昨日はシックで秋らしいアオツヅラフジ(実は毒入り)を見ていただきました。
今日は同じく秋の定番つる植物、ノブドウの特集です。
アオツヅラフジの隣の木には、ノブドウがたくさん絡みついています。
先月行ったときにはまだ青から薄い色だった実が、きれいな宝石色に変化していました。
咲いているところです。
右側には昨日のアオツヅラフジ、左側にはノブドウが沢山。
ノブドウはブドウ科ブドウ属。日本全国に分布するつる性の落葉低木です。
昔はあまり見かけませんでしたが(気づいていなかっただけかも・・・)、空き地や水路の脇などでも普通に見かけます。
特に宇治川畔では、最近どんどん繁殖範囲が広がり、上流・下流を問わず、一面広がっています。
ノブドウといえば、この色とりどりの宝石のような実が有名ですが、本当の実の色は白。
色がついている実は、ブドウタマバエやブドウトガリバチなどの寄生虫が中に入っている寄生果だそうです。
白い実なんて見たことがない・・・
ヤマブドウと違って、ノブドウはおいしくないと聞きますが、それ以前の問題として、虫入りはヤダ~><
鑑賞するだけにいたしましょう。
山側に生えていたノブドウの実。
うっとり~
ところで、ノブドウは雌雄同株。そんな点でも、増えやすいのかもしれませんね。
同じ場所のまだ熟す前の実の写真です。
(撮影:2019年9月7日)
まだ青い実。
(撮影:2019年8月12日)
時をさらにひと月巻き戻すと、花が咲いていました。
(撮影:2019年7月21日)
わかりにくいので、花があるあたりをトリミング(無理やり^^;)
こうやって見ると、同じブドウ属なので、ヤブガラシにも似ていますね。
雄しべと花弁が落ちると、まるでろうそくのようになります、
さらに2か月巻き戻してみると、新緑の川辺に初々しい新芽・・・
(撮影:2019年5月26日)
ノブドウの一生、これからどうなっていくのでしょうか。
そのヒントがこの写真に・・・
(ヒントじゃなくて、そのものという意見も・・・)
2年前の12月の様子です。
このままリースにしてもシックで素敵でしょうね~
(撮影:2017年12月16日)
ノブドウの一生、いかがでしたか?
最後にお気に入りの「ノブドウと青空の一枚」をどうぞ!
(撮影:2017年8月13日)
【撮影:特に記載したもの以外、2019年10月19日】