なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

やっと会えた!キクバヤマボクチの花~六甲高山植物園2019年11月(3)

2019-11-08 05:37:51 | 植物
本題に入る前にクイズです。
この可愛いポンポン綿毛は何の植物でしょう?
答えはこのブログの最後に・・・



ここからが今日の特集。いつ行っても蕾しかみられなかったこの花。
ついに咲いているところを見ました。
キクバヤマボクチ(キク科ヤマボクチ属)です!



がっつり開いて筒状花と総苞が荒ぶっていますね~
横顔も・・・



少し離れたところから・・こう見ると、ツートンカラーが結構オシャレ。



花が少ない時期なので、ハチが必死に蜜を吸いに・・・カメラを近づけても逃げません。



開きかけはもう少し優し気・・



調子に乗っていっぱい撮りましたが、これまでタイミングが合わず、初見だったのでついつい・・・
葉の裏に柔らかい毛が密生し、それを集めて火口につかったことから、「ホクチ」の名前が付けられたそうです。
というのはオヤマボクチの説明ですが、多分このキクバヤマボクチも毛が生えているので、同じように使われたのでしょう。
花は横向きから下向きに咲き、最初の写真のようにがっつりと開いている花は少なかったです。
結構背が高く、下の方の葉がキクの葉のように切れ込んでいるので、この名前が付けられました。
・・・ってこの切れ込み方って菊というにはちょっと・・・



園内いたるところに生えています。繁殖力が強いのでしょう。
萎みかけた花や・・



すっかり萎んだ花。これが徐々に綿毛に変わるそうです。冠毛が見えていますね。



ちなみに、「いつ行っても蕾」の蕾の写真です。これはこれで、結構風情があります。


(2018/8 六甲高山植物園)

キクバヤマボクチ特集はここまで!
それでは最初のクイズの答えです。
じゃじゃーん!



そう、ノコンギクの綿毛でした~
上の写真は、ちゃっかりロックガーデンで高山植物風に咲いていたノコンギクですが、この近くに同じような綿毛があって分かりました。
そういえば覚えておられるでしょうか。
ノコンギクとヨメナの見分け方で、ノコンギクには筒状花に冠毛があり、ヨメナにはないというのを。
なので、ノコンギクは花後に綿毛ができますが、ヨメナはできません。
なるほど納得の光景でした!

(つづく)

【撮影:別途記載したもの以外、2019年11月3日 六甲高山植物園】



 

コメント (13)
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