天童駅から歩いて20分ほどのところに、天童公園がある。小高い山の上に城が築かれていたようだが、きれいに整備されていて、城の痕跡はあまりないよだが、そこに大きなケヤキがりましたので、写真に撮りました。この木についての説明板はなく、樹齢などはわかりません。ただ数本の木が合体したような姿です。意外と落ち着いた雰囲気で、この公園もなかなか立派だし、近くの道の駅には足湯や、日帰り入浴できる温泉施設もあり、住みやすそうな町でした。
ところで、天童で一泊して、そこから面白高原駅に出て、面白山に登ったのですが、このひとつ前の駅が山寺という駅で、芭蕉がここで「閑さや岩にしみ入る蝉の声 」と詠んだ場所です。この句から、我ながら面白いと思える句をかんがえました。
さわがしや 岩とあらそう 蝉の声
岩とあらそうの意味は、蝉の声が岩に反射してうるさいという場面を表現しました。
こちらのほうが、わかりやすい、誰もが思いつきそうな句ですが、「閑さや」と「さわがしや」、「しみいる」と「あらそう」の対比が面白いと自分なりに納得しています。