ずっと花がないない、と言い続けていましたが、原種シクラメンが六甲の木々の下にひっそりと咲き始めていました。
毎年お正月になるとつい買ってしまうガーデンシクラメンに比べて、花が華奢で野の花の風情があります。
原種シクラメンにはいくつも品種がありますが、ここに育てられているのはシクラメン・ヘデリフォリウム。
ヨーロッパ原産で、寒さにも暑さにも乾燥にも強い、とっても育てやすい品種だそうです。
こんなに寒くなっても可憐に咲いています。
暗いのに望遠で撮っているのでボケボケですが、遠目に見るとこんな感じで何もないみたい・・・
緑の葉っぱだけが点々とみえますが、これがツタ(ヘデラ)に似ていることから、ヘデラフォリウムと名付けられたとか。
何とか遠くの紅葉と一緒に撮ろうとしてコケた一枚・・・
こちらは、ミーツ・アート企画のアートが遠景に・・・
知らなかったら、鮮やかな色彩のおもちゃが無造作に転がっているようにも見えますが。
最後にひとつだけうんちく。
シクラメン(cyclamen)はサイクル(円)という言葉が語源だそうで、花が終わった後、花茎がくるくると巻いて種ができます。
観察会の先生がそのように説明しておられました。
なるほど!!
このシクラメンは種で簡単に育てることができるそうです。
しまった!販売していたのに、買えばよかった~
他にも、実にたくさんの品種があるようですよ。
(つづく)
【撮影:2019年11月3日 六甲高山植物園】