「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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6.11は全ての人々が、心を集い、行動をともにしてください。

2011-06-03 14:12:36 | 福島第一原発と放射能

この政治情勢の緊縛の中で、6.11の皆さんひとりひとりの行動は重要になってきています。

ここまで、政治が混迷の渦になり、現政権が完全にレイムダックのまま、福島第一原発を収束させる事は、僕は無理だと思います。このためには、僕らの意思表示を明確にせねばなりません。そこに、間違いなく道は続いています。

震災と原発事故発生から、6.11で三ヶ月。人の心にも大きな節目となります。このときに、皆さんの心が集い、行動をともにせねばなりません。子どもたちのために、声を母親も父親もあげなければなりません。若者は、自分や友人を守るために立ち上がらなければなりません。おじいちゃんやおばあちゃんは、未来の日本を守るために、立ちはだからなくてはなりません。

このためには、首都東京で、明確な形で、国民の意思を示す必要があります。分かりやすい形で、はっきりと示す必要があります。

もちろん、全国のいたるところでも、同じ声を上げてください。

僕も6.11は黄色のリボンを身に付けます。

 

皆さん、心を集い、行動してください。この未曾有の危機を乗り越えるためにも。

 

木下黄太

 

 

 

 

 

 

一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺に、お散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」

  


福島市と白河市で聞いた覚悟のある皆さんの声。一方、瓦解する菅内閣。

2011-06-03 05:45:12 | 福島第一原発と放射能

 まず関東一円のお茶が立て続けに出荷規制となっています。ほぼ放射性物質がはいっていない日本茶というのは、いったいどこからなのか、お茶好きの僕は大変に気になっています。ほぼ、全てが駄目になることもありうるかもとも思いながら、放射能というのはどこまで我々の生活を壊していくのかと、腹が立つばかりです。こうなると、買いだめた台湾烏龍茶を飲み続けるしかなくなります。

 腹が立つと言えば、きょう不信任案否決にいたるドタバタです。僕の予想は小差で否決と思っていましたので、否決はあたっていますが、ずいぶん予想した形とは異なりました。結果的にあんな形で収束してしまう現職政治家が、「ポスト争い」以外の本質はないことがまたしてもハッキリしました。本質的に原発事故へのいろんな対応を急ぎたい僕らの強い渇望に、答えるつもりがないということも明瞭にわかりました。こういうことに対して、皆さんからの不信感がさらに高まる構図と言う事を、どうしていつまでも認識しないのか、僕にはかなり不思議な状況です。レイムダック菅内閣に、いつまで原発対応させるのか、いい加減にして欲しいと僕は思います。原発対応ができていない事が一番の問題なのに、それをさせる判断の本質が理解できません。このままでよいとは思いません。

 今、一番大切なことは、この原発事故により、日本の社会全体が変わる意志を持ち始めることだと僕は思っています。まずは、一人一人の意志を、きちんと公にするしかないのです。皆さんの友人や知人を巻き込み、周りの人々と手を携えて、立ち向かうしかない。それができるかどうかは、大きな分岐点となりますので、三ヶ月の節目となる、「6.11」は大変重要なポイントです。国会のドタバタは本質ではない。政治というものが機能するかどうかが、民の声が沸き起こるのかどうかにかかっていると思います。皆さんの黄色い覚悟にかかっていると思います。

 さて、白河市と福島市の講演会は実に興味深いものでした。白河市は地元の団体のお招きで伺ったものですが、この地の人々の認識の高さを知るよい機会となりました。この地がある意味、今回の長期化せざる負えない福島原発事故の最前線として、いろんなことを担う形が起こりつつある現実感の中で、リアルな危機意識を共有していく事で、いろんな対応をしている事を知りました。例えば、ある企業は、若い社員で希望する人を西日本の支社に移動させるなど。また、線量の高い場所を探す努力を継続している事。そして、少し驚くのは、放射能検査をしてクリアした工業製品を、横浜港に送り、コンテナで輸出したところ、横浜で入れたコンテナ自体の放射線量が高すぎて、輸出できなくなったエピソードも。放射性物質の量が、実はこのあたりと東京の一部であまり変わらない現実の中で、こうしたこともおきています。参加者も二回に分けて、会場がほぼ埋まっている感じで、一回五十人近くの皆さんとお話が出来ましたし、郡山などの方とも話せました。

