以前、官邸からも「遷都」という単語を聞いたことからも、事態はいろんな想定の中で、ころがっていくのが、僕にはよくわかります。そうしたなかでも「後の健康被害は因果関係ははっきりしない」「直ちに健康被害が出るという確実な情報はない」という感じで、とりあえず、今の政府が思いたがっていることもよくわかっています

 何の被害もなければかまいませんが、僕の危機感はそんな生易しいレベルではありません。何もおこらなければ、後々、僕をいくらでも、罵倒されればよいと思いますが、僕は懸念を伝えて、確認する事を呼びかけているだけです。これはとめられません。この作業が大切です。

おきている事態は深刻な可能性があります。いろんなことを確認する作業を行ってください。これは、あなたやあなたの大切な人の生存可能性をあげることにつながります。健康を守る事に直結します。

 

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四号機からの大量水蒸気またしても。念のため注意をしてください。

2011-06-14 04:13:16 | 福島第一原発と放射能

午前零時ごろから、四号機付近から大量の水蒸気が出ています。

念のため、関東圏、東北のガイガー隊の皆さん、所有のガイガーカウンターの数字に注意をしてください。

また、地上の風向きに注意してください。朝からの天気、降雨の有無も気にしてください。

なお、状況をみて、マスクをしてください。

事実を確かめる作業をすべきだということを僕は書いています。

自分たちでどこがポイントなのか、確認していくしかありません。

 

「追記」

茨城の一部のモニタリングポストの上昇はありましたが、他に大きく変化はしていません。モニタリングポストの変化は地域的な降雨の影響かもしれません。ただし首都圏も、このあと降雨については、注意したほうがよいと思います。今後も、量があるレベルを超えた可能性がある、夜の大量の水蒸気情報は、何を言われようとも警戒はします。高濃度の水蒸気が出てくる可能性がある以上、僕は気がついたら必ず言いますし、万が一のために出来る事はすべてやるだけです。

 

 

埼玉県上尾市での開催です。浦和や大宮からも近いそうです。
主催団体へのメールは必ず行ってください。


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講演会についての問い合せも上記メール


≪緊急事態≫喉、鼻、眼、皮膚、下痢、だるい等、異常の有無を周りの人と直ちに話して下さい。

2011-06-13 01:15:25 | 福島第一原発と放射能

 病理の専門家と、喉、鼻、皮膚、お腹、下痢、体がだるいなどの症状が自分の、地域的に近い身のまわりでおきていないのか、話して確認しはじめてくださいと呼びかけることをここ数日、話していました。恐らく今後、放射能被害から、顕著な健康被害が発生し始め、過去最悪の「公害問題」として認識されるだろうという推測からこの話は、始まっています。そうしたところ、ある緊急事態を示唆する書き込みが僕のブログにありました。正直、血の気が引いています。まずこれをお読み下さい。

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 まだ最終的な結果が出るまではと思い書くのをためらっていましたが、やはり今東京で起きている現実のひとつとして書かせて頂きます。4月の半ばに娘の喉が腫れているのに気づき、先月念の為甲状腺機能の検査を受けさせました。正直大げさな親だと思われる事に若干の抵抗もありつつ、放射線の影響が心配なのでとはっきり先生にも伝え、エコー検査もお願いしました。その時の見解では腫れも酷くないし大丈夫じゃないかなぁ…的な先生からの言葉があり、少し安心していました。ところが一昨日私1人で検査結果を聞きに行った所、甲状腺機能に異常が発見されました。更に詳しい検査が必要な事と数値的に恐らくまだ全然初期段階な状態ですが、正直かなりショックで泣きながら家に帰りました。そして、原発の翌日からかなり気をつけていた我が家ですらこの様な状況に陥った事に、尚更恐怖を感じました。今回私に多少なりの知識があった事で早めの対処が出来発見しましたが、甲状腺の異常は自覚症状がほとんどありません。だからこそ怖いのです。検査して何もなければ安心料だと思って、血液検査とエコー検査を(血液検査だけでは発見されない事もあるので)ぜひ受けて頂きたいと思います。私と娘は甲状腺だけではなく腎臓の機能にも異常が出ました。それが何を意味するのかは、これから毎月検査を受ける事で明らかになっていくと思っています。
これは煽りでも何でもなく、検査結果として明らかになった事実なのです。
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 この専門家にこの投稿内容を伝えたところ、典型的な急性の内部被曝症状ではないかという推測をされています。腎機能に症状が出ている場合に、こうしたことは多いといいます。ご本人と娘さんの二人とも、甲状腺と腎臓の両方に異常が出ていることから考えると、食べ物のように、口から摂取したものから、かなり早い段階で、放射性物質を取り込んだ可能性を指摘しています。目の網膜の検査もされることをすすめますという事です。この書き込みの方が、もしなにかありましたら、僕に直接メールしてください。

 チェルノブイリの時に出ていた核種は主にヨウ素とセシウムのみです。そこでの健康被害想定とことなり、福島第一原発は、今でも何かの反応があり、放射性物質の排出は三ヶ月も続いていますから、短い半減期の核種による影響さえも否定できませんし、他の核種による被害状況が、チェルノブイリと異なる事態になることも容易に想像できます。しかも、メルトスルーが起きている事態のときに、実はどのような恐ろしい事がおきるのか、皆目検討がつかず、スリーマイルの時に様々な被害想定があったことは僕も記憶しています。そうすると、福島状況を考えて、今回のようなことが、三ヶ月くらいでおきてきたとしてもなんらおかしくはないと病理の専門家は言います。

 喉、鼻、皮膚、お腹、下痢、体がだるいなどの症状が自分の、地域的に近い、身のまわりでおきていないのか、話して確認しはじめてください。家族や近くの知人、同じ学校、同じ幼稚園、近所の人、行動パターンが似ている人たちの間で何かおかしなことがおきていないか、相互確認をはじめてください。少しでもはやくはじめてください。

