【まえがき】
この日の朝は、仕事のような仕事に近い仕事のため、朝10:00前にJR四街道駅に来ていた。
しかし、超久しぶりにやってくることもあり、持ち前の石橋を叩く性格もあって、なんとなんと・・・
約束の時間より50分も早く余裕を持ちすぎて到着してしまった。
久々に駅前に降り立ったこともあるけれど、もう少しちょうどいい行動が取れないものかと半ば自分に呆れる。
仕方がないので、軽く駅前の小さなロータリーを一周歩きながら駅前にあるマクドナルドへ飛び込んだ。
【そんなこと…ある?(1)】
まだ朝マックの時間だったようだが、コーヒー1杯だけというのもなんだな…と考え、エッグマックマフィンのセットをオーダー。
レジで飲み物などの受け答えをフンフンとしていたら、会計が1000円近くとなった。
マックが高くなったとは聞いていたが、まさか朝マックのセットがそんなにするとは思いもよらなかった。
清算して壁際で待っている間、レシートを何気に見ていたら、朝マックのセットひとつのほかにエッグマックマフィンが2となっているではないか。
どうしたら、そんなことになるの?
確認しなかった自分もたいがいだが、ひとりで同じものを3個も食べるわけないじゃんか?
オレの体型を見て、それも不思議じゃないものとして判断されたのだろうか?
急にプツっとスイッチが入り、文句のひとつでもぶちまけてやろうかと提供カウンターの前に乗り込んで行くも、タイミングが悪く、客がわんさか溢れ、店員もキャパオーバー気味でとりつく島もない様子。
ここで暴れても仕方がないので、グッと怒りを堪えながら、ムカムカとそんな勢いに任せ、バーガー3つとハッシュポテトを押し込んで退店したんだ。
まさか、時間潰しのために利用したマックからこんな仕打ちを受けるなんてな。
思わぬ大出費に呆れながら、腹ごなしを兼ねて、まだ約束の時間には遠いまま、駅前をまた歩き始めたという。
(こんな光景、店員側から見て異常だと思わないのかねぇ。たまには、そんな客もいるんだろうけれど、確認くらいしてみたら?と思うけどなぁ。今回、それはそれでお互い様だったのかもだけど、コーヒー一杯だったらこんなことにはなっていなかったと思うと、余計に腹立たしいわ。)
【そんなこと…ある?(2)】
四街道という駅は、近年でこそ一部の特急が停まる駅になっているが、いくらか発展している方の北口でさえ、周回150m程度のロータリーの周辺にいくつかのお店があるだけだ。
そのな小さなロータリー周りにはかつて・・・・大手銀行をはじめ、パチンコ屋、マロンド(パン屋)、本屋、居酒屋、床屋、自転車店、コージーコーナーなどベッドタウン駅に相応しい雰囲気があった。
しかし、今日現在で上述の8つの施設は、すべて看板を変えたか、全く異なる店舗になっているのが現状。
ケーキ屋は格安床屋になり、床屋はトリキなった後、いまやコロナ過で撤退。
そして老舗のパン屋は日高屋へ、大手銀行と本屋と自転車は、すべてセブンイレブンになった。
100mソコソコの範囲にセブンイレブンが3つもある駅前になるとは、数年前には誰が想像していただろうか。
故にいまや、四街道駅前はセブンイレブンばかりの異常な街となった。
こんなところ、少なくても首都圏以外おそらく存在しないだろうと思う。
隣市の千葉市や佐倉市を含む、四街道市内を走る路線バスも大幅に減便されたと聞くし、居抜きの物件に入るテナントもなく、かつての賑やかさもない駅前に、複雑な寂しさを憶えたという。
【そんなこと…ある?(3)】
色々考えながらフラフラしていたら、なんと約束の場所ではないところに待ち人と遭遇する。
「あれ、まだ早いですよ?」
と、こちらが聞けば、返す刀で先方が
「いや~、腹へったからなんか食べようと思って・・・」
結局、そのクライアントに付き合うことにするのが、こちらの仕事ではある。
覚悟をもって、お腹をさすりながら何かを食べることを決めたものの、さすがに食べる前に本音がこぼれたワタクシ・・・
「いいですね~…でもマックだけは勘弁して下さい」
と、答えるのがギリギリの受け答えだったのは言うまでもない。
【そんなこと…ある?(4)】
そんな日は、突然予想もしないニュースが飛び込んでくるいうもの。
いきなり飛び込んできたニュースこそが鳥山明氏の急死だったという。
Dr.スランプ世代の自分としては、心になにか穴があいたような気分になった。
そしてドラゴンボールは、個人的に悟空とブルマが旅をしていていたころが一番好きだったなぁ・・・と回想。
こちらは格闘マンガに代わっていったところで一切読まなくなったが、もちろん自分に刻まれたなにかは当然ある。
いやしかし、こういうことは突然知り、突然理解しなくてはならなくなるんだよな。
鳥山先生、ご冥福をお祈りいたします。
【そんなこと…ある?(5)】
この日の夜は、約4年振りの旧知の飲み会だった。
それなりに久々の面々と酒を酌み交わしたが、一次会であっさり解散したという。
その会は、つまらない訳ではなかったが、細長いテーブルで身動きもしにくい会場だったこともあり、近傍の連中としか会話が出来ず、盛り上がりも局所的だった。
それに年齢的なものなのか、誰が入院しただの死んだなど健康メインの話題ばかり。
よって楽しいはずの会も、正直楽しくなかったのがホンネ。
一部では盛り上がっていたのかもしれないが、この会の終わりは、いつもなら有志で二次会に行くのは当然の流れだっただけに、実はみんな内心思うところがあったのだろう、
自分自身も盛り上がれば、次に行くことも想定していたが、誰も言い出さないまま千葉駅に到着。
しかもオレと帰る方向が同じ人が何人かいたハズなのだが、何人かと挨拶したときにはそのメンツの姿はなかった。
いつもなら一緒に帰っていたような気もするが、早めに退散したっぽい。
それに、盛り上がりの欠けた飲み会終わりこそ、気まずいからお互い干渉せずなのは正解の行動だよね。
まあ・・・ただ単に、やっぱり自分は人とはうまく付き合うことが出来ない人間なのかも知れない。
結局、家に帰ってからウイスキーでチビチビとダラダラと飲んでしまっていた。
そうしたことを考えると、不完全燃焼というか何かが足りなかったのでしょうな。
前日は、物凄い楽しみにしていた会だったのにな。
これも朝の四街道駅前のマクドナルドでの一件が、こうした結果と一日を呼び込んでしまったのではないかと考えてしまうほど、不有意義な一日になってしまったよね。
まあオレはあそこのマックを一生許さないけどな(笑)
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