  福島市は、やはり線量が高いです。普通の感じで歩いている人もいますが、相当警戒されている方もいます。人によりけりという感じです。ガイガーで測ると、0.8マイクロシーベルトから1マイクロシーベルトは、普通に出てくる値でした。講演会はおいでになっている人のほとんどの皆さんとは、割合に落ち着いた形でお話が出来ていましたが、お一人だけ、私よりも年配の男性が「そんなこといっても避難はできない」「全部用意してくれるのか」「仕事も全部用意するのか」と相当おっしゃる方がいました。僕は避難についても、「子どもの避難は自主的に直ちにするべき」と強く言いましたが、「用意しなければ無理」という発言です。実は住居の提供の申し出や、いろんなサポートを申し出ている、公的機関や自治体、団体、個人は相当な数にのぼっています。にもかかわらず、そうしたところを利用していただける方の割合は、用意した受け入れ先の一割程度とも聞いています。ある官僚からも「全国で何万戸用意しても、一割も入らない」と聞いています。もちろん、仕事をすぐにぽんとお渡しする事まではありませんが、職のあっせんの世話もするところもあります。なかには、備え付けの家電製品を渡すところもある。こうした情報をお伝えしようとしたのですが、「すぐに仕事があるのか」「経済的にやっていけない」「体育館の避難所に行ったら家族が崩壊する(こちらは避難所にという話はもちろんしていません)」と言い張られて、何もかもお前が用意しろというお話に近いことをおっしゃいました。その場では、他の参加者からの、そういう発言についての強い反発も出て、話は収まりました(たぶん後ほど、その方は途中退出されました、なんとか最後まで留めたかったのですが、すぐに退席しようとするのはこちらも話して留めたのでしたが、数十分後に何も言わずにお出になりました)。このやりとりをしていて思ったのは、勿論、被害者であり大変である心情はわかりますが、危機があるときに、この感覚では、僕はまず無理だと思いました。率直に言うと、女性でこういう反応をしてきた方は、いません。男性でもほぼいません。この福島や白河はこのお一人だけでした。この方の心情は理解できるのですが、何かが起こっているときに、誰かが全てを用意してくれることはありません。一から自分で用意するしかない場合が多いです。今回は、こういうサポートがあるという話を伝えようとしましたが、「一から十まで用意しろ」という感じでした。

 でも、この方の背後には、同じ感覚の方は、実は多いと僕は思いました。この日、福島の会場に来ていただいた殆どの皆さんは、留まる事や退避する事も含めて、ぎりぎりの問いかけをご自身の中で考えている方が多くて、ある意味建設的な対話が出来たと思います。ただ、この年配の男性のような方は、多分おおくて、そういう方は、この場には来ないだろうというのも、およそ想像がつきます。恐らく、福島で子どもたちが逃げない現実、そのいくつかの背景の一つには、こうした事もあるのだろうと思います。

 福島では相互に話した事は、僕の方から提示した中で、多分あまりない視点なのは、そもそもの福島と東京の視座の違い、特に福島の事を切実に見ていなかった東京が、ここにきて真剣な状態になりはじめた現実の流れを説明し、ある意味、福島を見ていくしかない感覚に東京の人がおもいはじめた現実を伝えました。福島と東京の姿が、だぶる感覚になってきているということだと思います。これを推し進めなければならないと僕は強く言いました。このニュアンスが、東京の中で共有化されることが、事態の根本を大きく変える事になるということです。そういう意味で、福島と東京の共振というのは必要と思っているのです。

一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

 

 

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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺に、お散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」

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非常に小さい放射性物質への懸念。また、本日、福島で講演をおこないます。

2011-06-02 02:08:08 | 福島第一原発と放射能

 ガイガーカウンターを借りて、先ほど、福島県白河市に入りました。高速道路は聞いていたとおり、東北道、那須塩原からずっと警報鳴り続け車内0.32マイクロシーベルトでした。、高速おりて新白河周辺の外で0.22マイクロシーベルトになり、さほど高くはない。コンクリート室内0.10マイクロで都内と同じレベル。白河よりも松戸の方が高い可能性もありそうな数値です。ただ、現地の方によれば、土のところで、0.6マイクロシーベルトは普通に出るそうですから、雨上がりで、場所の影響もあるかもしれません。午後は新白河で講演、夜は福島市で講演します。