 3月の三連休中に同じ雨にあたった二人の子どもが、二人ともいきなり鼻血を出した話や地下鉄で数駅移動する際に、三つの駅で鼻血を出す人と遭遇した話、屋外清掃してほこりまみれになった後、突然背中に茶色の軽い隆起をともなう点が、複数出来ている話など、憂慮されるようなエピソードが次々ときています。

 僕は断言しますが、首都圏でも、これは大変な健康問題になってきます。活性汚泥の焼却さえとめれば、東京でこどもの健康を守ることができるというレベルではありません。恐らく、事態は相当深刻になります。とにかく、注意を怠らず、対応を急いでください。自分や自分の愛する人、特にお子さんを守るために全力を注いでください。

 「追記」

最も危険な核種、ストロンチウムが地下水でも検出です。これがどこまで広がっていくのか大変です。岩盤まで掘り進んで、ダム工事でせき止めないと、どこまで地下水が終わるか、わかりません。急げよ、政府。いい加減にしろ。


お散歩雑感、そしてこれから気になるのは「健康問題」という視点

2011-06-12 15:15:02 | 福島第一原発と放射能

 今回のお散歩おつかれさまでした。国会周辺を黄色の人々がお散歩するのがきちんと認識できる状況くらいの参加でした(二時間回ってあった人の多さを考えると二百人くらいではないかと思います、国会官邸まわりは警察と黄色の人しかいませんでした)。朝方まで豪雨だったですから、午後三時ごろに雨が上がったのはよかったです。警察や警備の方々も好意的で、議員会館の警備の人に礼をされたのは、ちょっと嬉しかったです(普通はあんまりないです)。「歩いてるだけ?」と言ったり、「何をするのかわからない」と無線で話す警察官もいたそうです。こういう感覚のことが、まずないのでしょう。試みとしてはよかったと思います。皆さん本当にお疲れ様でした。

 ただし、都内の6.11の行動は一本かもされず、推計で参加者は新宿、芝、渋谷など数箇所で三万人程度とみられます。問題が具体化するまでは殆どの人は認識したくないし、認識しない。問題に気づいている人は恐らく千二百万人の三割くらい、350万人くらいはいる。雨ということもあり行動まで踏み切れた人は一パーセント弱の三万人。雨でなければ、倍くらいは可能性はありましたが。(前日の夜の豪雨でなかなかふみきれない人はこの類の予定はやめます)もちろん気づいた人の一割が行動することは普通ありません。僕の感覚だと気づいた人の二パーセントから四パーセントくらいが行動する人の割合です。今回、六万人から十二万人くらいの動員の幅が本来だったと思いますが(僕は天候がよければ六万人から七万人と本音では推測していました)、当日朝までかなりの雨というファクターは、半減してもおかしくはないでしょう。三万人はそういうことだと思います。でも確かに少ないです。

 きちんと運動体がまとまって構築されていないからこの数字でしょうし、関心のない人々に対して、この問題は何があるのかということをきちんと訴える人がまだ不在である現実の反映がここに出ていると僕は思います。何を首都圏の人に伝えるのかと言う核心がないと、話は動き始めません。

 そうした中で「健康問題」と言う要因が、どこまで明確化してくるのかということが、この原発事故の影響として鮮明になるのかどうかという点で、大きなファクターになります。お散歩の参加者は、普通に元気な人もいれば、原発事故以降に体調不良に悩んでいる人もいらっしゃいました。悩んでいる人たちの話が、もちろんすべて原発事故の影響とは言えないですが、なぜ今回、こうした不調を訴える声が多いのか、そこにはどういう違いが生じているのか、さらに稿を改めて、書きたいと思います。不安の声が現在、まばらである現実ということも、関係してくる気がします。


6.11からの僕らの新しい道が始まります。新しい道です。

2011-06-11 04:25:54 | 福島第一原発と放射能
きょう、ティータイムの午後三時からお散歩します。

黄色のリボンや黄色の帽子、黄色のものを身につけてお散歩です。
放射性物質を警戒し、お散歩できる人は、マスクを付けましょう。
このイベントのテーマはお散歩です。
 特に何も言いません。もちろん何も騒ぎません。
静かにお散歩するだけです。和気あいあいとお散歩しましょう。

うまくすれば、ちょうど雨上がりかもしれません。
雨の後なら、放射能も落ち着きます。お散歩も楽しくできますよ 
(雨が強いなら無理はしないようにしましょうね)

お散歩に行けない皆さんは、是非黄色いものを身に付けてください。
よろしくおねがいします。
 
 新しい道をどのように切り拓いていくのか。これまで、名古屋→自由が丘→東向島→東村山→小金井→小美玉(茨城)→三鷹→松戸→渋谷→白河→福島→大阪→京都→吉祥寺→新宿と、一ヶ月くらいで、講演会、対話集会、ミーティングを十五回、僕は続けてきました。ある意味、「狂気の行進」です。ダブっているひともいるでしょうが、のべで1000人ほどの方々と対話を続けてきました。これだけ、短期間にいろんなみなさんと話す事ができたのは、いろんな意味で大きいと考えています。僕の人生の中でも、これだけ短期間にいろんなことが目まぐるしく変化した事はありません。吉祥寺でも、新宿でも皆さんのいろんな動きが僕の五感を刺激します。本当にこんなに自分が活性化したことはないと断言します。
 今のこの時代の中で、僕らはいったい何が出来るのか。そこが大きく問われます。放射能には人間は勝てないのですが、それでもなんとか僕らが生き残る方法はあるのか。なんとか、巧く逃げ切る方法はあるのか。そして、切り返す術はあるのか。サバイバルと言う事が切実な時代となった事を、政府も役所もマスコミも財界も、未だに認めようとはしません。そうした中での、僕らの切実な危機感を、きちんと表明する事が大切です。
 
