昨日に引き続き宇治川で見かけた実の特集ですが、今日は草ではなく木の実です。
今の時期やっぱり目立つのは木の実ですね!
写真を整理してみて、やっぱり秋っていいな~って思いました。
写真の出来不出来はともかく、とりあえず私が見た実のある光景をご覧くださいませ~
その1 もうすっかり赤くなったノイバラ(バラ科バラ属)の実
ノイバラは今回行った上流より、下流の河川敷に沢山生えています。
その2 この辺りの雑木林で一番優勢な種、アラカシ(ブナ科コナラ属)
今は若いどんぐりの最盛期。アラカシのどんぐりは帽子(殻斗)が横縞。
沢山あるので、どこでも見られます。葉の幅がシラカシなどと比べて広め。
このアラカシの近くには何やらピンクっぽい実がぶら下がっています。何でしょう?
その3 ヌルデ(ウルシ科ヌルデ属)でした~
実の周りが粉を吹いたように白くなっていますが、かつて信州では実を煮て塩のように食べたとか・・・
実際なめてみると塩辛いそうです。その勇気は全くありませんが・・・
ずんずん歩いてダムの手前、白虹橋を渡ります。
橋から眺める光景はなかなかのもの。
下の写真は、志津川が宇治川に合流するところ。このあたり見えている木の大半がアラカシです。
下流方向を眺めると、いつもの吊り橋のある光景・・・
さて、今度は右岸を下がります。すぐに現れたこの木は・・・
その4 まだ緑色のナナミノキ(モチノキ科モチノキ属)
クロガネモチとも少し似ていますが、葉が少し細長く涼し気な印象。
前にはアラカシばかりと思っていましたが、前に花の時期に歩いたとき、いたるところでナナミノキがあることを知りました。
ちなみに分布は関東以西、雌雄異株です。
ずんずん歩いていきます。
何やらチュンチュン、チッチ、ピーなどという小鳥の声が沢山聞こえてきました。
見上げると、沢山の鳥の姿が見え隠れしています。
何を食べているのでしょう。
その5 鳥の大好物らしいカラスザンショウ(ミカン科イヌザンショウ属)
カラスザンショウといえば、あの鋭いトゲのある木の幹を覚えておられるでしょうか。
この木の実が熟すと、鳥たちの大好物らしく、メジロやシジュウカラ、コゲラなどが集まってきていました。
何とか撮ろうと頑張りましたが、ほぼほぼ徒労に・・・首が痛くなっただけでした。
唯一姿が写っていた写真がこちら。やっぱり可愛い♪
楽しい散策もあと少し・・・
鳥の声を楽しみながら歩くことしばし、期待していたあの実を発見!
その6 宝石のような美しい実のクサギ(シソ科クサギ属)
なんだか羽根つきの羽根のように見えませんか? それとも妖精さんがびゅーんと飛びながら遊んでる?
さて、今日の木の実特集はいかがだったでしょう。
どの実がお好みですか?
私はどの実も可愛く、甲乙つけがたいです。
(次回最終回)
【撮影:2019年10月19日 宇治川上流】