ガイドブックをみたら、京都で一番人が訪れる場所は、伏見稲荷と書いてあったので行くことにしました。京都駅から奈良線で2駅目にある稲荷駅で下車すると、すぐそばに伏見稲荷の大きな鳥居があり、京都駅からこんな近くにあるとは、知りませんでした。さすが観光客はおおく、数百の朱色の鳥居のトンネルをくぐる道は、とてもありがたい、霊験あらかたな気がします。そんな道が、233mの稲荷山まで続いており、約1時間の道のりです。さすがに、山頂まで登る人は少ないですが、ハイキング気分の味わえる山道です。四つ辻という地点で、東福寺にでる横道がありましたので、そこを歩いて東福寺に出ました。山道から、高級住宅街の中をぬけると東福寺がありました。そこに、写真のイブキがありました。説明によると「東福寺は、鎌倉時代の中頃、九条道家により創建された古刹で、開山には聖一国師が迎えられました。この木は高さ16.5m、胸高周囲3.36m、枝張り東西10.5m、南北8m。江戸時代中頃、1780に刊行された『都名所図会』には『円柏(イブキ)の古樹は開山国師、宋国より携え来る』という記載があります。土佐光高によって描かれた東福寺境内図にも古樹が描かれています。
本樹の雄大な姿は、明治年間の仏殿焼失の際に損傷を受けたらしく、主幹の北側に多く見られる枝の切断のあとはその時の処置によるもののようです。」となっていました。この木の後ろ側は、幹の表皮はなくなっており、痛ましい姿になっています。