何よりもあなたの意思表示をしてください。
 
 内部被曝した30代と40代の東電男性社員2人は、総被曝がそれぞれ678.08ミリシーベルトと643.07ミリシーベルト。これは、尋常な被曝量ではない。現場が追い込まれている実態がよくわかる。3号機の地下に大量の汚染水をまた発見、プラス材料はまるでないということ。
 別の話、関西に移住者が増えている。大阪圏で3月と4月、転入者が転出者を上回った。2カ月連続の転入超過は1984年3~4月以来27年ぶり。当然、原発によるものでしょう。住民票を動かしていない人も多いだろうから、実数はもっと多いと僕はみている。変化は確実に近づいている。あなたが認識できるかどうかだと僕は思います。
 
 
 
 

あす、6.11にあなたの意思を伝えてください。

2011-06-10 13:45:33 | 福島第一原発と放射能

 福島第1原発で働いていた協力企業の40代男性作業員がけさ宿舎で、意識不明となったとといます。発熱もあるそうです。もちろん、もともとの体調の変化によるものかもしれませんし、別のご病気かもしれません。ただし、非常に心配な事ではあります。現場の作業員に真っ先にいろんな異変が出る可能性は高いですから、慎重に情報を待ちたいと思います。彼の作業による外部線量は伝えられている数字だとすると、外部線量の観点からのみで考えると、異変がおきるレベルではありませんが。

 また、株主総会を前にして、東京電力の株主402人が原子力発電事業からの撤退を定款に盛り込むよう提案しているそうです。この動きは株主という存在の本旨から考えれば、当然の話ですし、こうした具体的な戦いがいろんな形で展開していく事が、必須条件になってくると僕は思います。

 いろんな事柄が錯綜している中で、あなたの意思がどこにあるのかを、まず一度確認する作業をするべきだと僕は思います。6.11というのは、この原発事故がおきてから三ヶ月の節目になります。この節目でどういう風に、自分の心の中で、考えていくのか、今一度振り返り、御自身の心の中の声に、きちんと耳を傾ける作業が必要だろうと思います。自分がまず何を思っているのか、自分の大切な人は何を思っているのか、そうした中で、自分に為せることは何なのか、今一度、考えていただきたいと思います。ここで、一回、見つめなおす事で、後々のあなたの展開が大きく変わってくるのではないかと僕は思います。

 

 

  

 

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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺にお散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」

 ティータイムの午後三頃からが良さそうかも。散歩でマスクは必需品。

 

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多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

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アスベストを思い出す肺の病変の恐れ、微小な放射性物質への更なる懸念

2011-06-09 20:01:57 | 福島第一原発と放射能

 すいませんが、僕の危機意識はもっと高まっています。橋本病は、投薬しているときはもちろん、こんなふうに数値変化が激しくないと聞いています。一年間、安定していた人が5月上旬に突然悪化し、TSH 1台から突然32以上になったケースも報告がありました。医師も原因不明と話しています。安心したい方はどうぞご自由にとしか僕は言いませんが、僕は懸念はそのまま伝えます。懸念があることを隠蔽できません。確実な事がわかった時点では、「遅い」以上、僕はつかんでいる情報で、一定程度可能性のあることは書き続けます。ここまで、書いてきたことの悪い想定に悪い想定に事柄は進んでいます。この情勢の中で、否定したいお気持ちは理解しますが、お気持ちが理解できるだけで、賛同はいたしません。置かれている状況に楽観視できるものは一つもありません。一つもです。こういう形で追い込まれる現実は、僕の想定の中で最も悪いものです。すいません、危機意識の度合いが楽観論を一生懸命コメントする皆さんと僕はもう全然違います。この落差はすさまじいものがあります。理解できないと思いますが、僕はずっと深刻な思いしかありません。

 ある専門家は鼻、喉、気管に炎症が起きるケースを想定すると、まず二次感染を警戒すべきだと認識しています。風邪、百日咳、インフルエンザの重症化を今後心配すべきではないのかと話します。さらに、微小な放射性物質が、肺ほうまで入り込む事は、十分ありうるといいます。下手をすると0.3マイクロン以下のものだと、ほとんどのマスクは気休めです。小さい粒子がいりこむと、肺ほうは変性しやすく、肺の炎症がおこります。肺が機能しなくなるケースも想定できなくはありません。アスベストのときに何が問題だったかというと、アスベストの細かい繊維状のものが肺のおくまで刺さり、最終的に苦しんでなくなるケースが、作業員や周辺住民におきたことです。今回の微細な放射性物質も同様の結果をもたらす可能性があるとその専門家は警告します。「アスベストは被害は直接の作業員とせいぜい周辺住民に限られます。今回は違いますよ。関東全域に微細な放射性物質は飛散している。どこでなにがおきてもおかしくない。こんな状況を理解できる人が少ないのが歯がゆい」と。

 ガレキを全国で燃やす事は、この状況を全国に蔓延させる可能性があります。僕はこの問題についても優先順位をあげました。放射性物質が付着している可能性があるガレキを全国に蔓延させてはなりません。溶融炉で溶かすと、放射性物質はさらに細かい粒子になります。危険です。線量が高くなくても、体の奥底に届いていく危険が高まります。

 6.11が大切なのは、すべての人にとって重要な状況だからです。僕はどの政党にも、どの政治団体にも、過去も現在も一度も所属していませんが、いまだにこの状況の意味合いを正確に理解せず、行動を懸念させるように書き込む人々の神経がわかりません。具体的な懸念があるひとは、名前と携帯番号を明記してメールされれば話します。書いているような次元で僕は考えていないし、人を馬鹿にするのもいい加減にしろと僕は思います。普通の人々がたちあがらないと、状況は変化しません。事態の進行は早いです。

