ガイガーカウンターを借りて、先ほど、福島県白河市に入りました。高速道路は聞いていたとおり、東北道、那須塩原からずっと警報鳴り続け車内0.32マイクロシーベルトでした。、高速おりて新白河周辺の外で0.22マイクロシーベルトになり、さほど高くはない。コンクリート室内0.10マイクロで都内と同じレベル。白河よりも松戸の方が高い可能性もありそうな数値です。ただ、現地の方によれば、土のところで、0.6マイクロシーベルトは普通に出るそうですから、雨上がりで、場所の影響もあるかもしれません。午後は新白河で講演、夜は福島市で講演します。
今回、借りたのはガイガーのTERA(MKS-05)で比較的信頼性の高い機種の一つと聞きます。等々力渓谷の上流の方の近辺で、土があるところで、0.09から0.12(0.11平均) 木造家屋内0.09。比較のため、せっかくなのでご近所、小沢一郎邸近くの世田谷区深沢あたりの路上も参考で測る。アスファルトばかりのエリアで0.08から0.12(0.10平均)。
世田谷で、測っていて一番感じたのは、二階と路上の差があまりなく、地面と腰高の差も微妙だった。そんなに線量は高くないので、差が出にくいのか。それとも、地表に蓄積している量よりも、空間に飛び交っている放射性物質が、ポイントなのか。
そこで、気になって話した専門家は、むしろ風によって線量が変化しないかという。そうだと答えると、放射性物質の微粒子が飛び続けているケースを想定すると、本当にたちが悪く、今回、特に首都圏のあたりは、そういう本当に細かい放射性物質の微粒子が飛んでいるという推定を話してくれた。この専門家はチェルノブイリの際には重い粒子が多く、ほとんどが地面に落ちている。福島で飛散した、放射性物質はチェルノブイリよりもかなり細かいものが多く、空気中のある高さで、飛び交い続けている可能性を指摘。下手をすると10ミクロン程度のあまりにも小さいものかもと。低線量であっても微小な粉末がまい飛び続けている状態はむしろ危険かもしれない。粒子が重ければ、地面に固着するが、微粒子がまずは呼吸から、食物から入り込んでくると。直接弱い場所に損傷をおこしかねない。放射性物質の微粉末による粘膜損傷。とすれば、のどは真っ先になる。こういうケースで、早くいろんなことが出る、母親たちの懸念は、全ては無根拠とはいえないと話す。福島の方が重い粒子が多く、首都圏の方が微小な粒子が多いという可能性も視野に入れなければとも。
勿論、こういう想定は当たるばかりではないけれども、今回の事態には、いろんな想定を立てることは不可欠だと思う。この考え方は、一考に値するし、こうなってくると、微小な放射性物質の健康障害が、過去に具体的にあるのか気になる。チェルノブイリは、大きい粒子が多くても類似例はなかったのだろうか。
長期間の低線量被曝の人体影響にしても、放射性物質の微小な粒子による被害にしても、分からない事が多い。今まで、はっきりとした類似例がないことが、今回はおきているのだ。とすれば、ありうる想定ケースをはやく考え、実際の症状をトレースしながら、何が起きているのかを分析する必要が、専門家に要求されるのが本質と思う。これを先にどこまで問いかけるのかで、ジャーナリストとしてのせめぎあいは僕の中に毎日ある。
ただ、書きつづけていかなければならないとおもっている。どんな事があっても。
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本日の夕方のティータイムまで、延長になったイベントです。
まずは、メールやツィッター、さらにはブログ、他のSNSなどで、
この震災と原発事故から三ヶ月になる「6月11日」のことを、あなたの大切な人や
いろんな友達にできるだけ呼びかけましょう。
内容は、皆さんの一人一人の想いがこもったメッセージでよいとおもいますが、
①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺に、お散歩しましょう」
②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」
という二つの事だけは、必ず入れてもメールやツィッターやブログや他のSNSなどで呼びかけるのがこのイベントです。午後三時のお茶を飲みながらでもよいですし、深夜でも構わないでしょう。皆さん都合もあるとおもうので、忙しい人も、一緒にやりましょう。それでは。
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一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863
福島で本日、講演会をおこないます。
【木下黄太氏講演会in白河】
木下黄太氏 の講演会が
本日、新白河駅前にて行われます。
13:30より一般の方へ開場いたします。定員50名。
直接おいでください。
開催場所 ホテルサンルート白河 孔雀の間
福島県西白河郡西郷村道南東7番地 (新白河駅前)
Tel 0248-24-0001
本日夕方、続いて福島市内です。
「ジャーナリスト木下黄太さんと福島の現在を語ろう!」
現在の福島には、真実を伝えられないまま選択を迫られている人々が溢れ、一人一人の意見の違いもあり、まともに話し合いもできていません。そこで今回、様々な事件に対して深く掘り下げて報道活動を行っている、闘うジャーナリスト木下黄太さんをお迎えして、ジャーナリストの目線から見た福島の現状をお話し頂き、ご来場した皆様とトークセッションをし、この後の選択肢の幅を広げて行きましょう。
●人数先着100名様まで
●開場時間pm18:00
●開始時間pm18:30~pm20:30(終了予定)
●会場福島テルサ/あぶくまの間(024)521-1500
福島市上町4-25
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/index.html