【(ほぼ)このためだけに福岡へ】
天麩羅処ひらお。
もちろんケンミンショーで何回もコスるほどの有名店であるから、ある意味知名度は全国区。
実は福岡って天ぷら天国で、この天麩羅処ひらおを含め3大チェーン店があるらしい。
とはいえ、このひらおで食せずにして福岡の天ぷらは始まらないと思い、どうにかやっと行くことができた。
今回も飛行機旅というかいつもの修行の折に行くことができたのだけど、ウルトラ割引航空券のはざまを縫ってチケットを買った結果、福岡で5時間の余裕ができたことから、今回はこのひらおを訪れてみることを決めた。
まあ勿論、福岡空港に来訪の度、訪店のチャンスを伺っていたから、思い立ってから2年半経っていくことが出来たというワケだが、この日の目的はここだけではなかったことはあらかじめ断っておこう。
【今回は(レンタカーで)本店へ】
今回、時間的には超ギリギリなんだけど強行して行軍の予定に入れた関係から、空港から最も近い本店をターゲットにした。
これは、もし前段の予定が後ろにずれこんだら、ひらおに立ち寄ることを回避するためなんだ。
なお、行列があったにせよ並び始めて飛行機の時間が迫ったら、行列から離脱して空港へ向かえばいいという発想ね。
そんなことで、この日の予定をこなしたら予定よりもちょっと早く着くことができ、70分の滞在予定時間を得たんだ。
(空港沿いにある県道の北側から来るならわかりやすいが、南側からだと実に分かりにくい。)
【色々悩むところ】
この本店がある空港の南側から県道を使って注意深く右側を見ているのだけど、ナビを見ていても通り過ぎてしまった。
やむなくUターンして目立つ看板のある箇所から駐車場へINする。
しかし、日曜日の13時という時間帯だったものの、案の定、店先には軒からあふれるほど行列あり。
だけど並んでても案外早いぞという口コミを信じて、帰りの飛行機の時間制限がある中、この位置から並んでみた。
(店舗入り口の軒から6~7名がこぼれる状態で行列があった状態で、オレも列に並んだ。30分くらいかなと見込んでいたが・・・)
食べ終わるまでのリミットが70分というギャンブルに賭けて並んでみたのだけど、最悪、食券機のある場所で判断してもいいやという気持ちで腰を据えて並ぶことを決めた。
列が進むときはまとめて流れるのだけど、案外止まって待っている時間も長く、ようやくたどり着いた食券機まで25分かかった。
正直、案外流れるというクチコミと自身の予想と異なり、時間はだいぶ経過するから冷や汗というかヒヤヒヤものでね。
ここで食券機だったら、70分中あと35分で食べて帰ればいいわけだから、なんとか間に合うかなぁと予測。
そこで思い切って、買うも買ったり1500円分も買い込んだんだよね、せっかく来たし(笑)
ところが、ここで想定外というか忘れていたことがあることに気づいた。
食券を買ってあと、ちょっと行列が進んだら、なんと店内にも20人以上の大行列が道路側の椅子に腰掛けていた。
これはかなり危険なことになることをすぐに予感。
いまさら1500円分も買い込んで、じゃあ帰りますというワケにもいかない。
もう後に引けないと待つも待ったり、結局、着席できたのは、並びはじめて42分後。
天麩羅の提供開始は実に50分後だった。(あと20分で店を出なければならない!)
(行列中の中継地点で食券機があってここでチケットを買っておかなければならない。初めてだからボリュームもわからず定番ぽいのを選択したんだ。)
(この画像は、公式HPにあるものをスクショして加工したものです。)
【1500円分の内訳】
訪れたこの日、酒類提供禁止だったが前述のとおり、レンタカーで来たこともあって飲むつもりはなかった。
だけど、炎天下と呼んでいい真昼に行列したこともあって、炭酸を欲したのでノンアルコールビール(300円)をチョイス。
レンタカーじゃなかったら、バッチリ飲酒しながら天ぷらを楽しみたかったのだが、事前調査で定食以外に天ぷら盛り合わせのメニューがなかったので、ここはスッキリと天ぷら定食(790円)を頼んだ。
HPの写真からだと、あまり天ぷらの大きさが分からなかったので、あと単品で2品追加したんだ。
せっかくなのでということと、きっとオレの胃袋のキャパから言って足りないだろうと推測して追加したわけさ。
・ えび (230円)
・ ささみ(180円)
以上、すべて合わせて1500円。
まあ贅沢な昼食になったけれど、おそらく美味しいのだからコスパ云々ではなくて大奮発ですよ。
【完璧な指揮と段取りに感服】
ようやく着席して、初の天ぷらが提供されるのだけど、天ぷらという料理もさることながら、揚げ台に立つ人たちの無駄な流れがない完璧なルーティーンに感心しきり。
これだけ客が激しく出入りしているのに、カリカリしている客も店員もいないのも頷ける。
揚げ台以外のスタッフの方も、まあ気の利くこと。
オレがノンアルのアテにいただいていた名物の塩辛があるのだけど、なくなりそうになったらどこからともなく、少し離れた揚げ台の人が「塩辛、オカワリ自由なんで!」と声をかけてくれるし。
本来はコロナ過でなければ、ツボごとテーブルに置いてあってセルフでつまむ塩辛だから、これっていつもより余計なサービスになるというのに・・・なんて素晴らしいんだ!!
(ノンアルが初めてうまいと思った瞬間かも。また塩辛を別に買っていく人も結構いたが、それも頷けるクオリティーで箸が止まらなかった。)
【さらに観察しながら食事を進める】
カウンターオンリーの店だが、ABCと3ブロックに分かれていて、それぞれのブロックに司令塔兼揚げ台担当者がいる。
真ん中のBゾーンが受け持ち人数が多いものの店長クラスのスタッフが配備されているとみえ、流れが滞ることはない。
それに一度提供が始まれば、間髪入れずにどんどん天ぷらが運ばれてくる。
定番の定食であってもボリュームがハンパない。
時間もなかったから味わうより、やけどするほどのスピードで食事を摂っていたが、それでも一度たりとも自分のテーブルの揚げもの置き場(天ぷら台)が、ラスト一品になるまで空になることは無かった。
(とにかくボリュームもハンパない。ネタが大きいこともあるけれど、揚げ方もベストで驚くばかり。ちなみに手前がキスの天ぷら。そういえばサバの天ぷらも人生初めて食べたよ!)
つまり、司令塔の人がそれらを見極めながら、ジャンジャン揚げているわけなんだよ。
それに、片っ端から挙げているから、油からの胃もたれもある前提で食べ進めていたけれど、それが一切無し。
あの大手天丼チェーン店が機械的に揚げているにも関わらず、たった一品で一発胃もたれするというのに・・・不思議。
揚げ担当者の視界の広さ、スタッフさんたちの教育が徹底されているあたりも感服。
まさに行列ができるお店だというのも納得。
お腹もパンパンよ、追加の単品は正直1つで十分いや不要だったかも。
今回は、味わって食べる余裕が一切無かったので味の評価コメントは控えるが、市民県民があれだけ待っても食べたいと思わせる理由はわかった気がするというもの。
勿論、またチャンスを見つけて・・・いや、福岡に来る理由としてまたここに来ようと思う。
次回は、本店なら空港からも歩いては来られるけれど、バスもあるからお酒と一緒に楽しみたいと思う。
ただ、さっと食べてさっと帰るのが暗黙のルールのようだし、そもそも盛り合わせのメニューもないからね(笑)
酒と一緒に天ぷらを味わえる程度のスピードで流し込んで、一気にメシで締めるという食べ方を今から考えておこう。
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