木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

東京文化会館の「ダイアナ」

2005-08-18 16:14:06 | 
アンナ・ハイアット・ハンティントンの「ダイアナ」
 西洋美術館の前にある東京文化会館の堀の中にひっそりと佇む像は、アメリカの女性彫刻家アンナ・ハイアット・ハンティントン(1876~1973)の「ダイアナ」である。ダイアナとは、ローマ神話の月と狩猟の女神、ギリシャ神話のアルテミスに対応する。太陽神のアポロと双子である。
 なかなか優美な像で、足元に犬が纏わりついており、おもしろい。古きよきアメリカの時代を感じさせる。
 しかし、同じ神話を題材として作った像として較べれば、ブールデルのヘラクレス方がはるかに素晴らしい。ヘラクレス像を見て、そこに物語を想像することができるが、ダイアナには物語が感じられない、装飾品に見えてしまう。
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ブールデルの「弓を引くヘラクレス」

2005-08-12 21:17:05 | 
ブールデルの「弓を引くヘラクレス」
上野、国立西洋美術館の庭に設置されているブールデルの「弓を引くヘラクレス」の像は、ギリシャ神話を題材に採ったもので、人畜に害をなす、青銅の嘴、爪、翼を持つ怪鳥スティンパリデスの群れを退治する姿である。
 ブールデル(1861~1929)はフランスの家具職人の子として生まれ、彫刻の才能が認められ、パリの美術学校に入る。
 1890年頃、詩人ヴェルレーヌや彫刻家マイヨールと知り合い、l1893年から15年間、ロダンの助手、相談相手となる。
 1909年のこの作品で、大好評を得、ロダンの後継者、改革者としての地位を確立する。
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筑波山神社の大杉

2005-08-04 20:53:12 | 
筑波神社の大杉
8月24日に、秋葉原~つくば間の新しい鉄道が運行される。これにより筑波へ簡単に行けるようになり、日本百名山の一つ、筑波山(876m)へ行きやすくなる。この山は平野の中にぽつんと突き出た山なので、眺望がとてもいいし、山頂までケーブルカーが走っているので、誰でも登れる山である。その登山口にある筑波山神社に、樹齢700年、高さ36メートルの大杉が、上の写真である。
 日光の杉並木、高尾山の杉など有名な杉はあちこちにあるので、ありがたみは少ない。でも風格はある杉だと思う。
コメント (1)
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