 はっきり書きますが、関東圏においても、あなたたちの生存が、今回の原発事故の影響で大変な影響が出るという恐れが、日に日に強まっているからここまで書いています。楽観論だけ言い募って、自分や自分が愛する人々の命を守らない方々は、僕には関係がありません。勝手にしてください。関東で安心できる材料は、どんどん少なくなっています。僕はより真実に近いと思うことを書きつづけているだけです。

「追記」

 さらに、専門家は「微小な放射性粒子を気管や肺にいれてしまうことは、線量が多少高いか低いかで判断すべきではない。線量が低いほうが、そういう粒子が少ないとも考えられるが、都市部などの環境ではそうもいえない。土壌がなく、地面の線量と空間線量に変化がなく、ある程度の線量がある場合、空間に微小な放射性物質があると考えて欲しい。肺ほうの中に取り込めば、大変な危険が有るということを認識して欲しい。日本の専門家に知る人が少なくても、欧米で、軍事的な核の知識がある人々の間では、共通認識」と話しています。

 ちなみに、福島第一原発に関して積極的に発言しているガンダーセン氏も、「原発からはまだ大量の放射性物質が出ています。最初の2週間ほどではありませんが、それでもかなりの量です。(中略)風向きによって今は南に流れていきます。これから気をつけなければならないのは、ガイガーカウンターで測れるような総被曝量ではなく、高放射能粒子です」(http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/06/blog-post_06.htmlより引用)と、発言しているそうです。このインタビューは読むべきポイントがいろいろあるので(四号機のことやHEPAフィルターのついた空気清浄機のこと)、そのサイトでお読み下さい。

 

 


カナリヤは歌いつづける、「東京が大丈夫なのか」と。ある甲状腺疾患女性の警鐘。

2011-06-09 03:57:51 | 福島第一原発と放射能

 

 都内で甲状腺の病気のある方からメールを頂き、お話をしました。甲状腺はいろんなパターンの病気があって、甲状腺を切除済みの病気や、逆のパターンの病気もありますので、一概には言えませんが、この方の橋本病はヨウ素を過剰に感じ取り、摂取する病気だと聞きます。こういうタイプの甲状腺の病気の方におきている状況です。

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はじめまして。ブログを拝読させて頂いています。今日はぜひ聞いて頂きたいことがあってメールさせて頂きました。 

 私は都内(目黒区)に住む40代の女性です。 

原発事故以来、体調不良(喉の不調、頭痛、首のはれ、激しい睡魔等)が続いております。 

体調不良を医師に伝えても、「東京は微量(汚染が)だから」と相手にしてもらえませんでした。 

 「絶対違う!何かが身体の中で起こっている!」という体感を頼りに木下さんにご報告したいのは、

『甲状腺疾患患者のヨウ素の感受性』 についてです。 

これは、誰一人耳を傾けてくれる人がいないのですが。。。

事故当初から私のブログでは「子供・妊婦・甲状腺疾患患者は注意!」と呼び掛けてました。 

私は橋本病で、将来、甲状腺機能が低下する傾向がみられ、半年に一度検査をして様子を見ている軽度の状態でした。 

甲状腺機能低下になるのは橋本病でも3割の人だけで、低下したら様子を見ながらホルモン剤と一生おつきあいしなければならないそうです。医師の指導で、ヨウ素の多く含まれている「昆布」と「イソジンなどのうがい薬・のどスプレー」が禁忌となりました。 

これらを摂ると、甲状腺機能が低下する恐れがあるからです。 

ここまで書けば、木下さんなら「甲状腺疾患患者も子供や妊婦同様、(ヨウ素の)感受性が強い」と察知して頂けるのではと。。

 そして、4月の検査で、TSHという数値が上がっていて甲状腺ホルモンが低下している状態だとわかりました。 

 

<参考までに> 

●1月29日検査 TSH 3.68(基準値0.20~4.50)正常値でした。 

●4月22日検査 TSH 8.66(基準値0.50~4.30)

※異なる病院での検査のため基準値に相違がありますが甲状腺機能低下中です。 

 

「半年で急激に上がることはない」と甲状腺の主治医が以前おっしゃっていて、わずか3カ月で急に上がったのは放射線の影響かもと疑っています。「チェルノブイリのかけはし」の相談会の問診では、担当して下さった医師は「高いですね。ただ、これが放射線の影響とは判断はできません」と。確かに、誰にも断定できませんが、私の中で懸念していたことが起こっている現実があり、それを誰かに知ってもらいたい! 他の甲状腺疾患の方の状況を知りたい! と思っています。 

この病気になってはじめて知りましたが、成人女性の10人にひとりが何らかの甲状腺の病気だそうです。 

 

 

 

 

 

また、何かこれについてご興味を持って頂けたら、必要な取材、検査結果の提示等、こちらができることはご協力させて頂きたいと思っています。今後、東北・関東に住む甲状腺疾患の成人女性(患者には子供も男性もいます)がどんどん悪化していくのでは。。と私は懸念しています。なにせ「ヨウ素」の感受性が高いのですから。。。「放射性ヨウ素」もイコールだと私は考えています。 

チェルノブイリでも子供だけでなく、成人女性の甲状腺ガンも多発していました。甲状腺疾患患者の多い日本ではもっと恐ろしいことになりそうな気がしてなりません。何とかしなくては。。

 

 

 

 

 

私たちは真実を知りたいです。どんな過酷な現実でも。。。

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彼女はある意味、自分はカナリヤだと僕に話しました。「おそらく普通の人より、感受性が高くて、早く察知する。私を使ってください。みんなに危険を伝えられると思う」と。歌い続けるカナリヤの声を僕らがきちんと聞きとれるのかが問われる話です。

