【ラストオーダーは21:15まで】
富山といえばブラックラーメンという認識がだいぶ浸透してきていることから、観光で訪れた際、どこかで食べる機会をうかがっていた。
そんなところ市内で、散々飲んだくれた際にL.O.ギリのタイミングで「西町大喜 とやマルシェ店」へ飛び込んでみた。
【見た目以上の強い味】
スタンダードなラーメン(750円)をオーダーするのだけど「ほかにないか」と店員に尋ねられる違和感を覚えながら、酔った雰囲気に自身がまどろんでいると、ほどなく真っ黒スープのラーメンが提供される。
「やっぱり黒いねぇ」
そう思いながら割り箸を割る前にスープを口に進めると・・・
「ギャーーーーーーーーーっ」
と思わず声を上げそうになった当方。
胡椒のスパイス感もそうだけど、ほぼスープが醤油なのではないかと思わせる強烈なしょっぱさに、酔いが一気にすっ飛ぶほど。
目がチカチカとなりながら麺をすすると、なるほど麺は中細麺で噛むほどに味があってウマイ。
でも個人的な感想としては、このスープが邪魔していてちょっとオレには合わないかも・・・
といったところでしょう。
そう考えながら、麺だけを水で洗って食べたい衝動にかられながら、スープをなるべく引き上げないように麺だけ食べて退散することに。
<西町大喜 とやマルシェ店で食したブラックラーメン。見た目はそこまで塩辛いように見えないのがミソ?>
【富山ブラックには食べ方がある】
のちに店員さんから聞いた話やネットの情報から勘案すると、このラーメンはライスと一緒に食べることが前提であるために塩気が強く、ラーメンを食べたらご飯を突っ込むというのがひとつの食べ方らしい。
だから、今思えばあの時の店員さんは「ライスもどうか?」というテンションだったのかもしれない。
【あとがき】
富山ブラックは、よく言うルーツとして肉体労働者が塩分補給の折、しょっぱいものを取り入れるためにコレが浸透していった・・・という話があるらしいが個人的にそれもどうかと考えちゃう。
たとえライスがあったとしても、塩分取りすぎで命の危険を覚えるほどなんだぜ?
それがもしホントなら富山の肉体労働者はみんな高血圧で早死にしていないか心配しちゃうよ。
【PS】
なるべくスープは取らないように食したつもりだったけれど、結局朝起きるまでミネラルウオーターを2リットル以上飲む必要があるほど喉がカラカラになってしまった。
猛烈な脱水作用と塩辛さに、旅先であるのによく寝られなかったという事態になったのは後記として残しておきます。
(地元の人にしかわからない食べ物があるのって、そりゃ当然のこと。旅の醍醐味だと理解するしかない。)
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