 今回、借りたのはガイガーのTERA(MKS-05)で比較的信頼性の高い機種の一つと聞きます。等々力渓谷の上流の方の近辺で、土があるところで、0.09から0.12(0.11平均) 木造家屋内0.09。比較のため、せっかくなのでご近所、小沢一郎邸近くの世田谷区深沢あたりの路上も参考で測る。アスファルトばかりのエリアで0.08から0.12(0.10平均)。

 世田谷で、測っていて一番感じたのは、二階と路上の差があまりなく、地面と腰高の差も微妙だった。そんなに線量は高くないので、差が出にくいのか。それとも、地表に蓄積している量よりも、空間に飛び交っている放射性物質が、ポイントなのか。

 そこで、気になって話した専門家は、むしろ風によって線量が変化しないかという。そうだと答えると、放射性物質の微粒子が飛び続けているケースを想定すると、本当にたちが悪く、今回、特に首都圏のあたりは、そういう本当に細かい放射性物質の微粒子が飛んでいるという推定を話してくれた。この専門家はチェルノブイリの際には重い粒子が多く、ほとんどが地面に落ちている。福島で飛散した、放射性物質はチェルノブイリよりもかなり細かいものが多く、空気中のある高さで、飛び交い続けている可能性を指摘。下手をすると10ミクロン程度のあまりにも小さいものかもと。低線量であっても微小な粉末がまい飛び続けている状態はむしろ危険かもしれない。粒子が重ければ、地面に固着するが、微粒子がまずは呼吸から、食物から入り込んでくると。直接弱い場所に損傷をおこしかねない。放射性物質の微粉末による粘膜損傷。とすれば、のどは真っ先になる。こういうケースで、早くいろんなことが出る、母親たちの懸念は、全ては無根拠とはいえないと話す。福島の方が重い粒子が多く、首都圏の方が微小な粒子が多いという可能性も視野に入れなければとも。

 勿論、こういう想定は当たるばかりではないけれども、今回の事態には、いろんな想定を立てることは不可欠だと思う。この考え方は、一考に値するし、こうなってくると、微小な放射性物質の健康障害が、過去に具体的にあるのか気になる。チェルノブイリは、大きい粒子が多くても類似例はなかったのだろうか。

 長期間の低線量被曝の人体影響にしても、放射性物質の微小な粒子による被害にしても、分からない事が多い。今まで、はっきりとした類似例がないことが、今回はおきているのだ。とすれば、ありうる想定ケースをはやく考え、実際の症状をトレースしながら、何が起きているのかを分析する必要が、専門家に要求されるのが本質と思う。これを先にどこまで問いかけるのかで、ジャーナリストとしてのせめぎあいは僕の中に毎日ある。

 ただ、書きつづけていかなければならないとおもっている。どんな事があっても。

 

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本日の夕方のティータイムまで、延長になったイベントです。
まずは、メールやツィッター、さらにはブログ、他のSNSなどで、
この震災と原発事故から三ヶ月になる
「6月11日」のことを、あなたの大切な人や
いろんな友達にできるだけ呼びかけましょう。

内容は、皆さんの一人一人の想いがこもったメッセージでよいとおもいますが、

①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺に、お散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」
  

 という二つの事だけは、必ず入れてもメールやツィッターやブログや他のSNSなどで呼びかけるのがこのイベントです。午後三時のお茶を飲みながらでもよいですし、深夜でも構わないでしょう。皆さん都合もあるとおもうので、忙しい人も、一緒にやりましょう。それでは。

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一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

 

 

 

福島で本日、講演会をおこないます。
 
【木下黄太氏講演会in白河】
 
木下黄太氏  の講演会が
本日、新白河駅前にて行われます。
13:30より一般の方へ開場いたします。定員50名。
直接おいでください。
 
開催場所     ホテルサンルート白河  孔雀の間
                  福島県西白河郡西郷村道南東7番地 (新白河駅前)
                  Tel 0248-24-0001
 
