1980年代に実在した人物をベースにした”さらば愛しきアウトロー”をWOWOW鑑賞しました。
主人公の老人男性は、発泡も暴力も振るわず、銀行強盗を繰り返す人物。
人生を振り返ると、13歳の時に自転車泥棒で更生施設に入れられ、そこを抜け出してから、16回も更生施設や刑務所を脱獄して生き抜いた人物と描かれています。
脱獄後は、紳士的な銀行強盗を繰り返し、逮捕される瞬間ですら笑顔を浮かべ、人生を楽しみ幸せを味わったとのこと。
現代のルールでは、違反行為を繰り返し、周囲に迷惑をかけているという部分は感心できませんが、人生を楽しむという観点では、幸せな時間の過ごし方をしたようにも感じられる不思議な作品でした。
多分、自分自身が、自分の頭で思考し、本当はシンプルな事象を複雑にしているという自覚が強まったから、このように感じたようです。
自分の想定外の生き方をしている存在を知ることで、自分の思考の枠が揺らぐ。
ありがたい刺激をいただきました。
ありがとうございます。