次女からススメられた、辻村深月さんの”オーダーメイド殺人クラブ”を読破しました。
物語は、中学生を取り巻く日常の中で芽生えた、殺害されたい少女と殺害してみたい少年が、殺害事件を企てることを中心に描かれています。
どうして、少女は殺害されたいと考えるのか。
そして、どうして少年は殺害したいと考えるのか。
この特異?な思想を持つ二人は、価値観が酷似しているからか、お互いの理解を深めていくのです。
価値観が違う多くの人から無視されたり、深く関われなかったとしても、たった一人でも深く理解してくれる人が存在しさえすれば、人間は生きていける!という強さを感じられた一冊です。
そのためには、自分を深く内省し、自分の価値観をしっかり把握する必要があり、その価値観を相手に伝える必要があるということも。
次女からの推薦がなければ、死ぬまでに読むことはなかったと思える本に出逢うことができたことに感謝の気持ちが湧いてきました。有難う!
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