第二次世界大戦でナチスドイツが略奪したクリムトの名画が持ち主の元に返還された実話をベースにした”黄金のアデーレ 名画の帰還”をWOWOW鑑賞しました。
訴訟を起こしたのは、米国に住む高齢女性と新人弁護士。
訴訟相手は、オーストリア国。
勇猛果敢に訴訟を起こし、その行動に共感してくれる仲間たちの協力により、なんとオーストリア国から返還を勝ち取るのです。
序盤は、米国内での裁判をしていたのですが、最後はオーストリアでの調停会で、事実を客観的に判断してもらえました。
もちろん、オーストリアのモナリザと言われるくらいの名画だったので、あの手この手でオーストリアに止めようと画策する人が出てきます。
が、最終的な調停員たちは、過去の過ちを認める勇気を持った方々だったため、持ち主に戻すという決断をされました。
一般的に、過去の過ちが大きければ大きいほど、認めることのハードルは高くなります。
この勇気を持てるかどうかは、人間として何が正しいのかという軸の有無にかかっているのだと気づかされた一作です。
人間として何が正しいのかという軸を見失うことなく生きていくことが大切なんですよね。簡単ではありませんが、、、
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