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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今日の一枚~チャンチンモドキの根付

2018-02-21 06:26:05 | 植物
先月大阪市大理学部附属植物園に行ったとき、受付横で見つけた素朴な根付・・
手作りらしいラベルには表にチャンチンモドキ、裏には大市大の文字。



そう、この根付はチャンチンモドキの種で出来ていたのでした。
薄茶色の種の底の部分には5つの小さなくぼみがあります。



種をまくと、この穴の一つから新芽が発芽するそうです。

チャンチンモドキ(香椿擬)
中国原産のチャンチン(センダン科)に葉の様子が似ていることから名付けられたそうですが、こちらは全く別のウルシ科。
日本では九州南部の一部に自生しているそうですが、今は絶滅危惧種となっています。

マイアルバムを探してみると、果肉の付いた実の写真がありました。
一昨年12月に木の下で沢山落ちているのを見つけました。



実をひっくり返すと、5つの赤い点。これが発芽点にあたるところです。
さわると粘ついて、手がねちねちになりました。




木を見上げると黄色い実がびっしり!




かなり大きな木です。




12月ですが一部葉が残っていて、確かにウルシに似たような羽状複葉です。




もうひとつ、昨年6月に撮った緑の綺麗な写真がありました。




見上げると・・・




ネットで調べたたら、雌雄異株で5月頃に赤っぽい花が咲くそうです。
ヒマラヤではこの実を漬物などにして食べたり、種を数珠にするとか・・・
ウルシ科というとかぶれそうですが、この木は大丈夫なんだそうです。
堅いので数珠はぴったりですね。
葉を化粧水にするという記事もありましたが、ちょっと勇気ないかも・・・


冒頭に紹介したこの根付、持つと幸運が訪れるとのウワサもあり、大切に持ち続けたいと思います。







コメント (14)
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