化学物質過敏症の人も、ドアを開けると放射性物質が入ってくるのが感じられると言う事も聞きました。事実がどうかということは意見は分かれるでしょうが、やはり、カナリヤが歌い続けていることは間違いありません。その声をどう受け止めるのかが、大切と思います。

 さて、人間には極めて有害なストロンチウムが六十キロ圏内で検出されていますが、としたならば、プルトニウムも同様の距離圏にも存在すると僕は思います。ストロンチウムが出てくるとシビアな上にもシビアです。骨にまとわりつきますから。

 さらに、微細な放射性物質の放出は続きます。今月中旬以降に二号機の二重扉をあけて水蒸気を逃がすのは、またしても高濃度な「放射能ミスト」が放出されると言う事です。まったく状況は好転していません。さらに微細な放射性物質が拡散してゆきます。暗澹たる思いがします。

 日本から離れた外国人は四十万人にもなると海外メディアが報じています。殆どの人は帰ってきません。日本、特に東北の福島、宮城、山形、及び関東全域の緊張は続く中で、帰ってくるはずがありません。

 

特に関東の人々に言いたいことは一つです。「甘い幻想を捨てなさい」と。

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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺にお散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」

 ティータイムの午後三頃からが良さそうかも。散歩でマスクは必需品。

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急遽入りました。あす金曜日、夕方開催です。

「東京は安全なのかを考える」木下黄太講演会

10日の金曜日16:30~18:30
参加費300円

参加希望者は必ず下記主催者アドレスに名前と人数をメールしてください。
先着三十人限定。
カフェなのでざっくばらんな雰囲気です。
この会は、スケジュール的に、
この時間での定刻の終了となります。
(終了次第木下は新宿に向かいますので)

主催:mellow cafe(メロウカフェ)
申し込み先:mellowcafe@true.ocn.ne.jp


・店内には猫が居ますので(5匹)猫が苦手な方や猫アレルギーの方は参加辞退、もしくは自己責任の上での参加をお願い致します。

・猫たちの健康管理のために、入店時にすべてのお客様に手洗いと消毒をお願いしておりますので、ご協力をお願い致します。


「猫とすごすオーガニックカフェ mellow cafe」
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-17-10 F&Wビル2F
JR/京王井の頭線、吉祥寺駅公園口より徒歩4分
tel.0422ー24ー8989  http://mellowcafe.net/

さらに、あす金曜夜の開催です。

 【ジャーナリスト 木下黄太 新宿講演会】

福島第一原発の事故をきっかけにして、
今起こっている諸問題を木下さんと一緒に考えます。
皆さん積極的に参加してください。

参加希望者は
代表者のお名前と人数を必ずメールしてください。
qqqppip@gmail.com

※注!その他問い合せも全てこちらにおねがいします。


2011年6月10日(金曜)
場所:新宿御苑

定員:120人くらい(椅子席はほぼ満席。残席は立ち見のみ)
時間:20:15
~22:30(20:00より受付開始)
場所代として600円お願いします。

お釣りがないようにお願いします。

会場/スター会議室603号室

東京都新宿区新宿2-1-13 フーバー新宿御苑6階

丸ノ内線「新宿御苑前駅」徒歩0分
(※新宿御苑前駅直結のビルです)
都営新宿線「新宿三丁目駅」徒歩5分

 

 

 

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多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

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終にメルトスルーまで至る現実。江東区大島で希望移住地域があるという現実。

2011-06-08 01:36:58 | 福島第一原発と放射能

 メルトダウンからメルトスルーという現実に状況が変化しました。日本のほとんどのニュースでたいしたことがないように語られていますが、メルトスルーは、メルトダウンがいきつくところまでいった、ということです。5月12日にメルトダウンをようやく認め、圧力容器が抜け落ちることは想定内でした。メルトスルーしたというのは、圧力容器を突き抜けていますが、さてその下の格納容器の底に核燃料が残っているか、さらに下まで落ちているかは、判断が出来ません。いずれにしても、究極的な状況であるメルトスルーにまで至っているというのが、現実である事をさらに噛み締めてください。

 メルトスルーまで状況がはっきりしてきましたが、この事態は全くはじめてですから、どこに底があるのかわからないのです。文字通り、落ち込んでいます。水冷作戦で完全冷却できるのか?核燃料の在り処がわからない中で、極めて難しい。こんな危険な状態を、ここまで告げなかった政府は明らかにおかしいとしか言えません。

 保安院が3月11日から16日までに大気中に放出された放射性物質の量を、77万テラベクレルと2倍に増やしましたが、これはまだまだ過小評価と僕は判断しています。チェルノブイリの7分の1といいますが、恐らく現在出ている総量はこんなものではないと思います。それは、思った以上に広範囲に放射性物質の拡散がすすんでいることが、わかってきているからです。

 そうしたことでも、都庁クラブで会見をしながら、ほとんどのニュースがきちんととりあげていない話です。東京都江東区の団体が発表した土壌の数字は、驚きました。僕はチェルノブイリの管理区域にあたるゾーンは都内でもかなり多いと判断していましたが、もうひとつ上の希望移住地域にあたるのがどの程度になるのかは、検討しなければならないと思っていました。もちろん、高濃度に放射性物質が蓄積処理する汚泥処理地域に隣接しているエリアのために、ここまでなっているという見解のようです。汚泥焼却によるセシウムの再拡散も現実です。

 このブログやフェイスブックのグループで現在進行している首都圏土壌調査の結果が数週間後(約160箇所なので時間がかかります)には出ますので、これも示すものは大きいと思います。

「江東こどもを守る会」発表した内容です。発表内容は、Bq/kgしかありません。→からは僕が書いている内容です。bq/m2には、原子力安全委員会が文部科学省データについて回答したと65倍でこちらで換算をしてみました。

