冷戦時のアメリカでの中米偵察活動をきっかけとした悪事の実話をベースにした”バリー・シール:アメリカをはめた男”を鑑賞しました。
民間機のパイロットだったバリーは、そのテクニックを買われ、CIAの秘密偵察機のパイロットとして引き抜かれます。
任務は、共産主義が侵攻している中米各地を偵察機から写真撮影すること。
順調に任務遂行し、成果を上げたバリーの元に麻薬組織から魔の手が伸びたところから大きく事態は変化していきます。
中米からアメリカに麻薬を密輸することに加わり、大金を手にします。
さらには、中米で共産主義と対立している組織にアメリカ国が武器を送ることも任務に加わり、その武器を欲しがっている組織に横流し。
ここでも巨額のお金が動くのです。
国家機密で遂行されたPJだけに、バリーは逮捕されても無罪放免。。。
悪事に手を染めると途中下車ができないという事実が分かりやすく描かれていました。
最後は、麻薬組織から命を狙われ、愛する家族とも一緒に暮らせない状態になり、幸せの本質に気づくことになるのですが、時すでに遅し。
麻薬組織が逃してくれることなく、射殺されてしまいました。
バリーの凄いところは、この事実を証言するビデオを残したこと。
これにより、今回の映画化が実現したのでしょうね。
どんな悪事であっても、歴史を正しく知り、学ぶことをする姿勢に、アメリカという国の素晴らしさを感じた作品でした。
最新の画像[もっと見る]