特殊脳力:モノに宿った思念を読み取ることができる元お笑いタレントが、殺人事件を解明する映画”スキャナー”をWOWOW鑑賞しました。
過去の事実は、一つしかないのに、事実の記憶を捻じ曲げることで、あたかも捻じ曲がった記憶が事実かのようになり、怨念という感情だけでなく殺人事件まで引き起こしてしまうのです。
実世界においても、意識的に捻じ曲げた場合だけでなく、優しさからついた嘘や勘違いからでも、類似事象が起こりうると感じました。
出来事・事実には意味はなく、その出来事を勝手に解釈(思い込み)をすることで、間違って事実が伝わることの恐ろしさを感じた一作です。
ケント・ギルバートさんの本で学んでいる、大東亜戦争などの歴史的事実も、類似事象と呼べるのかも知れませんね。きちんと事実を調べる努力と、事実を直視する勇気を持ち続けたいと感じた一作です。