東部スラッジプラント横グランド
Cs-134 1,780Bq/kg   Cs-137 1,920Bq/kg→ 12万4800bq/m2 放射能管理区域
大島小松川公園わんさか広場
Cs-134 2,850Bq/kg   Cs-137 3,050Bq/kg →19万8250bq/m2 希望移住区域
 
チェルノブイリはセシウム137が多く出て、134は多く出ていないはず。
セシウム137(半減期三十年)のみの避難区域の基準は下記のとおりです。
今回はセシウム134(半減期二年)も多く出ていることを考えると、両者を足しこむべきという説もあります。いずれにしても、換算して希望移住区域が都内で出たのは大きいと僕は思います。
 
チェルノブイリ
148万bq/m2~         非居住区域
55万5000bq/m2~148万bq/m2   移住区域
18万5000bq/m2~55万5000bq/m2 希望移住区域
3万7000bq/m2~18万5000bq/m2  放射能管理区域
 
 チェルノブイリのことをから考えれば考えるほど、どんどん厳しい感覚になる。これから東京首都圏でおきることと、例えばベラルーシでおきたことは、僕には同じようになるとしか思えないし、こんな単純な事を理解できない人々の感覚が、僕は、本音では理解できないのです。恐らく、日に日にその溝は深まっている気がしています。
 「東京退避」を、子どもはもちろん、若い世代、特に妊娠可能な女性は、選択すべきだと、心の底から認識する状況は、いつおきるのだろうか。あなたの未来が失われるかもという話は、誰も承服したくないだろうが。僕の大切な人にだけでも、わかってほしいと強く願う。

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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺にお散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」

 ティータイムの午後三頃からが良さそうかも。散歩でマスクは必需品。

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今週金曜日、夜開催です。

 【ジャーナリスト 木下黄太 新宿講演会】

福島第一原発の事故をきっかけにして、
今起こっている諸問題を木下さんと一緒に考えます。
皆さん積極的に参加してください。

参加希望者は
代表者のお名前と人数を必ずメールしてください。
qqqppip@gmail.com

※注!その他問い合せも全てこちらにおねがいします。


2011年6月10日(金曜)
場所:新宿御苑※下記詳細

定員:120人くらい
時間:20:15
~22:30(20:00より受付開始)
場所代として600円お願いします。

お釣りがないようにお願いします。

会場/スター会議室603号室

東京都新宿区新宿2-1-13 フーバー新宿御苑6階

丸ノ内線「新宿御苑前駅」徒歩0分
(※新宿御苑前駅直結のビルです)
都営新宿線「新宿三丁目駅」徒歩5分

 

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一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

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6.11のあなたの行動が、日本を救うという自覚をもってください。

2011-06-07 03:37:10 | 福島第一原発と放射能

 大阪でも、京都でもいろんな方々と、話し続けています。今週金曜には都内に戻って、新宿でも話し合いを続けますが、その中で、僕が一番思っているのは、とにかく、この福島第一原発の事故について、みなさんがいろんな形で意志を表明する事が、大切だと感じています。この事態を転換させるために、個人レベルから、地元レベル、組織レベルでいろんな取り組みがなされていますが、国の中心、政治の中心、メディアの中心が、否応なく大きな変化の波が起きていることを自覚しなければ、決定的な変革のスタートは始まらないと思います。このことを、このブログを見ている皆さんに、認識して欲しいと思います。今、危険に晒されているのは、福島の子どもたちばかりではありません。関東全域と東北の一部でも子どもたちは危険に晒されています。こどもだけではありません、若い人々にはあきらかに影響が大きいです。女性は特に影響が強いです。被害が明確になってからでは遅いのです。もはや、日本全国が共有化して認識し、費用がかかろうが、何か大変なハードルがあろうが、放射能被害を最小限度に食い止めるために、もっとも必要な手段を率先して行い続ける覚悟が必要とされています。これを、政治家や官僚や経済人、メディアが、最優先テーマであることをいい加減にわからさなければなりません。そのために、有効な方法は多くはありません。

 だからこそ、6.11という節目の日に、あなたがどこで何をしているのか、必ず問われる事になると僕は思います。というか、三ヶ月の節目に、ある程度の人々の意思表明が為されなければ、このままたいしたことではないとして、政府は必ず当面の状況を闇に葬る可能性が極めて高いです。白血病による死亡や、甲状腺ガンの多発などという議論の余地がない事象がおこるまで、この原発事故による放射能被害はなかったことにしようとします。そうすれば、必要な防護措置をとらない人々が圧倒的多数になる。そんなことになったら、福島のみならず、首都圏でもどれだけ多くの人々に健康被害が出てくるのか、想像がつきません。僕は少しでも多くの人々を放射能の被害から救えないのか、一人でも多くの子どもたちのいのちを守れないのか、そう思います。そのために、何を言われても、訴え続けるし、闘い続けるしか、僕には道はありません。危険がないということを声高に言う者たちの、人間としての心の貧しさには、一生闘いつづるしかありません。そのためにも、この6.11は声をあげて、行動してください。行動する人々はできるかぎり、心を一つにして集ってください。

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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺にお散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」

 ティータイムの午後三頃からが良さそうかも。散歩でマスクは必需品。

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今週金曜日、夜開催です。

 

【ジャーナリスト 木下黄太 新宿講演会】

福島第一原発の事故をきっかけにして、
今起こっている諸問題を木下さんと一緒に考えます。
皆さん積極的に参加してください。

参加希望者は
代表者のお名前と人数を必ずメールしてください。
qqqppip@gmail.com

※注!その他問い合せも全てこちらにおねがいします。


2011年6月10日(金曜)
場所:新宿御苑※下記詳細
定員:120人くらい
時間:20:15
~22:30(20:00より受付開始)
場所代として600円お願いします。

