木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

両大師の御車返しの桜

2007-04-15 20:25:32 | 
上野国立博物館の隣りの両大師に御車返しの桜がある。説明によると、後水尾天皇が京の寺の花見を終えた帰路、花の美しさに牛車を返して、再び御覧になったことから、この名前がついたそうです。この桜は、一重と八重の花が咲く珍しい木だそうである。しかし、よく見たところ、八重咲きの花は見つかりませんでした。4月の初旬あたりが見頃だそうです。ところで、両大師とは、天海の像を安置するために建てられた堂に、天海の尊崇する良源の像も安置したために両大師と呼ばれるようになったそうである。
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義貞駒つなぎの松

2007-04-02 17:02:58 | 
徳川家発祥の地、世良田に行き、あちこち精力的に歩き回ったところ、道路横にいわくありげな大きな松がありました。ちゃんと説明板があり、そこには、「昔から一本松と呼ばれてきたこの松は別に義貞駒つなぎの松ともいわれている。樹齢からみても当時のものではなく、この場所に何度か植え替えられたものであろう。伝説の要旨は生品明神の社前で旗あげをした新田義貞の軍は一路鎌倉に向って進撃を開始したが国境を流れる利根川を渡る前に岸辺で一時の休息をした。その際大将義貞の乗馬をこの松につないだという……」と、書かれている。
新田義貞が、鎌倉幕府討伐を行ったのは、1333年である。ただ馬をつないだだけで、そんな伝説が700年も生き残るものだろうか。その地において、新田義貞が名君だったのか、慕われた人物なのかもしれない。あるいは、その松は一里塚のようなもので、目印として重要なものなのかもしれない。その愛称として駒つなぎの松と呼ばれるようになったのか。
コメント (2)
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