11月になってようやくお天気も少しだけ安定してきました。
そんな週末、いつもは上流側に向かって歩いていく宇治川を、反対側に下っていくことにしました。
宇治川を下流に行くと、伏見にたどり着きます。
京の伏見といえば古くは豊臣秀吉が伏見城を築城した地、京の造り酒屋がひしめく酒蔵の地・・・
そして、その昔は京都と大坂をつなぐ水運の中継地でもありました。
今回の目的地は、その港のあとの公園、伏見港公園です。
家からでは少し遠すぎるので、途中まで電車で行って山科川の下流から宇治川に向けて歩き始めました。
さて、どんな景色が見られたでしょうか?
第一回は、山科川が宇治川に合流するあたりの光景です。
この写真の右手は京阪電車宇治線、左手が山科川の河口付近、つまり宇治川との合流地点です。
草刈りされてそれほど間がないらしく、ほとんど何も生えていません。
それでも目を凝らすと、土手の下にはノゲイトウが・・・
わが家に咲いているのと同じ種類のピンクのノゲイトウです。
強いですね・・・葉が綺麗に紅葉しています。
後は今あちこちで花盛りのコセンダングサ。
もう種になっているものも多く、あの引っ付き虫が知らない間に服のあちこちに付く日も近いでしょう。
合流地点です。
ここからは宇治川の右岸の堤防上の歩道を行きます。
草刈りはされていない(かしてから時間が経っている)ので、植物を楽しみながら散策できます。
お、コシロノセンダングサじゃないですか!
上の方のコセンダングサと比較すればわかりますが、ほとんど同じです。
違いは、白い舌状花が5枚前後付いていること。
熱帯から温帯原産の帰化植物で、日本の暖かいところから順に分布域が増えているそうです。
そういえば、和歌山の白浜で数年前に咲いているのをみましたが、地元で見たのは初めてです。
ノイバラの実がいたるところで見られました。
まだ葉が青々しているので、緑と赤の取り合わせが綺麗です。
調子に乗って、沢山写真を撮ってしまいました。
木々の紅葉はまだほとんど見られませんが、マルバヤナギがオレンジ色に染まっていました。
まあ、これは葉が出てくる時からオレンジ色ですが・・・
どう? 結構下流も悪くないでしょ(by ハクセキレイ)
お散歩を続けます。
(つづく)
【撮影:2019/11/9 宇治川下流伏見区】