お釣りがないようにお願いします。

会場/スター会議室603号室

東京都新宿区新宿2-1-13 フーバー新宿御苑6階

丸ノ内線「新宿御苑前駅」徒歩0分
(※新宿御苑前駅直結のビルです)
都営新宿線「新宿三丁目駅」徒歩5分

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「東電はウソをついた」と言う菅直人総理、「放射能ミスト4000ミリシーベルト」で気づいた情報

2011-06-06 01:51:15 | 福島第一原発と放射能

 4000ミリシーベルトの「放射能ミスト」が、一号機に出ていたことから、菅直人総理が「東電はウソをついた」と言いはじめている情報が入ってきました。つまり、現在も4000ミリシーベルトであることから考えて、今も、そのような反応がおきていて、冷温停止などの状況に至るメドがたたないという、あたりまえの事実にようやく気がついたという事のようです。こんな事を東電→保安院→細野補佐官→菅総理のラインの情報更新で、これまで信じ込んでいた事が、僕には驚きです。人というのは、やっぱり追い詰められないと、自分の周りの実状が、わからないのでしょうか。もちろん、気づいていなかったことにしたいという感覚かもしれませんが。総理自身がこういう認識をお持ちなのであれば、今からでも遅くありませんから、この原発事故の影響をもう一度正確にトレースして、福島のみならず、東北の一部や関東のほぼ全域に、かなりの悪影響が出ていることを率直に国民に伝えるべきです。そして、国民の健康を守るために政府が出来る最大限がなんであるのか、そしていろんな自治体や機関や団体が、今後、情報を捻じ曲げたり、過度に安全強調したり、隠蔽したりする事のないように、総理メッセージとして明確にするべきです。そういうことをしなければ「東電はウソをついた」と東電に責任転嫁しても始まる話ではありません。最高責任者として、レイムダック内閣とはいっても、できることはまだあります。振り子をきちんと安全側にふり、危険がないと言い張るデマを、これ以上拡大させないように、言い始めるべきです。最低限は、必要です。

 菅総理と東京電力の相互関係がもう一つ変化する要素があります。内閣の顧問で、連合の最高実力者、元会長の笹森清氏が亡くなりました。「東日本壊滅」の菅総理発言は、この笹森氏がマスコミに洩らしたものです。笹森元会長は、東京電力労組が母体ですから、当然、東電の経営陣と強いパイプがあります。そして、菅総理は、選挙協力の観点から、連合、そして笹森氏のバックアップが不可欠でした。菅総理が、笹森氏に気を使うために、この原発事故で東電との距離感をあやまっているのでは疑いは、僕は当初から持っていました。笹森氏が亡くなった後に、東電についての菅総理の認識がこうだという類の本音が聞こえてきた事は、偶然ではない気がしています。

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②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」

     散歩でマスクは必需品。

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今週金曜日、夜開催です。

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福島第一原発の事故をきっかけにして、
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2011年6月10日(金曜)
場所:新宿御苑※下記詳細
定員:120人くらい
時間:20:15
~22:30(20:00より受付開始)
場所代として600円お願いします。

お釣りがないようにお願いします。

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(※新宿御苑前駅直結のビルです)
都営新宿線「新宿三丁目駅」徒歩5分


「放射能ミスト」、視認できる大量の水蒸気がどの程度放射性物質を含んでいるのかは懸念するべき。

2011-06-05 13:07:29 | 福島第一原発と放射能

 1号機の1階床の気体を運ぶための配管周辺から、水蒸気が出ていて、周辺が四千ミリシーベルトであることが報じられています。これは、尋常なレベルではありません。水蒸気の量が多くない事を信じたいですが、このような高濃度に汚染された放射性物質が、水蒸気のような感じで、大気中に放出されている可能性が否定できません。そうすると、夜に視認できる事の多い、大量の水蒸気がどの程度放射性物質を含んでいるのかをやはり考えなければなりません。ぼくが大量の水蒸気を気にしているのは、そういうことを懸念していたわけで、水蒸気を、普通にみなすものばかりではないということを言っているだけです。もちろん、水蒸気がすべて高濃度に汚染されているという意味ではありません。

 ただし、ここ数日書いていますが、粒子が小さい放射性物質の懸念ということも、こうした水蒸気として、とけこんでいるものが、もやのような形でもれだしていて、空気中に拡散していっているのではないのか。この場合、軽い放射性物ほど、風の流れに乗って運ばれていきやすくなるかもしれないと、考えています。放射能の水蒸気というか、ある意味霧状のもの、「放射能ミスト」ということを気にしているという事です。「黒い雨」という形で、わかりやすく、雨を注意するだけでなく、こうした水蒸気の放出も、そのときの風向きや風の強さも気にしながら、警戒しなければならないのではということです。

 核燃料の状況がまるで見えない中で、判断が難しいのですが、検査関係者と話していると、関東圏でも、ヨウ素の検出がまだ多くて、そのことが、半減期を考えると分からないと聞きました。別の専門家は、間欠的に核物質の反応がおきているのではないのかという見立てを僕に述べています。こうした反応の場合、粒子のきわめて細かい物質が出やすくなるのではという見解も米軍関係では、あるとも言われました  

 大阪の対話集会は会場が満員になるくらいの数でしたし、積極的に行動したいという意志が強い関西の皆さんの熱気が、土地柄もあって大変に強かったです。その中で、チェルノブイリを当時ヨーロッパで住んでいて、その立場で知っている方と話しましたが、千キロ以上離れたヨーロッパでは、連日風向きや雨の警告が新聞やテレビで恒常的に行われ、どこの地域でこういうものが検出されたから、これは食べてはならないということが、連日報じられ、そのことについての警告が、学校内でもあたりまえのように先生から行われていたディテールを詳しく伺いました。

