17歳のときに、納屋に拉致監禁され、7年が経過する女性と、5歳になる息子を描いた”ルーム”を鑑賞しました。
7年間、狭い納屋に閉じ込められ、毎週末、届けられる物資で生活を続けている女性と息子。
息子が死んだことにして、脱出を図ることで、無事、自由の身になったのですが、、、
脱出できた当初は、失ったと思った人生が続いたことに、本人も周囲も感謝していたのですが、時間が経つにつれ、どうして自分たちが失わなければいけなかったのかという怒りに直面するのです。
元の生活に戻ることができないことは理解しているのでしょうが、深層心理がついてこない。
確かに、自分が主人公の立場だったら、失った(と思った)命が繋がっているだけで有難い!と感謝をし続けることは困難であることは容易に推測できます。
しかし、テレビで報道される類似のニュースに対し、そこまでの感情を抱いていないのも、紛れもない事実。
当事者にならないと分からないことを、映画は、疑似体験させてくれています。
この疑似体験を通して、日常で発生する事件・事故への感度をあげていき、温かみのある世の中の創出に貢献してみます!
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