【2021年10月・月曜日発】
すでに西日本は大雨で、これから岐阜や長野も早ければ雨に見舞われるという予報が出ているところ、薄曇りだった高山BCを定刻に出発した同便。
使用車両は「51306」というバンテージが付されているもので、前日に乗車した「51310」よりも番手は古いものだったけれど、そこまで新旧の差はないと思われたし、そんな違いは感じなかった。
【しかし嫌な予感は、その直後から】
出発して間もなく固定の車内アナウンス放送に加え、ドライバーによる案内があるのだけど、これが一切聞こえない。
声は小さいし、歯切れもイマイチでゴニョゴニョ言っているようにしか聞こえないんだよ。
注意事項も途中に停車するであろうSAなどの情報も聞こえない。自分はこれで3回目の乗車だから、どんなルートでどこで休憩するのも知っているからまあいいんだけど、バスの乗客に案内するコールとしては、問題あり・・・というかダメだろ。
こういうバスって、あまりいい印象はこれまでない。
なぜなら、だいたい癖が強いドライバーがハンドルを握っている可能性が高いという経験があるからだ。
(高山BCに入線中の当該バス。過去2度に渡って利用した高山発新宿行きのバスは、2度とも濃飛バスだった。つまり、路線での新宿行きKOバス利用は初めてになる当方。)
① → 2019年3月 7010便 濃飛バス
② → 2019年7月 7008便 濃飛バス
【ひとまず電源があってよかった】
嫌な予感は、ひとまず置いておいて新宿へ向かうこのバスでは最前列があてがわれていた。
今回、お得なバスチケットを利用したため、座席を指定できなかった事情があったからだ。
(というルールのバスチケットだったんだよね。)
だけど、この最前列がなかなか居心地がいい。
例えば、膝位置にあるネットのほか、AC電源、そしてしっかりモノが置ける前トレーがある。
隣はいないのでドリンクホルダーが4つあるという計算だ。
電源があるだけでもうありがたかったが、ケータイやら読書用の文庫本など「安定して」いろいろ置けるというのも良かったなぁ。
(KOバス最前列には、固定式の前トレーがある。これは大変便利なのだけど、ドリンクホルダーは結局4つあるというのも?)
【山岳地帯に入ると・・・】
最前列の居心地の良さですっかり忘れていたが、ドライバーの偏った安全運転のスタイルが気になってきた。
左折する時は、福岡県の西鉄バスよろしくで必ず一時停止。
高速バスでこれを励行するドライバーって、そう遭遇しないから面食らう。
それに山岳地帯にはいると、オレが見ていてもここのトンネルは普通に通れそうだなぁという箇所でも、必ず一旦は止まってしまう。
(平湯温泉BTから山岳地帯をのぞむ。山の上にはうっすら雪も見える10月中下旬だ。)
(平湯温泉BTに入線中の同バス。ここを過ぎると高山らしいお土産がないので必要がある方はここで買っておきましょう。)
そのため、後続の一般車も数珠になってしまうから、退避地帯がある場所では都度、後続車を行かせるという対応を取る。
つまり、このセットを数回繰り返すものだから、どんどん定刻から遠ざかってしまう。
この一連のやりとりに加えて、往路でもあったように片側相互通行の規制箇所が相当あるため、平湯温泉を過ぎても明らかに定刻より遅いんだろうなぁという移動感覚がオレに訴えて来る。
「このドライバー、やばいかも?」
そう感じた出発時の感覚から、
「このドライバー、ヤバイ!」
この予感が確信に変わったのが、山岳地帯から松本へ向かう途中の新島々駅付近だったように記憶している。
この予感が、松本から高速道路に乗った瞬間に確信から真実へと変わるんだよ。
なぜなら、高速道路上で前に車線変更してきた車があると、都度ブレーキを踏むんだわ。
自動の安全ブレーキが作動してる可能性もなくにはないが、往路では一切そんなことを感じなかったから、その可能性は否定できる。
そのため、山岳地帯でも若干の乗り物酔いのような気持ち悪さを感じていたが、いよいよ高速道路の移動でもそれが強くなるという悪い流れ。
往路の際は、高速道路上だったら文庫本で読書タイムだったのに。
まあ、客はドライバーを選べないし、ドライバーも客を選べないのはお互い様か。
(諏訪湖SAにて。ここまでの道中、雨には降られたが強くなることなく小雨で済んでいた。雨が強かったら、もっと遅くなったかもなww)
(談合坂SAにて。もしここでタコ焼きが売っていたら絶対に買ったのにな・・・というほど、めっちゃ探したんだよww)
【今回こそイライラすることは無いと思ったのに】
これまで、同乗の乗客にイライラしっぱなしの出来事ばかりだったが、まさかドライバーにイライラを誘われるとは。
長い時間イライラしたせいか、思いっきり寝たいはずだったのに全く寝られなかったというね。
こうなってくると、いかに往路で巡り合ったドライバーさんは、相当上手なドライバーだったんだなぁと振り返る。
同じバス会社でも、やはりこんな世界だからピンキリなんだと理解するほかなかった。
【PS】
往路で談合坂SAに停車した際、同乗者の中でむちゃくちゃ旨そうな「たこ焼き」を買ってきた人がいたんだよね。
その記事でも綴っているが、往路はおなかの調子が悪くて食するのを控えていたんだわ。
だから、帰りの談合坂では、ちょうどいい昼食時間になるから絶対買ってやろうと心に決めていたんだ。
だけどさぁ、そんなたこ焼きはいくら探してもないんだよ~。
そりゃあ当たり前で、SAは同じでも下りと上りでは、施設そのものが違うんだから。
オレもバカだよなぁ・・・
(これが当バスのタイムテーブル。注目してほしいのが、途中3か所の休憩ポイント。バッチリ遅延しているのに、各所10分超の停車。あげく最後の談合坂SAでは、ダライバーから15分休憩を指定してきたから、正直呆れたを通り越したんだった。そりゃ定刻に着くわけないよ。)
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