 はっきりいって、一週間程度でおさまったチェルノブイリの影響を、年単位で心配していたヨーロッパの状況を伺うと、数ヶ月継続している福島第一原発の状況を懸念しないようにしようとする日本人の感覚が、僕にはさっぱり理解できないです。これは、政府機関をはじめ、自治体、あらゆる公的な団体、マスコミも優先順位を間違えていると思います。3/12や3/14の爆発以降は、広域に放射性物質が拡散する可能性を、強く警告し、具体的な防御策をとるように主張しなかった事は、本当は犯罪なのだなと痛感していますし、そうしたことを未だにあいまいにしていくことが許されるとも思えません。というか、許せません。

 自分自身もこのブログでお伝えするまで、三月には、数日の心理的な葛藤があり、それが遅れた事は、ものすごく反省しています。大状況がかなり見えていたわけではないですし、証拠が明確ではありませんでしたが、直感的に気づいていた事だけでも、自分の直感を信じて、もっと早く書き進めるべきだったと思っています。組織内でできなかったことも僕の力不足ですし、数日の葛藤も、今にしてみれば、遅れただけマイナスだったと反省しています。すいませんでした。

 関西で討議で懸念が出たのは、放射性物質を含んでいるガレキの処理問題です。これの解は一つです。放射性物質を含んでいるかどうかの懸念を厳密にチェックする事。これに曖昧な基準を適用しない事。その厳しい判断に基づいて、放射性物質が残留している可能性があるガレキは広域に処理しない事。それしかありません。放射性物質は広域に、拡散させないようにするほうがよいのは言うまでもありません。細かい粒子による懸念が高まっている状況がおきてきていることを踏まえて、地域的に拡大させない努力が必要と思います。

 

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一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺にお散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」

  

 


遠方の震災被災地の避難所をおとずれる人の中に思わぬことがおきているという指摘

2011-06-04 06:28:07 | 福島第一原発と放射能
 福島がレベル8ということが取りざたされています。今、福島県内でおきていること、そして関東でおきていることを考えると妥当な考えと、僕は思います。放出され続けている放射性物質の量を考えると大変なことですし、三千万人以上に多大な影響を与えている状態は、尋常な話ではありません。チェルノブイリは一週間程度で収束しましたが、福島は、今もまだ続いています。福島だけではないのです。関東全域に及んでいるのです。低線量被曝の問題を考えると、さらにシビアです。毎日入ってくる情報が、深刻なものが多く、裏づけも含めてどこまで書くことができるのかを、日々悩んでいます。楽観できる状況はまるでないとしか言えません。煽りとかいう愚かな物言いをする人達がいますが、そんな気楽な見通しが出せれば、僕はどんなによいかと思います。
 
 下記の話は、その状況も詳しく聞きました。書かれている内容のようなことが、避難所の皆さんに追い討ちになるような事になれば、本当によくないです。外部の人が、被災地の避難所の皆さんに、放射性物質をもたらすようなことがj万が一でもないように、極力注意してください。 
 
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陸前高田への救援物資などの支援を続けているのですが、
5月30日、ガイガーカウンターを付けて避難所である体育館に入ったところ
しばらくして警報音が鳴り、ありえない数値を見てしまいました。

体育館の中は入ったときにはこのあたりの平常範囲内の0.03-0.10で落ち着いていました。

それが0.5μSv/h以上で音がなるように設定していた測定器が鳴りました。

初め私は静かな避難所の中でしたし、ありえない場所で音が鳴ってしまったので
自分が間違ってどこかボタンを触れてしまったのだろうと思い、外して夫に渡し体育館の外で見てもらいました。

しかし、夫が持っている間にまた音が鳴り、そのときで2μを示したそうです。
その時誰かが通った、というのです。

3回目に鳴ったときはまた体育館の中で私が腰に付けており、また平常値でした。
避難所のこどもを抱っこし、近くにいたおばあちゃんたち4,5名と話をしていて
特に変わりがなかったのですが、また音がなったときに見た数値が17μだったのです。
それで、いそいで周りを見ると男性が通って行ったんです。
密着したわけでなく、1mくらい後ろを通っていったので、もっと高かった可能性があります。
その方が遠ざかるにしたがって数値が一気に下降してまたすぐ平常に戻りました。

私は思わず子供を下ろしてしまい、それから2,3日身震いが止まりませんでした。

避難所の担当者にこのことを伝えました。
誰が汚染しているのか特定することも大事だと思いました。

その人が汚染されている原因について思いを巡らせていました。


調査したいということで2日間、測定器を担当者に預けました。
夜に被災者にハガキを配布する作業があり、みんな体育館の入口を通過する時間があったそうです。
そのときにやはり音が鳴り、しかし、たくさんの人がいて動揺させるといけないからと一旦外に出たそうです。
そのあとも廊下でまた鳴りつづけ、しばらくして見た数値が0.78μだったそうです。
そのとき報道陣もいたそうです。

恐らく福島近辺で取材して回ってきた人が
汚染されたものを身に付けたまま高田に来たか、
彼自身がひどく被曝しているのではないか、という推測が一番あたっているように思えました。
仲間も測定していますが、空間線量で17μという数値は岩手県内では恐らく考えられない数値です。

こうなると、まさか自分は汚染されていないだろうと思っている
報道陣は意外と多いような気がしてきました。
どうか、汚染が拡がらないようにするために、伝えていただきたいと思います。
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大阪での講演会は本日です。
残席があるようなので、メールしてご来場下さい。
 
本日午後六時より午後九時まで。大阪で対話集会。
場所:うずめ
住所:大阪市北区浮田町1-5-24
案内:天神橋筋六丁目駅13番出口より徒歩2分
参加費:500円
定員:45名(先着順)

申込先メールアドレス:
banananokai2011@yahoo.co.jp
 
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一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺にお散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」