 
本日夕方、続いて福島市内です。 
 
「ジャーナリスト木下黄太さんと福島の現在を語ろう!」
 
現在の福島には、真実を伝えられないまま選択を迫られている人々が溢れ、一人一人の意見の違いもあり、まともに話し合いもできていません。そこで今回、様々な事件に対して深く掘り下げて報道活動を行っている、闘うジャーナリスト木下黄太さんをお迎えして、ジャーナリストの目線から見た福島の現状をお話し頂き、ご来場した皆様とトークセッションをし、この後の選択肢の幅を広げて行きましょう。

●人数先着100名様まで
●開場時間pm18:00
●開始時間pm18:30~pm20:30(終了予定)
●会場福島テルサ/あぶくまの間(024)521-1500
福島市上町4-25
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/index.html

 

●参加費用お一人様300円(会場費として)
主催 梅田 
luna.1999.ume.k@gmail.com
(Facebook以外の申し込みはこのメールアドレスまでご連絡下さい。)
 

本日午後三時からおこなうイベント提案がありました。ご紹介します。

2011-06-01 13:27:47 | 福島第一原発と放射能

渋谷の会で若い人達から提案された事を受けて、
自宅やオフィス、どこでも、皆さんのいる場所でできるイベントです。

主人公は皆さんです。

本日のイベントタイムは
一応ティータイムの午後三時からということですが、
あすの朝までならよいとおもいます。
まずは、メールやツィッター、さらにはブログ、他のSNSなどで、
この震災と原発事故から三ヶ月になる
「6月11日」のことを、あなたの大切な人や
いろんな友達にできるだけ呼びかけましょう。

内容は、皆さんの一人一人の想いがこもったメッセージでよいとおもいますが、

①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺に、お散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」
  

 という二つの事だけは、必ず入れてもメールやツィッターやブログや他のSNSなどで呼びかけるのがこのイベントです。午後三時のお茶を飲みながらでもよいですし、深夜でも構わないでしょう。皆さん都合もあるとおもうので、忙しい人も、きょうのうちには、一緒にやりましょう。それでは。


全国の原発廃炉を前提に、新たな政治的ムーブメントが必要です。

2011-06-01 03:24:42 | 福島第一原発と放射能

 「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」が発足したそうです。たちあがれ日本の 平沼赳夫代表が会長に。自民の森喜朗元首相と民主党の 石井一副代表が顧問だそうです。二十数人もいるそうです。びっくりしました。「論外」と言う事が、この人々には全く分かっていないようです。もう一度いいます。「論外」。時代の流れも、この人々は全く読めない人々である事が、はっきりわかります。はっきりと。

 何度も書きますが、「段階的に、全ての原発を廃炉にする」しか解はありません。

 3.11、震災と放射能でハッキリしているのは、共同体の崩壊です。まだ津波の方が、亡くなる人はいるし、建物はなくなるが、残った人の心の絆がある。共同体の再興は可能。放射能は、ほぼ人は死なないし、建物はそのまま。ただし、人の心を壊すし、つながりも切れる。本質的な再生は不可能。そういう場所に住み続けるのかどうかという選択を迫られるのです。こんな根源的なコミュニティの瓦解をまたおこすべきではありません。その致命傷は、かなりの地域に広がります。

 当面は、節電をしながら、「火力増設」「天然ガス」しか僕には回答はありません。「風力」「地熱」「太陽光」、部分的にしか成立しません。「風力」は周辺トラブルも多いです。部分的には利用すべきですが、全面的な期待はありえません。

 また、「トリウム原発が安全」は、よく聞かされますが、現実論ではありません。やや安全度が高まるだけで、結局同じ事です。原子力の安全利用は、かっても四十年前に同じ台詞を言われた話です。再利用可能と言う耳ざわりのよい話にだまされてはいけません。「中国が取り組んでいるから、遅れる訳にはいかない」といわれますが、違います、遅れてもよいのです。エネルギー戦略と言うのは本質的には、自国の需要をまかなえればよいだけで、世界の流れに乗ることを目的にしてはなりません。自国の外交政策、国際関係上のやり取り、自国の工業生産、本当に必要な電力需要のバランス感覚で決めればよいだけの話であって、その中で解決可能な現実解を見つける作業でしかありません。

