今私が歩いているのは堤防の下の高水敷。
土手はきれいに草刈りされていましたが、点々とキバナコスモスが残っていました。
わずかに咲く植物には蜜を求めてチョウがやってきます。
この時期になると、食べることに必死でカメラを向けてもあまり逃げません。
コセンダングサにしがみつくキチョウです。
目を川側に向けると、藪の隙間から穏やかな水の流れが見えます。
周りには、ススキやヨシなど、いかにもの植物が茂っています。
先ほどの高水敷と川の間に、もう一本細い道ができていました。
いつも行く左岸とは違い、藪漕ぎではなく、ちゃんとした小道です。そこを進みます。
枯れたつる草が木々を覆っていました。何でしょう?
きょろきょろ見渡すと、たった一つだけですが、色づいた実が残っていました。
イシミカワの実です!
地面に目をやると、赤い実が・・・
こんなところに冬イチゴがあるとは思いませんでした。
赤くなっている実は少しですが、これから大きくなる実の赤ちゃんが沢山ありました。
上を見ると、青空にヨシの姿が!
行き止まりになってしまい、もう一度高水敷に戻ってきました。
そこで見つけたこの花、ホトケノザです!!
去年もそうでしたが、ホトケノザは典型的な春の花のはずなのに、最近は秋にもたくさん咲いています。
二期咲のホトケノザ、子孫繁栄ですね~
あ、やっと遠くに三栖閘門が見えてきました!
(つづく)
【撮影:2019/11/9 宇治川下流伏見区】