幼いとき、交通事故で母親を亡くし、その事故の後遺症で作家の父親も病んでしまい、遺作を残して死んだ父親と娘を描いた映画”パパが遺した物語”をWOWOW鑑賞しました。
自分が運転する車で、同上した妻を失うことというのは、どんな境遇になるのでしょうね。
まずは、その部分への感情移入から、この映画は始まります。
自分が死ぬ方がラクなのでしょうが、そこを踏ん張り人生を歩もうとする父娘に、亡くなった妻の姉妹夫婦が親権に関する訴訟を起こすのです。
訴訟を通して、なけなしのお金も失い、生活が困窮する中で書き上げた一作が、父親の遺作になりました。
遺作は、娘への愛情がこもった一作。
少女だった娘は成人になっても、男性を愛することができないまま、一夜限りの関係を持ち続ける日々を送ってしまいます。
そんな中、父親の遺作をこよなく愛する男性と恋に落ち、本当の愛に気づき始めます。
その後も紆余曲折がありましたが、結局は、父親の遺作を愛してくれた男性を、心から愛することができるようになるのです。
父親が無償の愛を表現した一作を好きになった男性は、父親と同じ感性を持っていたということなのでしょうね。
であれば、私自身も愛をこめたメッセージを残さないといけないと感じた一作です。
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