木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

湯島聖堂の孔子像

2005-12-19 20:15:54 | 
湯島聖堂の孔子像
この孔子像は、昭和49年に中華民国のライオンズクラブ会長が、湯島聖堂を参拝した際に、300年の由緒ある史跡に感銘し、中華民国で鋳造し、昭和50年、ここに寄贈、建立されたものである。孔子像としては世界最大のものだそうである。
像の印象としては、不気味な感じがする。日本人が作ったなら、もう少しスッキリした姿になると思う。中国と日本の感覚の違いかもしれない。そこが、この像の注意を惹くところかもしれない。
儒教は、日本人の道徳観、価値観、行動規範などに、大きな影響を及ぼした思想である。例をあげれば、聖徳太子の作った憲法一七条。里見八犬伝の玉の文字「仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌」は、儒教の根本理念を表すことばである。これらの漢字が、人の名前によく使われるのは、儒教の影響かもしれない。
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湯島聖堂のカイの木

2005-12-12 20:24:37 | 
湯島聖堂のカイの木
東京の御茶ノ水の駅から徒歩5分の湯島聖堂には孔子廟に植えられている有名なカイの木がある。この木は、大正4年、白沢保美博士が中国から種子を持ち帰り、育て、孔子に関係のある湯島聖堂や足利学校などに配られたそうである。
ウルシ科の木なので、綺麗に紅葉すると植物図鑑に書かれていたが、ここのカイの木は、イチョウのように黄葉で落ちてしまっている。日当たりが良くないのかもしれない。
ちなみに、儒学に傾倒した徳川五代将軍綱吉が、1690年、孔子を祀り、「論語」などを講釈するため「湯島聖堂」をここに創建したのが始まりである。
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ホオノキの種子

2005-12-04 15:54:04 | 
ホオノキの種子
山に登り、ホオノキの木の下を種子が落ちていないか探したところ、運良くみつけることができました。松笠のように、殻の間に赤い種子が挟まっています。拾った当初はザクロの種子のように赤く瑞々しかったので、一粒食べてみましたが、渋かったです。まだ、熟していないのかもしれません。
きっと鳥が食べて、種子を運んで、繁殖していくのだろうと思うのですが、どうでしょうか。写真の種子は乾燥したため、萎びた色になってしまいました。
大きいし、面白い形をしていますね。
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