<前編からの続き>
<新宿発高山行き「7003便」濃飛バスの乗車レポート>
【皆さん、なぜ高山へ??】
バスタC8乗り場には、先発の信州方面行きが出発後、すぐに当車が入線した。
乗車率は45%ほどかな。
男女比は8:2で平均年齢は若く、40歳程度と見えた。
そのうちの2割は登山スタイルなので平湯温泉から北アルプスでも巡るのだろうか。
しかし、かつて乗客のほとんどがオバサマ世代だった頃を知っているだけに不思議な感覚だ。
みんな高山へ何しに行くんだろうか、まさかもう君の名は経由ではなかろうにねぇ。
(高山方面は、バスタ新宿のC8エリアから出発する。もう見慣れた光景ではあるが、ここに来るといつも特別な気持ちになる。)
【予想以上の混雑状況】
乗客率は思っていた割合の倍以上で、正直ガラガラだと想定していたからこれはマジで驚いたこと。
また、事前に予約状況を確認していたため、ある程度は把握していたが、直前になって予約がさらに入ったみたい。
なお、運行はオレも好きな濃飛バスで安定の信頼があるのは実にいい。
バスは定刻に発車されるものの、いきなり高山への到着が遅れることをドライバーから予告されるんだよなぁ。
(高山行きの濃飛バスがC8に入線。濃飛バスを見るだけで、嬉しさと高山感が滲んでくるのは何故だろうww)
【あくまで個人的事情】
許される遅延のリミットは40分なのだか、中央道に乗った瞬間から厳しい渋滞が始まったことでそれも難しいことを覚悟せざるを得ないことを知らされる。
そこで高速道路に乗った瞬間に高山まで休憩なしで移動したら、何時になるかグーグルで調べたところ、なんと17時着だというではないか、どんだけ渋滞しているんだっちゅうの。
14:30までに着けなかったら、その時点で目的の2つが飛んでしまう状況(序章編①参照)だっただけに、非現実的な旅を求めてきた夢が打ちひしがれ、さらにただ高山へ泊まりにきただけになってしまいそうな気持ちになり一気に現実に引き戻されそうになったオレ。
(釈迦堂PAで休憩。ここまで思ったより時間がかかったんだよなぁ。食事も調達できなかったし。)
でも当初予定は、平湯温泉から西穂高に行く予定だったから、その予定がお釈迦になることを思えばだいぶよかったと前向きに思うしかなかった。
だけど一発目の移動から、こんなに萎える事態になるとは。
バスが大きく遅延することまでは想定していなかったからなぁ。
(釈迦堂PAに駐車中の高山行き。まだまだここからだよな。)
【改めて車内環境など】
USBポート完備で、ゆったり4列シートなので前や奥行は確かに余裕があるものの隣席とはピッタリになるから、利用する側としては理想的な乗車率だが運行側は渋いところだよな。
俺自身、かつての状況を知っているしなぁ。
ほぼ満席での運行っていう状況をね。
(今回はUSBポートが完備のクルマだった。100Vのコンセントの場合もあるし、両方OKの場合もあるので必要な方は両方事前準備をしておくべし。)
(諏訪湖SAでの3コマ。日中の諏訪湖SAはやっぱりいいねぇ。ここでやっと食事タイム、念願だったはずのたこ焼きをようやく購入したのだけど、食べてみたら空腹のわりにそこまで美味しくなかったwww)
【その結果はいかに】
八王子を過ぎればいつもの中央道に戻ったようで、最初の降車バス停でもある平湯温泉には35分遅れで到着。
ここでは、およそ4割の客が下車したということは、思ったよりハイキング客がいたということだ。
もし自分が穂高を目指していたら…ギリギリ穂高行きのバスに乗り継げたかどうかのタイミングだったから、もっとヒヤヒヤしたのでしょうな。
しかし、濃飛バスのドライバーさんのドライビングテクニックは相変わらず素晴らしい。
高山に着くまで一度もオヤッ?と思った行動もないし、山間部でもしっかり安定した速度で切り抜けるのだから。
それでいて然るべきポイントでは、後ろに並んでしまった一般車両を先行させたり(譲ったり)とホント完璧。
まだドライバーさんは30代か40前半の頃と思われるが、これだけ遅延したのにこちら側が少ないストレスで降車出来たのは、いつもは一人以上存在するイカれた乗客がいなかっただけではなかろう。
高山まで天気も良かったし、(概ね)気分のいい高速バスの旅になったなぁ。
《上図は、当時の運行表。これを見てわかるとおり、中央道の激しい渋滞で生じた遅れがそのまま遅延を広げることなく、しっかり休憩も取って高山に到着できるのがさすがですよ。やっぱプロってすごいわ、頭が下がります。》
(平湯BTに駐車中の高山行き。)
(平湯BTの外観。案外立派な建屋なんだよね。)
(もう見慣れた平湯BTの土産コーナー。高山までなら、あともう少し。新宿までなら、ここがスタートみたいなもの。)
(高山BCに到着の様子。この日は暑いくらい天気も良かったなぁ。)
(ちなみにこちらは翌日の高山の様子。JR高山駅を手前に見ながら、高山BCをのぞんでいるところ。雨が降り出しそうな天気だった。)
<次の記事へ続く>
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