 そして、今回の現実解ははっきりしています。「段階的に、全ての原発を廃炉にする」、これしかありません。そうしなければ、日本の全てが壊滅するかもしれない、こんなあたりまえのことも、この政治家たちは理解していません。致命的です。酷い。 今回の「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」は、日本の原子力推進側の中心的な人々ですし、福島第一原発の事故について反省しない人々です。こうした政治家や事故の現実を直視しない政治家はどうしようもありません。

 こうした人々ではない、エネルギー政策の根本的転換を目指す政治家が、結集する事が望まれます。合意事項は、「段階的に、全ての原発を廃炉にする」です。こうした政治的なムーブメントがおきて、政治家たち(現職はもちろん、新しい人々も)が、何かの旗の下に集う事が必要であると僕は思います。たぶん、それは、旧来の政党の下では無理です。この放射能に対しての強い不安感が広がる中で、新たな、現実の政治テーマがたちあがってきたのです。今までにない、皆に降りかかった、切実なテーマです。こうなってくる時に、現実の政治的な解決を考えると、日本ではじめてのこのリアルなテーマを中心に、いろんな人々が、結集する必要が出てきたと僕は思います。「今回の原子力事故を再検討し、できる限り、子どもたちをはじめ、国民の安全を優先する」ことも、勿論不可欠です。こうした政治勢力ができるかぎり、速やかに立ち上がるべきです。この有事において、目先の利益にとらわれることなく、こうした新しいムーブメントにつくる人は誰なのか。どの政治家が思い切ることができるのか。どういう形で、このムーブメントを政治的に具現化させるべきなのか、私たちは大きな岐路に立たされていると思います。今回、この流れがきちんとはじまらなければ、僕は、国際社会の中で、日本に場所はなくなるかもと、本気で思っています。

 こうした中で、よくもわるくも「6.11」は、大切なメルクマールになることだけは、間違いありません。これが、どういう形で、最終的にまとまれるか、皆が意志を示す事ができるのか、とにかく、行動する必要があると思います。これほど、行動する事が求められる時が、本当にくるとは全く思いもしませんでした。日本社会では「ありえない事」が、本当にありえないのか、私たちの智恵と勇気が試されています。ここが、勘所なのです。

一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

 本日渋谷のミーティングは、場所が狭いため三十人くらいの参加となりましたが、後でいろんな活発なミーティングもできました。今回は場所柄、若い人が多く、活発な提案もいただきました。なにか、隔日くらいで初対面でいろんな人達と会っていると、どんどん発想も浮かんできます。やはり、進行スピードが早いのですね。どこまで早まるのか、ようやく、少し楽しみはじめています。

 

福島でも6/2(木)に講演会をおこないます。
 
【木下黄太氏講演会in白河】
 
木下黄太氏  の講演会が
6/2(木)より新白河駅前にて行われます。
13:30より一般の方へ開場いたします。定員50名。
直接おいでください。
 
開催場所     ホテルサンルート白河  孔雀の間
                  福島県西白河郡西郷村道南東7番地 (新白河駅前)
                  Tel 0248-24-0001
 
 
続いて福島市内です。 
 
「ジャーナリスト木下黄太さんと福島の現在を語ろう!」
 
現在の福島には、真実を伝えられないまま選択を迫られている人々が溢れ、一人一人の意見の違いもあり、まともに話し合いもできていません。そこで今回、様々な事件に対して深く掘り下げて報道活動を行っている、闘うジャーナリスト木下黄太さんをお迎えして、ジャーナリストの目線から見た福島の現状をお話し頂き、ご来場した皆様とトークセッションをし、この後の選択肢の幅を広げて行きましょう。

 

 
●日時6月2日(木)
●人数先着100名様まで
●開場時間pm18:00
●開始時間pm18:30~pm20:30(終了予定)
●会場福島テルサ/あぶくまの間(024)521-1500
福島市上町4-25
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/index.html

 

●参加費用お一人様300円(会場費として)
主催 梅田 
luna.1999.ume.k@gmail.com
(Facebook以外の申し込みはこのメールアドレスまでご連絡下さい。)